赤みをメイクで隠す
今回は「赤みをメイクで隠す」方法を書きます。
現在わたくし自身が水疱瘡痕の肌の凹みと色調トラブルに悩まされており、それらをカバーするために試したさまざまな方法とコスメの中から、実際に効果があった諸々について書いて行くシリーズ第二弾となります。
水疱瘡痕に伴う赤みに限らず、長引く肌色トラブルで深刻にお悩みの方にも参考にして戴けたらという想いがあるため「赤み」と云う大きな括りで書かせて戴きますね。
実は、既に一度「肌色のトラブルをわかりにくくする技」について書いているのですが↓
この技を毎日毎日広範囲におこなうと、使用アイテムが多分一週間ぐらいでなくなっちゃいます。
しかも、範囲が広がるほど・箇所が増えるほど技の難易度は上がりますし、凹みが隠せる訳でもないので、ポイント用として考えて戴きたいです。
今回お教えするのは、
凹みを伴ったり・広範囲・箇所が多い赤みを隠すのに適した技
になりますので、わたくしのように赤みや色素沈着の赤黒さが頬全体どころか顔全体に広がっているような方は、こちらをお試しください。
と云う訳で、先に効果をお見せしてしまうとこんな感じです↓
これは何をどうやっているのかと言うと、色調を整えてむらをなくして行く作業をするんですね。
そうなんです、むらが消えて行くため、写真を撮っても何をやっているのか大変非常にわかりづらくなってしまうので、今回は逆に、むらがない部分を使って工程の解説をしていきたいと思います。
近頃って「このフィルターは加工感が強くなくてiPhoneデフォみたいなのに色白ピンク肌にしてくれる♪」とかそんな事ばっかり言ってる人が多すぎて何が本当の事なのかわからなくなってるじゃないですか。
でも、だからこそ!
わたくしは現実と対峙するためにメイク技を炸裂させたいので、今回も出て来る画像は全てNO加工・NO修正・NO調整です。
また、取り上げる全ての商品をお買い上げ戴いたとしても、わたくしには何の利益も入って来ませんので、どうぞ安心して買ったり買わなかったりしてくださいね。
それではまず、必要なアイテムをお伝えします。
詳細は後述しますので、取り急ぎ簡潔に。
・カラー下地
・カラーパウダー
・アイシャドウブラシ程度のサイズのブラシ
・分厚いスポンジ
・自分の肌に合ったパウダリーファンデーション
そして、何をやるのか簡単にお伝えしますと。
テクスチャーの異なるアイテムを薄~く重ねて行くんですね。
まあ赤みを隠す事に限りませんが、カバー力の高いアイテムひとつで何かを隠しても瞬発力しか発揮できないからです。
撮影など、ごく短時間でしたら問題ないと思いますが、日常生活において
カバー力のあるコンシーラーやファンデーションを全顔に塗って、隠したい部分には更に重ね塗りという事をすると、時間の経過+表情ジワ+乾燥&油分により、隠したはずの箇所がヨレたり浮いたり、ひび割れたり、毛穴に落ち込んだりしてヴィジュアル的にはかえっての事になってしまうんですよ。
厚塗りしたものをお直しするのは非常に難しいですし、何よりも厚塗り感は「美しい」と云う印象を著しく妨げます。
と云う訳で、こういった事を全力で避ける技となっております!
