三味線音楽にのって、語り唄います〜新内浄瑠璃〜
はじめまして。
鶴賀㐂代也(つるが きよや)と申します。
新内浄瑠璃という
三味線音楽にのって、語って唄う芸能を学んでいます。
江戸時代には、今で言う路上ライブパフォーマンスとしても
一斉を風靡したそうです。
今は舞台などでもご覧いただけますが
今回は、ラジオでの放送をご案内させていただきます。
12月26㈰の朝5:00〜
NHKFM「邦楽百番」
また「らじる☆らじる」では約1週間ほどご視聴いただけます。
演目は
「落語八景」
「明烏〜雪責め」
の二曲です。
二曲目の「明烏」は、
時代を経て落語や
映画の題材にもなっていますね!
お話の展開は全然違いますが、
大元は新内浄瑠璃だと言われています(*^^*)
さて、今回の放送は
新内如月派一門での出演です。
浄瑠璃 鶴賀㐂代寿(写真中央)
鶴賀㐂代丸(写真左から二人目)
鶴賀㐂代也(写真一番左・私🙇♀️)
三味線 鶴賀㐂代寿郎(写真右から二人目)
上調子 鶴賀㐂代三郎(写真一番右)
お時間がございましたら、どうぞご視聴のほど
よろしくお願い申し上げますm(_ _)m
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【あらすじ】を簡単に記します。
「明烏〜雪責め」
新内節の本名題は
『明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)』で、
1772年(安永1)
初世鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)作詞・作曲。
3年前(明和6)に江戸・三河島で
吉原蔦屋(つたや)の遊女三吉野と
浅草蔵前伊勢屋(いせや)伊之助
(幕府の御賄方(おまかないかた)伊藤家の息子ともいう)が情死した事件を、
山名屋浦里(やまなやうらざと)と
春日屋(かすがや)時次郎の情話として脚色したものです。
借金の方に売られてきた浦里は自由の身ではありません。
しかし、その束縛された生活の中でふと出会った時次郎に
心惹かれ互いに愛し合う…
恐ろしい廓のおきての前に
二人の恋の行方は命がけとなりました。。。
山名屋の遊女・浦里と、馴染み客の時次郎は
部屋で忍び合っています。
二人はやがて男衆にみつかり
時次郎は表へ突き出されてしまいます。
浦里と抱えの禿(かむろ)みどりの二人は
見せしめのために雪の降る庭の古木にしばりつけられて、
廓の亭主に厳しく意見をされます。
浦里はみどりをかばいつつ、
隣座敷から聞こえてくる唄に楽しかった昔を忍び
涙に暮れるのでした。
と、そこへ、時次郎が塀を乗り越えて
二人を助けにやってきます。
みどりを小脇に抱え共に逃げ延びようとします・・・
が、それは夢でありました。
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二曲め「落語八景」は
色々な落語がオムニバス的に散りばめられています。
小言が大好きな家主・幸兵衛さんが主人公の「小言幸兵衛」
放蕩息子に説教しすぎて大喧嘩になった親旦那が、
気晴らしにお茶屋へこっそり遊びに行って、
当の放蕩息子と鉢合わせする「親子茶屋」
夏の飲み物で熱いのが良い!とされる甘酒を売る甘酒売に、
「暑いなら日陰あるきな」とからかう「甘酒屋」
うぶな若旦那がいやいや行った吉原で、
なぜか花魁とすっかり馴染みになってしまう「明烏」
(新内の明烏が元になっていますが、
落語らしく楽しいお話)
暮れの掛取り(集金)にやってくる酒屋の番頭を
なんとか追い返そうと、
番頭の大好きな芝居で煙に巻こうとする「掛取万才」
呉服屋の主人・五兵衛に
「お嬢さんは弁天様、ご主人は大黒様、
扱う品が呉服(五福)で七福神がそろってますね」
と持ち上げる「七福神」
富くじが大当たり!
うれしくなって裃を着て脇差をさし、
長屋のあちこちへ正月のご挨拶。
口上に「御慶!」を連発する「御慶」
などが歌詞になっています。
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