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ちえ彦劇場(2)/死語の世界 #2

死語変換してみた(2)

いつの間にか、聞かれなくなった言葉。
いつの間にか、変わってしまった言葉。
その置き去りにされた言葉を
人は『死語』と言ったりします。
今回も、『言葉遊び』ということで、
現在の言語表現?を『死語』に変換してみました。
前回の続き、第二弾です。
お楽しみあれ。

標準バージョン(変換前)

今日は、久しぶりのデート
とは言うものの、
彼氏の買い物に付き合うといった感じ。
つい最近まで、ニートだった彼が、
晴れてサラリーマンになったので、
スーツを買いに。
センスがない彼なので、私が見立てをすることに…。
とりあえず、デパートへ。
一張羅になる可能性があるので、
オーダースーツを提案したんだけど、
予算オーバーという返答。
さすがに、ローンは勧めませんでしたが…。
経済観念がしっかりしているとは思いますが、
「ちょっとケチなのかも…?」
とついつい考えてしまう…。
それならばと、
既製品の中でも上質感のあるモノをセレクト
我ながら、ナイスと思ってしまいました。

その後、イタリア料理をごちそうになりました。
と言っても、カフェパスタなんだけど…。
彼は、左利きなのですが、
食事の時は右手を使っていました。
「キチンと教育されたんだ
とちょっとだけ感心してしまいました。
パスタを食べていると、
先日、Eテレの料理番組で、
小麦粉から作る手打ち生パスタ麺を
取り上げられていたことが、
ぼんやり思い出されました。
私には、出来そうにないのだけれど…。
それと、スプーンを使ってたべるのは、
本来、マナー違反ということも、
言っていたっけ…。
(その食べ方は、日本だけらしい)
食事を終え、
ちょっとレストルームでお化粧直し。
さて、この後どうしようか?
カップルらしく、ペアシートで映画鑑賞?
それとも…。

死語バージョン(死語変換)

今日は、久しぶりのランデブー
とは言うものの、
ボーイフレンドの買い物に付き合うといった感じ。
つい最近まで、プータローだった彼が、
晴れて月給取り(勤め人)になったので、
背広を買いに。
垢抜けない彼なので、私が見立てをすることに…。
とりあえず、百貨店へ。
一張羅になる可能性があるので、
あつらえを提案したんだけど、
予算オーバーという返答。
さすがに、月賦は勧めませんでしたが…。
経済観念がしっかりしているとは思いますが、
「ちょっとしみったれなのかも…?」
とついつい考えてしまう…。
それならばと、
吊るしの中でも上質感のあるモノを選定
我ながら、天晴れと思ってしまいました。

その後、イタ飯をごちそうになりました。
と言っても、喫茶店スパゲッティなんだけど…。
彼は、ギッチョなのですが、
食事の時は右手を使っていました。
「キチンとしつけられたんだ
とちょっとだけ感心してしまいました。
スパゲッティを食べていると、
先日、NHK教育の料理番組で、
メリケン粉から作る手打ち生パスタ麺を
取り上げられていたことが、
ぼんやり思い出されました。
私には、出来そうにないのだけれど…。
それと、さじを使ってたべるのは、
本来、エチケット違反ということも、
言っていたっけ…。
(その食べ方は、日本だけらしい)
食事を終え、
ちょっとかわやでお化粧直し。
さて、この後どうしようか?
アベックらしく、アベックシートで映画鑑賞?
それとも…。

正式な場では、スプーンを使うのはNG(子供と同格の人だと思われてしまうようだ)

※変換参照(標準⇒死語)


デート ⇒ ランデブー
彼氏 ⇒ ボーイフレンド
ニート ⇒ プータロー
サラリーマン ⇒ 月給取り・勤め人
スーツ ⇒ 背広
センスがない ⇒ 垢抜けない
デパート ⇒ 百貨店
オーダースーツ ⇒ あつらえ
ローン ⇒ 月賦
ケチ ⇒ しみったれ
既製品 ⇒ 吊るし
セレクト ⇒ 選定
ナイス ⇒ 天晴れ
イタリア料理 ⇒ イタ飯
カフェ ⇒ 喫茶店
パスタ ⇒ スパゲッティ
左利き ⇒ ギッチョ
教育される ⇒ しつけられる
Eテレ ⇒ NHK教育
小麦粉 ⇒ メリケン粉
スプーン ⇒ さじ
マナー違反 ⇒ エチケット違反
レストルーム ⇒ かわや
カップル ⇒ アベック
ペアシート ⇒ アベックシート

※あくまでも、個人的な主観なので、
 変換前の言葉が『死語』だったりする?
 のかもしれません…。
 ご理解いただけると、幸いです(笑)

追記

あたり前の言葉だと思っていたハズが、
実は『死語』だった…。
年を重ねるごとに、
このような経験をしてしまうことも
あるかとは思います。
近頃、横文字や短縮などの言葉が横行していて、
言葉のサイクルが加速されている感じも否めません。
それも致し方ないことなのかもしれませんが、
『死語』の中にも、
良い言葉がたくさんあるように感じてしまいます。
今回、色々と思い出しながら、
変換してみたのですが、
『死語』なのに、
逆に新鮮に感じるモノがあったりして、
なかなか面白い経験だった気もします。
機会がございましたら、また続きを…。
今回は、
この2本で一時終幕とさせていただきます。

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