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着物の魅力って何?私が着物に恋した3つの理由

こんにちは、さないです。

最近、私は週1~2回くらいのペースで着物を着ており、なぜかコロナ自粛期間中にさらに着物愛が過熱w

在宅ワークが続く間は平日も着物を着ようかと思っている今日この頃です。

けれども実は、20代半ばくらいまでは全然着物に興味がなかったんです(笑)

なさすぎて成人式に振袖も着てないし、遡れば七五三も着物着たくなくて大泣きしたくらいw

そんな私がなぜ着物に惚れ込んだのか。

今回はその3つの理由をまとめてみました。

カジュアル着物のファッション性が高すぎる

まず、カジュアル着物の存在を知ったことが大きかったです。

着物っていうと、素人目線でみるとイコール礼装なんですよね。
結婚式とか成人式、卒業式で着るような感じの。

でも、そもそも着物は普段着でもあったわけで、礼装しか存在しないってことはないんですよね。よく考えれば。

けれども、そんなカジュアル着物に出会う機会がなく、はじめて私がその存在を認識したのは20代半ばを過ぎたころ。

当時の職場の人がアンティーク着物にハマっているという話を聞いてから、礼装以外の着物があるんだと初めて知りました。

大正ロマンなアンティーク着物から戦前に一世を風靡した銘仙など、今までの着物のイメージを覆すような、モダンで大胆なデザインに心を射貫かれました。

しかも、着物や帯は基本的にほぼすべて同じ形なのに、着こなしや組み合わせによって、無限にオシャレの可能性を発揮できるんです。本当に驚き。

洋服ではちょっと難しいような色合わせや柄合わせも、着物なら意外とできちゃったりするんです。

私は洋服だと無地とかモノトーンとかシンプルなものが多いんですが、着物だと本当に色んな色や柄を使います。もちろん苦手な色や柄もあるんですが、洋服に比べるとかなり自由度の高さを感じます。

そんなファッション性の高さが、私を虜にした着物の魅力のひとつです。

意外と安い

安い着物の存在を知ったのも、着物のハードルを下げたポイントの一つでした。

着物っていうと、呉服屋さんで何万円もする高級なものを買わなきゃいけないというイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか?

けれども実は、ポリエステルなどのプレタやリサイクルであれば、数千円いや、もっと安いところだと数百円単位でも購入できるんです!!

↓ちなみにこの着物はリサイクルで3,000円だったもの。
古いものなのでちょっと汚れはありましたが、ちゃんと絹なのでもともと物はいいものです(^^)

特に最初は自分にどんな着物が似合うのか、どんな帯や小物を持っていれば便利なのかわからないこともあると思います。
そのため、最初から何万円もする着物を買うのはちょっと気が引けることも。

だから、普段着の場合は安い着物で色々試してみて、まずはコーディネートを楽しみながら、自分に似合う色柄や着こなしを研究するのもひとつの手です。

かつて益若つばさちゃんがしまむらのアイテムだけでめちゃくちゃオシャレなコーディネートしてた感じに近いかな?

私も持ってる着物や帯もほぼほぼプチプラです(*'▽')b

長く着れる

着物は長く着れます。

しっかりメンテナンスしていれば着物は100年持つといわれています。
親子三代で同じ着物を着ているなんてこともよく聞きますし、今出回っているアンティーク着物も100年越えですが未だに着れるものもたくさんあります。

しかも、帯や小物を変えるだけでガラッと印象を変えられるので、年齢を重ねても同じ着物を何年も着ることが可能です。

そんな今トレンドのサステナブルをけん引するような、エコかつフレキシブルに楽しめるところも、着物の魅力だと感じています。


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伝統の技が光る一級品から、手軽に楽しめるプチプラまで、多彩な魅力で楽しませてくれる着物の世界。

そんな長年受け継がれてきた日本独自の衣服を“生きた文化”として残すためには、礼装だけでなくルールにとらわれない普段着としての着物文化も残すべきだと私は思っています。

でないと、いずれはミュージアムに展示されるだけの“過去の文化”になってしまいます。

着物がファッションとして人々の心を豊かにするひとつの拠り所であり続けられるよう、微力ながら私も着物を着ることで貢献できればと思っています。