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十三夜母の真似して団子捏ね
今宵は十三夜。と、気付いたのは、帰りの電車の中で、スーパーに行ってみたけれど、それらしいものは調達ができなかった。
十三夜。かつて母は季節の行事を欠かさない人だった。母というのは、そういう人をいうのかもしれないが、今はそういう人も少ないのかもしれない。
とりあえず、調達できるものはなかったが、団子粉で、月見団子は作った。作っているうちに、子供のころの母の指図を思い出した。
話は変わるが、この、noteは、実は介護のことを書こうと思って、始めたのだけれど、介護がたいへんな時代は細かなことを書く時間もなく、今は入院してしまったので、面会時間30分では、あまり書くこともない。というか、まだうまく書くことができない。しかし、こうした月見のような年中行事に接すると、ふと思い出すことができる。
俳句も同じように、季語から引き出される記憶がある。母は菊膾の好きな東北生まれの人だ。
母の手はいつも濡れをり菊膾