#かなえたい 夢
「浄土メタバースを創る」
浄土メタバース
「浄土」は人類最高の所産と考えています。仏教徒ばかりでなく世界中の人々に解放されるべきものでしょう。浄土は人間の営為から生まれましたが、「最小作用の原理」と言う自然法則から見ても頷けるものです。
代表的な浄土が大乗の仏説阿弥陀経に詳しく描かれており、多くの寺院で礼拝に利用されています。
現在計画している浄土は「現代に相応しい浄土」で、基本的には仏説阿弥陀経とは異なります。これを3次元CGによるメタバース技術で実装し、日本はもちろん、20億人とも言われる世界中のネット住民が自由に参詣し、礼拝できるようにします。
(1)浄土は人生の目的地である
目的地が明確なら、いつでもどこでも最善の生き方を見つけることができる、迷うことが無い。
(2)建設地
太陽系宇宙のラグランジアン点に浄土を創建する。ここは無重力で常在不変の空間であり、常在不変を基本とする浄土の建設地として最適である。
3)浄土の国土モデル
国中に5万の寺院が存続し、7800万人の門信徒が暮らす日本列島をモデルにする、国土交通省が国土の3次元CG化を進めているのでこれを利用する。
(4)台上伽藍
国土の中央に、四方に階道を備えた台地を設け、アバター収容数数万の阿弥陀堂、釈迦堂および法蔵堂の三殿を3次元CGで構築する。
ア〕阿弥陀堂では、ホログラフィーを利用した巨大な阿弥陀仏を創作して、参拝者が阿弥陀仏の足元を堂行できるようにする。
イ〕釈迦堂では、釈迦牟尼の待機説法を実演する。
ウ〕法蔵堂では、法蔵比丘が世自在王菩薩の前で礼拝、讃嘆して、衆生済度の決意を述べる場面を実演する。
浄土メタバースのはたらき
(1)一度に数万の人(アバター)が参詣できる
国内の寺院がすべてメタバース礼拝を導入した場合、この程度の収容能力が必要になる。
(2)釈迦牟尼の対機説法を聴聞できる
釈迦牟尼は、話す相手の話を聞いたのちに和顔愛語されている、小乗仏典からテーマを選び、順に実演する。この対話法は人間関係が複雑な現代人には参考になることが多いだろう。
(3)法蔵比丘が、どのように衆生救済の請願を打ち建てて実現したかを学べる
法蔵は、諸仏の国土と人々の良し悪しを調べ、長期に亘り精進して四十八願にまとめ上げて、これらを成就された。これは人間本来の難問に取り組む際の典型的なプロセスで、現代でも通用する。法蔵比丘から学べることは多く、現代人のロールモデルとしておすすめである。
(4)生き方に迷う現代人を導く
時空において、出発地と目的地が定まれば必ず最善のルートが求められる。これは人間の情報空間においても成り立つ。新人式や入社式ではよく「大志を抱け」と励ますように、人生の目的地が定まれば必ず「より良い生き方」が見つけられる。釈迦牟尼の八正道はその一例である。
夢をかなえて得られる未來
浄土メタバースは、サグラダファミリアのように幾世紀にわたり成長するものと考えています。
当初の浄土メタバースが供用に付されれる段階で、想定される未来の姿を述べてみましょう。
(1)「メタバース礼拝」が導入されると、お寺の法座は一新され、日本仏教は復活する
従来の「内陣礼拝」に加えて、浄土をメタバースで礼拝する「メタバース礼拝」が導入されると、法座の講師は臨場感あふれる浄土メタバースを好んで利用するようになる。その理由は、法話の訴求力が格段に高まり、講師の負担が軽減されるからだ。
参会者はヘッドセットをつけて、講師アバターに従い法蔵比丘や釈迦牟尼の実演を見ながら、講師の説法を聴聞する。さらに、本願寺の実装が実現すれば、住職アバターの案内で本山の法座を聴聞できるようにもなる。こうして、本山と末寺の交流が盛んになる。
このような状況になれば、若者の関心が高まり、神社の初詣のように気軽にお寺に集まるようになる。そして、実際に説法を聞いてみれば腹に落ちることがあるだろうし、ブディズムの真髄に触れるだろう。
(2)世界中のネット住民がブディズム(智慧主義)あるいは仏教に関心を持つようになる
近年、インバウンドの日本文化への関心が高まっており、浄土メタバースに参詣できる寺院は新たな観光スポットなる可能性が高い。「メタバース礼拝」の体験は格好の土産話になるだろう。アニメやマンガに次いで、浄土メタバースが知られるようになる。
(3)ブディズムは全体最適で本質的に争いの種はない、ブヂィズムが広まれば世界中で争いが減少する
普通の宗教では、教祖はその地理、気候、民族性における最良の生き方を説くことになる。結果的に、教えの内容は個々別々で、全体最適から離れていわば局所最適に止まる。この局所最適同士の間のわずかな相違が深刻な争いの種子を生む。
ブディズムは局所最適な宗教の上位概念であるから、基本的にこれらの相違を統合し融和するはたらきを備えている。
夢を実現するための課題
浄土メタバースは「小さく産んで大きく育てる」方針ですが、課題は山にようにあります。
当面の課題を以下に述べます。
(1)積極的にデジタル化が進められている寺社などの文化財へのアクセスを確保すること
文化財のデジタル化は文化財の保存が目的で、流用には消極的である。しかし、日本仏教の衰退を止める良策が見当たらない現状では、「メタバース礼拝」にこれまでに無かった関心が生まれる可能性はある。これを掘り起こすことが当面必要である。
(2)「メタバース礼拝」に対する仏教界の理解を得ること
浄土のメタバース実装は先例がないので、予見できない種々な意見が生まれると予想される、あらかじめ手当をして置くことが肝心である。
(3)資金調達の方法
浄土メタバースが認知されるまでの初期段階の資金調達が当面の課題です。
世間に認知されればファンドレイジングなども可能ではないでしょうか。
(4)メタバース技術の見極め
メタバース技術は発展途上である、ARではあるがすでにメガネ型セットも開発されている。メタバース礼拝の実用化にはこの型式が必要なので期待している、さらに画質も4K程度が望まれる。
なお、初期モデルとしては現在販売されているものを使用し、本格化するに従い精度の良いものを使う考えです。
以上
最後までご覧いただきありがとうございました。
#浄土メタバース #ブディズム5.0 #浄土は人生の目的地