九龍モスクのOpen Day
先週末、尖沙咀彌敦道沿いにある
九龍清真寺(Kowloon Masjid and Islamic Centre)の
公開日の見学に行きました。
Wikipediaによると、香港には現在30万人の
イスラム教徒が住んでいると言われています。
公開日は年1回
今回の公開日は、自由見学ではなく、
先ずはイスラム教についてのレクチャーがあり
その後グループに分かれての見学となりました。
レクチャーは広東語で、イスラム教へのイメージアップの為、
イスラム教は怖くないからね〜!!と
笑いを交えた感じでソフトな雰囲気で行われました。
イスラム教、ユダヤ教、キリスト教
今回の公開日は、キリスト教神学校に通う友人からの情報で知りましたが、
聖書(主に旧約聖書)と、コーランで扱われる預言者は、かなり重なり
興味深いです。
つまり、ユダヤ教徒も重なる訳です。
イスラム教、ユダヤ教、キリスト教は元々
同じ神様(創造の神)を信仰する一神教で
共通点が多いです。
但し、解釈が異なります。
英語の個人ガイドで見学
廟内見学は広東語グループと一緒かな?と思いましたが
神学校に通う友人が、英語通訳の人を探して来て
個人ガイド状態で、サクサクと自由に見学する事ができました。
今回ガイドされた方は、インドネシア人男性で
予め私が日本人でクリスチャンだと断りを入れましたが
友好的に接して頂いて良かったです。
聖書との違いも色々解説して頂きました。
イスラム教・中東の文化には興味があり、
旅先でモスクを見学する事がありますが、
ガイドさんに癖がある人が多く、面倒だと感じるのも正直なところ。
ガイドさんはイスラム教の国の中でも割と緩い、
インドネシアの方なのか?
香港在住のせいか?分かりませんが、
ゴリゴリの感じではなく、リラックスして見学できました。
戒律が割と緩い、インドネシアの方ですが
ハッジ(巡礼)に、2回行かれたそうです。
ハッジには大巡礼の他、ミニハッジもある事を
初めて知りました。
写真には出しませんが、この他、女性限定の
「スカーフ体験コーナー」もありました。
トルコで見たスカーフ、憧れでした。
ガイドさんが「最後に何か質問は?」と聞かれて
「イスラム教の国、色々ありますが、平和であることを望みます」と
答えますと、
「そうですね。インドネシアだと、平和なんですけどね」と
私も本当にそう思います。
九龍モスク、派手さはないですが…
九龍モスクは今まで中に入りたかったけど
公開日のタイミングが上手く掴めず、
今回初めて中に入ることが出来て良かったです。
情報を教えてくれた友人に感謝です。
香港最大の九龍モスクですが
今まで旅行で見学したモスクが、有名で巨大でしたので
最初は、あれれ?地味かも?と思いましたが、
考えてみたら、イスラム教徒が多数派の国ではなく、
これだけの規模があるのは立派かと、納得しました。