就活@バルセロナ

息子もやっと6ヶ月を迎えたので、ぼちぼち就活始めました。なにしろこの大大不況スペイン、若者の失業率は既に60%超、つまり10人に6人は仕事がないという状況で、すぐに希望の仕事が見つかるとも思えない。

当面は自分の経歴を活かしたデザイン関係の仕事を探すつもりなのですが、日本人であることに何もメリットがないどころか、むしろ現地人と張合うというデメリットの方がでかいんじゃなかろうか。特にスペイン語ネイティブじゃないという点で。

キャリアのあるファッションデザイナーの現地の友人ですら、産後仕事が見つかるまでに一年半を要したと言っていたので生半可じゃない印象です。日々求人見てるのですが、一つのポジションに300〜1000人応募者がいるのもザラ、、、。ということで善は急げ。まあ子供もまだ小さいので見つからなきゃそれはそれで、可愛い盛りの子供の側にまだいたいという気持ちもあるし、のんびりやるつもりです。

実は妊娠中の方が仕事したくてたまらなかった私。悪阻期の前後に英語のCV、カバーレター、(当時はフランスにいたのでスペイン語バージョンはいらんと思ってた)、ポートフォリオサイト作成、求職サイトへの職歴掲載などを一通り済ませていたので、やっとこの時が来たとばかりに求職サイトで数件応募しちゃったのですが、、色々準備不足があることに気づいて後で焦ることに、、、

一昨日とある会社のセクレタリーから電話面接をしたい旨連絡があり、その日の午後に即、人事から面接の電話が。スペインが本社の会社とはいえ、外国人と見るやいなやメールも電話も英語で来ることもあるのでどっちで来るかとヒヤヒヤしていたのですが、結局スペイン語でした。危ないあぶない。英語はここ10ヶ月全然使ってないからかなりやばいことになっているのです、、。

んで電話面接の最後に「次選考の為に、CVのpdfとtitulación académica(大学の卒業証明書)メールで送ってください。」と言われ、スペイン語のCVを「書面で」用意するのを忘れてたことに気づきました。しかも作品集も多少書面で用意したい。更に大学の卒業証明書どこやったっけ、証明書のスペイン語翻訳もせねば、、とばたばた。慌てて子供を義母の家に預けに行き、家事もそっちのけで準備。夜は子供が基本1,2時間おきに泣くので眠れず丸2日ほぼ完徹のWalking dead状態で準備完了、送信。後日、無事に二次面接に呼んで貰える事になりました。わーい。

そうこうしてるうちに妊娠中にスカイプ面接してくれた別の一社からも「今週面接どう?」と連絡が。何故重なる、、、しかもこっちは米企業なので間違いなく英語面接だと思われる。担当者はスペイン人のくせに毎回英語でメール書いてくるし。ということで最近我が家の公用語を英語にしようと頑張ってます。

ところで、日本を出てから海外って日本よりも学歴社会なんだと気づきました。例えば大卒じゃないとダメとか、XXの学士取ってないとダメとか。専門職に関しては、なのかも知れませんが。

例えばバルセロナはメーカーインハウス、特にファッション業界のグラフィックデザイナーの求人が広告業界のそれより多い気がするのですが(多いって言っても日に1件新しい求人出るか出ないかの世界。。)、学歴にテキスタイル専科がないとダメとかで、普通のグラフィックデザイナーの経歴じゃそっち方面には割り込むのは難しそうです。

そんなこんなで滑り出しはぼちぼちの就活ですが、色々大変そうです。スペイン社会で働いてみたいし、こっちで仕事見つかったら見つかったで嬉しいけど、まだ子供に手がかかりすぎるかな。ということで今のところは修行だと思って精進します。結果が全てじゃないのだ。

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