「もしかして、うつ病?」
薄らぼんやりと名前は聞いたことはあるけれど、いざ自分が患ってみると右往左往することだらけ! 今回は実際に自分がうつと診断されるまでの経緯、症状、経緯について書きたいと思います。
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1.はじめに
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「これは、うつ病ですね。」
2022年の秋、受診した診療内科の医師からそう告げられた。元々真面目でもなく
「深く考えたところで人生なるようにしかならん!」
という自分の性格からしてうつ病とは無縁だと思っていました。また、現代病とも言われ珍しくもない心の風邪みたいな病気という認識でしたので、
「薬を飲めば治るだろうし、なんとか乗り切ることができるだろう。これまでも色々あったけど乗り切ってきたし!」
と割りと前向きに考えておりました。ところが、このうつ病とやら中々厄介な病気で思ったように治療が進みません。治療開始から約1年が経過していますが、現在もなお治療中です。本noteでは自分が実際に体験した治療の過程、症状、社会的な問題点、今後の課題について綴って参ります。同じ境遇にいる方々の参考になれば幸いです。
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2.うつ病とは何か?
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簡単に言ってしまうと「気分障害」のひとつです。大小あれ人は生きていれば、楽しいこと、辛い事、悲しい出来事が発生し、気分の浮き沈みが起こります。それでも好きな趣味で気分転換すれば、嫌な出来事や仕事での不満など薄れてしまいます。私の場合は、自宅でゲームで遊んだり、友達とバイクツーリングや海外旅行などを楽しんでリフレッシュをしていました。また、大好きだった父が他界したときは本当に悲しみの底に突き落とされましたが、時が過ぎていくことで自然に心が癒やされていきました。
しかし、うつ病の場合はこのような自然治癒的な回復効果がまったくありません。
次第に趣味も楽しくなくなり、何もしたくなくなります。食事をすることすら辛い状況になり、死んでもう終わりにしたいとすら考えるようになります。仕事や日常生活に多大なる支障がでる前に医師の受診をオススメします。
※詳細については専門家が書いた記事が多数あると思いますのでそちらをご覧ください。
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3.うつ病の診察は何科に行けばいいのか?
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私の場合は近所の「診療内科」のあるクリニックで診察していただきました。精神科でも治療はしてもらえるようですが、病院により得手不得手があるようなので、まずは電話で症状を伝え治療が可能かどうか聞いてみるのがよいと思います。外出が本当に嫌になるので、なるべく近くにある病院がよいです。
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4.どんな症状が現れたか?
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最初に現れた症状は「不眠」です。頭も体も疲れているのに全然眠れない。眠れたとしても3時間程度。なので「疲労」がドンドン蓄積し疲れやすくなり、常に体がだるい状況です。
最悪のコンディションですから当然仕事のミスが連発します。なので、上司やクライアントから詰め寄られさらに精神的に追い込まれ、「ネガティブな感情」で頭が一杯になりアイデアどころか労働意欲が枯渇し、「すべてを放り出したくなった」ところで、
「あ、これ自分の精神状態は普通ではないな」
と気がついたわけです…。
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5.うつ病になった原因を考えてみる
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私の場合は5年という短期間に、以下の大イベントが重なった事が原因と思っています。
父親の入退院、看取り介護
母親の怪我による入退院、リハビリ
妻の難病治療(難病治療については別途お話したいと思っています。)
家事全般
長期に渡るプロジェクトと在宅ワーク
経済事情
コロナ禍による外出制限
どれもストレスなのですが、まとめて降り掛かってきたのは本当にしんどい。どれも気を抜くわけにはいかないし、気分転換をする余裕もなかったので色々な意味で限界だったのかもしれません。
次回は治療の初期段階について書きたいと思います。
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