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大好きな三次元の推しから距離を置いた話
この記事を見て下さってるかたにお訊きしたいんですが『推し』は居ますか?
『推し活』っていう言葉がメジャーになっている昨今、三次元なり二次元なり2.5次元なり、アーティスト、アイドル、芸能人、スポーツ選手だったりと、『推し』という存在が居る人は少なくないと思います。
私には二次元の最推しと三次元の最推しが居ます。
今回はタイトルにある通り、今から約一年ほど前に、大好きな三次元の推しから距離を置いた話です。
推しまくってた頃の私
私には三次元に大好きな推しが居ました。仮にMさんとします。
「居ました」っていうと思いっ切り過去形みたいですが、現在進行形で好きです。Mさん以上の存在なんて今後現れないだろうなと思っています。
距離を置く前は、出演作品はどんな小さな物でもチェックして、X(旧Twitter)は毎日チェックしてリプライしてパブサして、ブログやインスタも毎回チェックしてコメントして、イベントに参加したり、生配信をチェックしたり、Mさんと同じ物(化粧品や食べ物など)を購入したり、誕生日にケーキを買って盛大にお祝いしたり、Mさんが掲載されてる雑誌を何冊も買ったり、ファンレター出しまくったり……、という感じでした。
なんかもうぶっちゃけ恋に近い感情を抱いていたかもしれない。相手は女性ですし、私も女性ですし、私は異性愛者ですけども。
こうやって書いてると、私キモすぎるな!?
なぜ距離を置いたのか
そんな大好きなMさんとなぜ距離を置いたのか。
それは、自分がどんどんと嫌な人間になっていくのが怖かったからです。
Mさんを推している間は本当にとても楽しくて毎日が充実していたんですが、その反面、少しずつマイナスの感情も生まれていました。
例えば、「他のファンの人もやってるから自分もやらなきゃ」「他のファンの人も買ってるから自分も買わなきゃ」「他のファンの人も行ってるから自分も行かなきゃ」と義務感を覚えてしまったりとか。
その反面、やろう、買おう、行こうと思っても、Mさんが出演している作品が自分の苦手な作品で何も出来なかったりとか(私の場合、Mさんの一番の代表作とも言える作品がとても苦手だったのが致命的でした)(好きになろうとしたけど無理でした)
そしてその『Mさんが出演している作品だけど自分の苦手な作品』を楽しんでいる人を羨ましく思う、を通り越して怨めしく、憎らしく思ってしまったりとか。
ぶっちゃけここまではまだ良かった。
極めつけはMさんに対してほんの一瞬でも「なんでこうしないんだろう」とか「なんでこうしてくれないんだろう」と感じてしまったことです。
例えば、Mさんが生配信をするという時に「インライでいいのに」とか「YouTube使えばいいのに」と感じてしまったりとか。
今思えば「そんなんMさんの勝手やろ!お前みたいないちファンは黙って供給受け取ってりゃええやろがい!このボケナス!」って感じなんですけど。
そういう「なんでこうしないんだろう」とか「なんでこうしてくれないんだろう」とかの感情が頭の中を過ぎ去った瞬間、自分はいつかMさんの反転アンチになってしまうんじゃないかと恐怖しました。
そして、Mさんと距離を置こうと決めました。
距離を置いた今……
私はMさんの情報を一切追わなくなりました。
でもまだまだMさんのことは大好きですし、大ファンです。冒頭にも書きましたがMさん以上の存在なんて今後現れないだろうなと思っています。
いまは月に一回くらいMさんの名前で検索し、事務所のページを閲覧したり、ブログやSNSにザッと目を通す程度です。
Mさんの出演作品は全て見る、という生活を送っていた以前と比べて「Mさん出てないかな~?」とぼんやり思いながらドラマ、映画、ゲームなど各種エンタメを楽しんでいるという感じです。
距離を置いたことを後悔はしてません。
決断した直後ぐらいはしんどかったですが、だんだんと時が経つにつれて「このほうが私に合ってるな」と思えるようになりました。
いま、本当に、自分の人生を賭けても構わないくらいに心から大好きな推しが居るかた、ほどほどにしときや……?
楽しんで推してるならそれでいい。人生が彩られるならそれでいい。でもほんの少しでも自分の中にマイナスな感情が生まれてしまったら、とりあえず距離を置いたほうが良い、と私は思います。
距離を置いて「やっぱりガッツリ応援したい!」「なんか物足りん!」って思えたらまた情報追えば良い。私みたいにのんびり遠くから眺める応援にシフトしても良い。
でも、もしも、何かしらの違和感を覚えたら、ひとまず一呼吸置いてみるのって、すごく大事だなと今では強く感じます。
さいごに
それはそうと、だいぶ前にMさんの事務所の公式ページを眺めていたら、Mさんが昇格?していたことに気が付きました(『準所属』から正式に『所属』になっていた)
以前までの私だったら「祝いじゃーー!!!皆の者!!!宴じゃーーー!!!!!」って言いながらホールケーキを買って来て一人でクラッカー鳴らしながら踊り散らかしてると思います。
でも今は心の中でそっと「おめでとう」と呟くだけに留めました。
とりあえず、もう一度だけここでお祝いの言葉を述べようかと思います。
Mさん、昇格(この言いかたで合ってるか分かんないけど)おめでとうございます。これからも陰ながら応援しています。
ここまで読んで頂きありがとうございました。