自己紹介
初めて2回投稿しましたので私の投稿のスタンスを説明し、ご理解を得たいと思います。
私が智慧にこだわるには訳があります
大所帯の設計部長をしていた時に、ある会合で知り合いになった設計部長さんが『我々の仕事は環境を整えることだよね』と吐露されたのを聞きハッとしました。経営は人・物〈設備)・金と言いますが、経営の良し悪しを言う時に目が人に向かい、あれこれと『おせっかい』を焼くことになりがちです。本当は仕事の環境を整えてから言うことです。この部長さんの言葉を聞いて自分がやるべきことに気づき、設計部門の労働装備率を上げる智慧を得たのでした。
当時はプラザ合意が成立し大幅ば円の切上げが行われた時で、輸出産業が死活的打撃を受けていた時です。まずDTPを導入して設計文書のデジタル化を図り、ついで製図板を廃止するため、当面ラスターCADを導入して図面の電子化を実現しました。また当時開発段階であったベクトルCADへの備えもできたのです。
私はブディズム〈仏法〉に会いました
三帰依文に『人身受け難し、仏法聞き難し』とあります。私の家系は代々続く浄土真宗門徒で法事はきまりどうりにしてましたが、仏法を聞くほどではありませんでした。これを仏縁というのでしょうか、先年妻に先立たれてから仏法を聞くようになったのです。
毎日、朝夕に経典を読誦する勤行を行い、聴聞に通い、ブディズムの研究を行いました。次第に、2500年の歴史をもつブディズムは科学、哲学、宗教の3つの位相をもつ位相空間であると確信し、さらに、三蔵と称される経典集合体は智慧海と呼ばれ、他に例のない巨大な智慧の宝庫というか、知的資源であることを知りました。
わが国は30年ユデガエル状態です
私はユデガエルの風呂桶を1寸でも2寸でも前に進めたいと願っています。そうすれば風呂桶の中の人も外にいる人も動いていると気付き、外にいる人は勿論、中にいる人も風呂から出て加勢してくれるだろうと思います。風呂桶を前に進めるにはみんなの協力が必要ですし、具体的にどう言うふうに協力すれは良いか『さまざまな智慧』が必要です。
ブディズムの知的資源開発が必要です
このように、一方に『智慧のニーズ』があり他方に『智慧の資源』がある状態ですから、両者をつなぐシステムが必要なことが分かります。問題の第一は智慧の資源の言語が古く、しかも読誦に適するよう内容が圧縮されていますから解凍が必要です。また主要な概念の定義が現代用語からかけ離れていることです。今日では、僧侶が説く説法は日常語を使っていても一般人に正しく伝えることは難しいのです。
資源開発の1つの提案は、ブディズムの合理性に着目して、現代人が慣れ親しんでいる科学的概念や数学概念を利用することです。私の投稿ではそれを試みています。『空仮説』がその一例です。この試みに対して、いろいろご意見を賜りたいと願っています。
これはブディズムの知的資源開発の一例に過ぎません、最近、話題を呼んでいるメタバースなどを活用することも考えらえます。アイデアをお寄せいただければ幸いです。
ブディズムの知的資源開発を目指すベンチャーを立ち上げました
この知的資源開発の拠点になれば良いと考え、昨年末にベンチャービジネスを立ち上げました。会社名は『株式会社智慧ランド』です。私が代表を務めています。ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。