うまくいかない体験には、飛躍するためのカギがある
西洋占星術では、生まれた瞬間のホロスコープ(出生図)にたいし、時間の経過にあわせて空をうごく星の位置をかさねあわせて、個人の人生のかわり目や、ある期間にどんな経験をするのかをはかります。
⭐︎ホロスコープとは⭐︎
予測も興味ぶかいですし、その時期のまっさい中やとおり過ぎたあとに、実際におこった出来事とてらしあわせて洞察するのも、興味ぶかいものです。
わたしは太陽を生命の源ととらえています。
創造のちから、発展のちから。
そして地上の森羅万象すべてがもともとひとつの生命体という意味で、調和や愛です。
ホロスコープは、この太陽と、地球との関係からみる、個人の生命が芽ぶいて育っていくプロセスを描いています。
地球という舞台ではいろんなできごとが起こりますが、大きな視点でながめれば、たどりつく先は、生命力の源:発展と調和でしょう。
こういう精神世界の考えかたをしなくても、生まれた赤ちゃんが、わざわざ教えられなくても、ハイハイをしだし、つかまり立ちをしだし、歩き出す、という成長をしていく姿を思いだすと、発展のちからは感じられると思います。
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おとなの階段をのぼる、社会的な成長の時期もあります。
ふだんよりもシビアな気持ちになり、資格をとるために学びはじめたり、昇進をめざしたり、結婚を決断したり。
社会的なステージアップをはかることが多いでしょう。
このとき気に留めておきたい大事なことがあります。
最終的に目指すのは、社会的なステージアップなのですが、そこに至るまでに未だやるべきことが残されている場合は、先にその課題にとりくむことになるんですね。
どういう課題かというと
本質に合わないことをなんとなく続けてきた→本来の道への軌道修正
現実から目をそらしてなんとなく続けてきた→現実と向き合う
過剰にムリをしてきた→過剰なムリをやめ長期的に続けるための調整
今の自分に合わない思いこみに囚われている→思いこみを脱し視野を広げる
などです。
うまくいかない体験は、『今の自分が気づいていないモノ/必要なこと』、を教えてくれている、ともいえるんです。
うまくいかない体験をしたときには、傷つきもするし、落ちこみますね。
困難に立ち向かって、疲れも溜まっているかもしれません。
心とカラダを充分に癒したあと、のことですが。
その体験が教えてくれたのは何だったんだろう、ということを考えてみるといいですよ。
自分を責めるのではなく、状況を責めるのではなく、(吐き出したい感情は解放するのは必要ですが)、どこがうまくいっていない部分だったのか、ただ冷静に観察し事実を明らかにする。
ここに、あなたが社会的により大きくたくましく成長していくカギがあるはずです。
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過去の感情や思いこみがたくさん残っていると、素直に状況を判断しづらいものです。すんなりと成長していく自分を楽しむために。