では、具体的な方法にうつります。
少し乾燥感のある仕上がりになりますので、スキンケアの段階で、ご自分に合った方法で、しっかり保湿をしておいてください。
そして5分以上経ってから顔全体に日焼け止めを塗ります。
特に色のつかない、なるべく無色透明に近い日焼け止め推奨です。
5分も待てない方は顔全体をしっかりティッシュオフしてください。
土台がズルズルベタベタしていたら美しい外見は構築できないからです。
必ず肌表面がペトペトしていない状態で次のアイテムを塗るように心掛けてください。
下地効果のない日焼け止め製品をお使いの方は、ここで特に色のつかない、なるべく無色透明に近い化粧下地を顔全体に塗って、また5分以上待ってください。
そうしたら、カラー下地の出番です。
普段お使いのファンデーションの色が
標準色 or 標準色よりも明るい方はグリーン
標準色よりも暗い方はイエロー
を選んでください。
カラー下地って何色でも、塗りのばすと結局白に見えてしまうものが非常に多いので、強めに色付くものを紹介しています。
実際はこんな色ですよ↓
赤みを消すにはやっぱり黄色が効果的なのですが、本来の肌色が明るい方はすこーし明度を下げる事でも赤みが和らぐのでグリーンの下地は有効です。
逆に、本来の肌色が暗めの方は土台に緑色が入るとグレーっぽく濁って見えてしまうので、土台から黄色を取り入れたほうが肌色がすっきり見えます。
と云う訳で、どちらか1色で大丈夫ですので
上の画像のように、手の甲に少量出して一旦塗り広げます。
そして、このぐらい薄くついた状態の指先で↓
赤みを隠したい部分にだけくるくると塗ってください。
一定方向に伸ばしたりトントン叩き込んだりするのではなく、
色々な方向からくるくる優しく擦り込んでよくなじませるのです。
それでは実際に、この部分でやっていきますね。
AとBに色の付かない日焼け止めを塗ったあと、
Bだけにグリーンの下地をなじませました↓
Cは素肌です。
この段階では何の効果も見えませんが、次に進みまーす。
凹みや傷跡などをコンシーラーで隠してください。
具体的な方法は前回の第一弾で書きましたので、それを参考にして戴きたいのですが、こういったツールを使って↓
なるべく本来の肌色に近いコンシーラーを最小限の量だけ使う事を心掛けてください。
保ちや、後々の見た目を悪くする原因になりますので、今回の場合
コンシーラーを指で塗ったりぼかしたりするのは厳禁です!
コンシーラーが塗れたら、その部分だけにパウダーをつけます。
色が付く事を謳っていないルースパウダー推奨です。
パウダーをよく揉み込んだパフをこのように持って↓
コンシーラーを塗った部分にフタをするように、薄く、でも確実に、つけてください。
人差し指でコントロールして、下の画像の赤丸の範囲ぐらいずつつけるようにするとやりやすいですよ。
こうしてせっかくコンシーラーで隠した部分は不用意に指で触らないようにしましょう。
また、凹みや傷跡などポイント的に絶対に目立たなくしたい!という箇所がない方は、このコンシーラーの工程は省いてください。
重ねるアイテムが少ないほうが、より崩れにくくなるからです。
これは解説のために、ほくろを隠してみました↓
わかりやすいよう、肌より赤みのある色に調整したコンシーラーを塗って、その上にだけパウダーをつけました。
ちょっとこれでは「隠そうとしている事」がバレバレですよね。
本当は、コンシーラーはご自分の肌色ジャストに混色するのが正解です!
お間違いのないよう宜しくお願いします。
さて。
ここまで出来たら、遂に今回の特殊アイテム・其の壱の登場です。
「カラーパウダー」とさせて戴いたコレなんですけど↓
なんと黄色のパウダリーファンデーションなのです。
セフラ株式会社 ポルトA パウダーファンデーション の
7号 コントロール という色です。
レフィルが440円という吃驚価格なので買ってみたのですが↓
すごく丁度良いです!
