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私のキャリヤーはエンジニアリング、技術統括です。 最近はブディズムの研究と実践に力を入…

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私のキャリヤーはエンジニアリング、技術統括です。 最近はブディズムの研究と実践に力を入れています。20年ほど前に知識システムの研究開発で起業し、知識概念構造化の有限概念要素法を開発しました。この間、目覚ましいAIの進化がありパラダイムは知識から智慧にシフトすると感じています。

最近の記事

自己紹介2(改A)

    • 老年の回向《えこう》とは何か

      回向は、覚者《覚醒した人》が善行の功徳を他者に振り向けることです。 分かり易く言えば、目に見えない社会貢献ですが、長寿社会の隅々でさまざまに行われている。 心と身体が絡む認知・介護問題は、これと言う有効な対策が無く社会に重苦しい暗雲を投じている。一つの対策として、老年にスポットライトを当てる「回向」を考えて見ます。回向は老年の存在意義を高め、社会に光明をもたらせる可能性がある。 認知・介護は、本来、身体よりも心の問題なのに、実際には信教との絡みで正面からの議論を避け、もっ

      • 民主主義は何が足りないか

        老生は、ラスト30の中ほどですが、人並みに解脱もします。 近年の世界混迷を見て、「民主主義に何か足りないところが有るため」ではと気付きました。 トンボの眼鏡で、その足りないものを調べて見ました。 民主主義には「他を思いやる慈悲」が無い 民主主義の法制度は、海に浮かぶ牡蠣イカダのようだ。イカダは、生身の人の海に支えられているのに、生身を顧みない。慈悲を考えず、法の網を潜れば良いと言い、やりたい放題だ。 民主主義は、オール愚民では成り立たない 民主主義の理念は「法の下に平

        • 現代らしいメタ浄土を創る

          仏道《ほとけのみち》では、覚醒した人はブッダと呼ばれ自分の浄土を築きます。その代表が法蔵比丘《ほうぞうびく》の極楽浄土です。 わたしは、ラスト30の中ほどを生きる老年です。 10年前から、仏道を実践していますが年々覚醒し、今は般若《はんにゃ》の境地にいます。 未来のために何かをしたいと強く思います。 長年のCAD、CAEの経験をもとに、新技術のメタバースを利用して「メタ浄土」を築く計画を思い付きました。世界中の人々が自由に参拝する「メタ浄土」の夢です。メタ浄土の主人は阿弥

        自己紹介2(改A)

          花ひらく広島のサッカー文化(3)

          平和の形象《かたち》を創る Peace City Lord Cup 新しい「平和のかたち」として「Pece City Lord Cup」の創設を提唱する。 人間は「かたち」が無ければ、名称だけでは何ごとも認識できないのです。 平和も同じです、平和と言う言葉《名称》だけでは平和の何たるかを認識できません。認識して納得しなければ人を動かすことは難しい。 「平和の祭典」と呼ばれた五輪は、永らく平和のかたちとして称賛され、人々を鼓舞してきました。しかし昨今では、戦争に揺

          花ひらく広島のサッカー文化(3)

          花ひらく広島のサッカー文化(2)

          サッカーに備わる「平和のこころ」 サッカーは「乱暴な手を縛る」特異なスポーツです。何でもありのラグビーから分離して、独自の進化を遂げました。世界の競技人口は2億5000万人で世界最大のスポーツです。 歴史的に、イギリスのパブリックスクールや大学で愛され、「紳士のスポーツ」とも言われます。 両手を後ろ手にして、身を挺してゴールを守るディフェンダーを見ると、平和を守る人々と重なり、「平和を守る」とはこういう事なんだと教えられます。 顔面でボールを弾くことも有りますから、よほ

          花ひらく広島のサッカー文化(2)

          花ひらく広島のサッカー文化(1)

          エディオン ピースウイング広島 スタジアム #️⃣サッカー文化#️⃣ピースウイング広島#️⃣サンフレッチェ#️⃣ はじめに 2026年の北中米W杯2次予選、日本vsシリア戦を観戦しました。 満席の大観衆が見守るなか、英語、シリア語、日本語の選手紹介のアナウンスが流れるのを聞き、紛れもないA級国際試合の雰囲気だと実感しました。これで広島のサッカーが世界にデビューしたと思うと感無量で涙が出ました。思えば、被爆後79年に及ぶ長い道のりです。 原爆投下後には、70年間草木も生

          花ひらく広島のサッカー文化(1)

          2度目の人生:ラスト30

          はじめにラスト30とは人生100年時代の最後の30年間のことです。 ラスト30は人類の創造力で実現した新事態です。従来の人生とは全く異なる人生ですからそれまでの常識が通用しません。2度目の人生は最初の人生の延長では無く2度目の誕生と考えて、新たな決意のもとに生きて行かねばなりません。日本人は世界で初めて2度目の人生を生きるのです。 ラスト30の一番の違いは何でしょうか。それは心身の機能が一様に低減するプロセスだと言うことです。もちろん、多少の上下変動はあるでしょうが、一様

