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あの件について書きます
どうしましょう!
今回も真面目な事を書いてしまいそうです。
最近SNSで話題になっていた件が気になって気になって。
どの件ですかって?
それは……
・少女漫画雑誌「ちゃお」にてベスコス大発表と称してANNA SUI COSMETICS・PAUL&JOE・JILL STUART Beauty・L'Occitaneのコスメが大紹介されている件
・小学生が総額2万円近いプチプラコスメをリストアップしてサンタさんへのお手紙としたものを親が披露した件
・プチプラコスメは小学生用だと言ってデパコスしか使わない女子高生が存在しているらしい件
まあ2番目については、小学生ではなくネタのために大人が書いたんでしょうね☆と野暮なことを先に書いちゃいますけど。
メイク研究家として、わたくしの個人的な見解を書きたいのです。
まずですね。
声を大にして皆様に言いたいのが。
コスメとはメイクをするために使う物なので、使い方によってはおかしな顔になるものであるという事です!
こういう事を言うと笑う人がいるんですけど、笑っている場合ではないんですよ。
だってこれは真実なので。
小学生のメイク良い・悪い以前に、これを教えなきゃダメですってば。
コスメを使っておかしな顔になる可能性だけでなく、基礎化粧品を使った事で肌に異常が出る可能性だってある訳です。
本来、大人が子供に教えるべき事って、こういう事だと思うのです。
「ちゃお」って大人が作ってるはずなんですけど。
問題の件は美容雑誌「美的」とのコラボ企画らしいのですが、それなら尚更よろしくないですね!
一体何の力が働いているのか全くわかりませんが、掲載されている美容のプロを名乗っている人たちの信用は失くなるわ、コスメブランドのイメージは下がるわで誰も得しない企画すぎて恐ろしいです。
本当に美容のプロが携わっているのであれば、スキンケアについての正しい知識つまり肌がおかしな状態になったらそれは化粧品や自分ひとりで解決できる問題じゃなくて体質やホルモンバランスが原因だったりするので、おうちの人に言って皮膚科に連れて行ってもらうのが大切だよそれって恥ずかしい事じゃないんだよとか、紫外線を防ぐ方法や唇を保湿する方法といったスタンダードな情報を載せるべきです。
それに、小学生の女の子がターゲットの漫画雑誌は、お姉さんや妹ちゃんがいる男の子も読むので、彼らを卑屈な気持ちにさせないためにも、情報を無闇にキラキラやふわふわでコーティングしてわかりにくくしないでほしいと思います。
多様性の時代ってそういう事だと思うんですけど!
て言うか。
大人でもこういう事がわかっていない人が多すぎますね。
高級なデパコスを使えば肌荒れやニキビが治るという間違った思い込みをしていたり。
子供の頃から正しい情報にアクセス出来るよう大人が導いてあげられる社会になってほしいと心の底から願っています。
そして、やたらコスメを欲しがるお子様は将来美容系の職業に就きたいのではないかという考察を踏まえてのお話なんですけれども。
もしそうであれば、親御さんはお子様にコスメを買い与えるよりも、美的感覚を磨く術を教えるべきなのではないかと思うんですよね~。
感覚って一朝一夕では掴めないものですので。
小学生でも素敵な便箋に綺麗な文字で丁寧なお手紙を書けるぐらいの美的感覚を持っていないと、その先諸々厳しいと思います。
コスメを手に入れたからって、綺麗になれる訳ではありません。
デパコスを持っているからといって、その人自身が素敵になる訳でもありません。
これらの誤解も相変わらず全然解けていなくて悲しいです。
プチプラコスメばっかりでみじめに感じている人も、デパコスばっかりで得意気になっている人も、どちらも間違っていますからね。
何がどこがどうして間違っているのかは、この記事で書いてます
ので、気になった方は是非お読みください。
また、プチプラコスメとデパコスの違いは、実はこの記事
で書いておりますので、宜しければどうぞ。
デパコスって、体験とセットになっているものなのです。
現在はネットショッピングのおかげでわかりにくくなっているんですけれども。
本来はデパートのコスメカウンターで接客を受けて購入できるのがデパコスです。
たとえて言うなら、回らないお寿司屋さんみたいだと思うんですよね。
自分で注文しなければいけませんし、支払い能力だけでなく、旬やその時のおすすめもあるのでコミュニケーションが欠かせないからです。
子供だけで回らないお寿司屋さんに行っていたのは、わたくしは鈴木福くんしか知りません。
何が言いたいかというと、デパコスって子供にはハードルが高いという事です。
だから、そのハードルを乗り越える気概があるなら高校生でも行けばいいと思います。
社会人になると、メイクの頻度が上がってコスメが消耗品になる事でコスメに対する認識や感覚も変わって来ますし。
子供の、というよりも、人間の成長過程において、さまざまな考え方があるというのを知る事ができる世の中を望みます。
どうやらわたくしは、こんな事ばっかり考えているようです。
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この下にある「スキ♡」と云うやつを押すと当たりが出るかも知れません。当たりには、決しておすすめという訳ではないのですが、わたくしが気に入っている化粧品の商品名が書いてあるのです。
それでわたくしは「当たり出た人いるかな~♪」と楽しい気持ちになれるので、押してみる事をおすすめしておきます。
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