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「流浪の月」凪良ゆう著 読んでみた 

読んでみての感想。書評とかできないし、しない。わたしの思ったことを書いてみるだけ。

漫画やアニメが好きでよく読んだり見たりしているけど、原作を読んでみると、もっと面白いことがあると知り、最近本を手に取ることが増えた。

図書館で予約したこの本、人気で予約してから2か月くらい待ったと思う。年末にちょうど借りる順番がまわってきたので早速借りてきて、返却までの2週間で読み切れるかと心配していたけれど、読み始めたらするするとのめりこんだ。

印象深い登場人物達。彼らをとりまく世界。それは小さく、そして途方もなく大きく。本人たちのコントロールできないところで話が進んでいく。

改めて、自分の思い込みで、人のこと、世のなかのこと、決めつけてるところあるよなあと、反省させられた。

人の気持ちはその人にしかわからない。
なのに、わかった気になって、代弁者にでもなったように、話して「あげてる」自分に気づいて、なんと、なんと自分は偉そうなんだろう、おこがましい、と少し落ち込んだ。

けれど、例えば子供の場合、大人が代弁してあげたほうがいい時もあるだろう。でもその時でも常に、果たしてこれは私の思い込みではないか、そう思いたいだけ、ではないだろうか、って思う気持ちは持っておきたい。

お話の内容を少しだけ書いていいならば、苦しさの中にも少しの救いがあり、読み終えたときほんの少し安堵した。

少し重たい雰囲気のお話ですが、おすすめの一冊です。

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