          2度目の人生:ラスト30

          ブディズムの真の姿を訪ねる

          はじめに ブディズムは「竹槍《たけやり》精神と言うトラウマ」の中にいる我が国の復活に欠かせない重要なピースであると考えています。問題は長大な歴史をもつブディズムの本質をどのように現代に伝えられるかです。 タイトルの写真は、ことしG7の舞台となった宮島の遠景で、島の稜線が釈迦の寝姿に似ているので寝釈迦と呼ばれて親しまれています。ブディズムはインドからはるばるここまで来ています。しかし、時代の壁が立ちはだかり、本当の姿が見えないのです。 ブディズムは2500年前に、ヒマラヤ

          ブディズムの真の姿を訪ねる

          わたしのブディズム 5.0

          #創作大賞2023 #エッセイ部門#ブディズム5.0 #帰依システム#ニルバーナ#ダルマの世界#三眼透視#浄土メタバース はじめに わたしは科学、工学、数学でガチガチの人間で、コンピュータは何十年来の友達です。 万策が尽きたとき、自責に迷うとき、拠りどころを探します。この世を終えても帰る所が欲しいと思います。 冥府とか地獄には堕ちたくありません。 この世を生き抜く「正しい生き方」は何か、「生きる意義」は何かとも自問します。 ブディズム5.0は、既存仏教から若者を遠

          わたしのブディズム 5.0

          自己紹介(3)

          今回は私の言説のもとになっている死生観に触れてみたいと思います。死生観は「生きる意義」を規定し、正しい生き方を探るもとになります。 基本的には、ブディズムの死生観を踏襲していますが、現代的な表現にするために、科学の知見と数学の集合の概念を導入しました。このような試みはあまり見られないと思いますが私の個人的な死生観を述べるために必要なものです。 生命循環モデル:The Model of Life Circulation ブディズムによれば生命には2つの循環モードがあります

          自己紹介(3)

          自己紹介2

          私の日常を紹介し、そこから何を学んでいるかを話せば私が何者かご理解頂けるのではと思います。 体調の管理 家族に勧められて、3年前から#Apple Watchを利用しています。これが思わぬ優れもので今では頼りきりです。当初は酸素濃度〈さんそのうど〉が測れると言うので関心を持ちましたが、今では#最大酸素摂取量〈さいだいさんそせっしゅりょう〉#VO2maxを体調管理のベースにしています。 日常の運動は、屋内&屋外ウオーキングと巣中ウオーキングを交互にします。屋外ウオーキングだけ

          自己紹介2

          智慧で生きる時代《3》

          ブディズム実践〈じっせん〉の智慧 実践で得られる智慧のいろいろ ブディズムは1から10まで身体を使う実践です。従って、ブディズムの修行で得られた思索、洞察、悟り、智慧などは科学的に言えば最低一回は実証されています。サンガで議論されたものは文殊の智慧になるのです。 称名念仏の智慧 家庭で行われる行はまず南無阿弥陀仏の称名念仏です。ここで大切なのは声を出して『なむあみだぶつ』と阿弥陀仏に話しかけることです。これを恥ずかしいからと言って口の中でぶつぶ言ったのでは効果がないので

          智慧で生きる時代《3》

          自己紹介

          初めて2回投稿しましたので私の投稿のスタンスを説明し、ご理解を得たいと思います。 私が智慧にこだわるには訳があります 大所帯の設計部長をしていた時に、ある会合で知り合いになった設計部長さんが『我々の仕事は環境を整えることだよね』と吐露されたのを聞きハッとしました。経営は人・物〈設備)・金と言いますが、経営の良し悪しを言う時に目が人に向かい、あれこれと『おせっかい』を焼くことになりがちです。本当は仕事の環境を整えてから言うことです。この部長さんの言葉を聞いて自分がやるべきこ

          自己紹介

          智慧〈ちえ〉で生きる時代(2)

          ブディズム〈仏教〉の「智慧べース」を見てみよう ブディズムの智慧ベースは智慧海《ちえうみ》です。智慧海は経蔵、律藏、論蔵の三蔵〈さんぞう〉から成ります。よく知られている西遊記の主役である玄奨三蔵法師の三蔵はこの三蔵のことです。三蔵法師は三蔵に通じた偉い僧ということです。三蔵はサンスクリットにしても漢字にしても文字で表現されていますから、ぞの限りにおいて知識ですが、内容が圧縮されており解凍しなければなりません。内容を正しく読み取ることは容易ではなないのです。ここでいう解凍の意

          智慧〈ちえ〉で生きる時代(2)

          智慧〈ちえ〉で生きる時代

          知識はネット、人は智慧 これまでは知識が主役の時代でしたが、これからは、知識の分野ではネット上の巨大なナレッジベース(知識ベース)とAIが主流になるでしょう。知識はコンピュータの領分になり、人は智慧の領域で力を発揮することになるでしょう。  知識と智慧は似たものと思われがちですが実は全く違うハタラキをするのです。知識は浅い知識でも深い知識でも言葉をかいして人から人へ伝えられる情報ですから皆んなで共有されます。  他方、智慧はどうでしょうか。智慧は言葉では言い表わせないので他

          智慧〈ちえ〉で生きる時代