ルースパウダーやチークやアイシャドウでも黄色のものはありますが、
わたくしの今回の技には色付き加減と質感がなかなか合わなかったもので。
もう、赤みを隠したい方は全員コレを買ってください。
ちなみに、専用ケースはちょっとレトロ過ぎたので、わたくしは全く別の物にさせて戴いております。
これをどう使うのかと言いますと。
赤みが気になる全ての部分に、まずはポンポンと軽くつけます。
先程コンシーラーで隠した部分も赤みがあるのであれば、上からつけます。
ツールは、広範囲ならパウダー用のパフ、狭い範囲ならアイシャドウブラシ程度の小さいブラシを使ってください。
ブラシをお持ちでない方にはコレがおすすめです↓
何故なら、この後コレを使うからです。
ぼかすためのブラシなので、パウダーを肌になじませるのに最適なのです。
以前、別の記事でも紹介したほど、わたくしはコレを気に入っているのですが、110円でこんなに使いやすいブラシが手に入るなんてすごすぎます。
そのせいか、とんでもないぼったくり価格で売っている輩が確認できましたので、皆様くれぐれもお気を付けくださいね。
とは言え、絶対にこの商品を使ってねと云う訳ではありません。
要するに、あまりコシのない、つくし型のブラシが使いやすいと思います。
はい、では、これを使って行くんですけれども。
なるべく柄の後ろのほうを持って↓
軽~く優しいタッチで色々な方向にさすって、先程つけたカラーパウダーを肌になじませるのです。
パウダーを払い落とすような動きをしてはいけません。
絶対に力を入れず、優しくさするだけです。
すると、こうなります↓
黄色のパワーにより、コンシーラーの赤みもわかりづらくなりました。
この状態になったところで、ご自分に合った色&質感のパウダリータイプのファンデーションを使うと、あまり不自然にならず赤みを隠す事ができるのです。
ほら、このように。
最初よりちょっと範囲が広がってしまいましたが
A:日焼け止め+ファンデーション
B:日焼け止め+カラー下地+
コンシーラー+パウダー+カラーパウダー+ファンデーション
C:全く何も塗っていない素肌
となっております。
この肌を実現するためには、特殊アイテム・其の弐が必要です。
それが「分厚いスポンジ」なのですが。
現在売られているスポンジの中で最も分厚いのがコレかと↓
パウダリーファンデーションは本来、付属の薄っぺらい(失礼)スポンジを肌にすべらせて塗るものなのですが、それってお肌にトラブルがない人用の使い方です。
こちとらトラブルをしっかりガッツリ隠すのが目的であって、本来の塗り方なんぞしている場合ではないのですよ。
お肌に圧をかけちゃいけない事だって知っていますよ?
だから負担がかからないように、とびきり分厚く肌触りの優しいスポンジを使う事を指定しているのです。
と云う訳で。
まずはこれぐらいパウダリーファンデーションを取って↓
最初に、下の画像の黄色の部分にポンポンとつけてから↓
スポンジをこのようにしっかり持って↓
少し圧をかけながら、肌にファンデーションを押し込んで行きます。
半顔ずつやりましょう。
お顔の外周(画像で白く塗ってある部分)以外の部分に、
スポンジをキュッキュッと細かく細かく押し付けてください。
決してすべらせず、そして、ぎゅうぅぅ~と押すのでもなく、
色々な方向から軽めに圧をかけて、肌に乗っている全てのものを圧着させるイメージで、押して押して押しまくってください。
すると、毛穴も消えますし、何よりファンデーションなどがものすごく取れにくくなります。
めんどくさい事にそれが見た目の不自然さに繋がってしまいますので、
最後は必ずお顔の外周に向かって軽く細かくスポンジをすべらせてぼかしてくださいね。
それでは、仕上がりを素肌と比べてみましょう。
かなり自然に黄色みを足せていると思うんですけど。
実際に赤みとか隠した顔の全体像を見てみたいのにな?
という方は、こちらの記事の有料エリアにお進みください↓
わたくしが凹みと赤みとドス黒さをメイクで隠した顔を出していますよ。
わたくし、元々皮膚が薄いせいか頬が赤くなりやすかったんですけどね、
水疱瘡以来、頬だけにとどまらず顔全体が赤くなってしまったんですよ。
水疱瘡痕の色素沈着のせいでもあるので、皮膚科医からは時間の経過で良くなると言われていますが、林檎(NOT椎名さん)みたいに可愛らしい感じはなく茹で蛸レベルで本当に不安です。
でも、このメイクで隠せています!
それゆえの無料公開ですので宜しくお願いします♡
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この下にある「スキ♡」と云うやつを押すと当たりが出るかも知れません。当たりには、決しておすすめという訳ではないのですが、わたくしが気に入っている化粧品の商品名が書いてあるのです。それでわたくしは「当たり出た人いるかな~♪」と楽しい気持ちになれるので、押してみる事をおすすめしておきます。