千瑛-chie-

東京在住の画家「千瑛-chie-」の執筆活動用のアカウントです! 不定期ですが短編を載せていきます。 どうぞ宜しくお願いします😊 その他活動はこちら→ https://lit.link/chie69art

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最近の記事

悲願花 【詩】

僕は気付いていたんだ 君がいなくなる事に それでも言い出せなかったのは 臆病な僕の小さな抵抗 行かないで とあの時言えてたならきっと君は今も 僕の隣にいてくれたんだろう? でも言えなかったよ そしてもう君に言うことは何もないんだ ただ最後に… うん、最期にひとつだけワガママを言うよ 逝かないで 今日も咲いたよ 君が植えた僕等の悲願の花。

    • 恋の音【創作大賞…恋愛小説部門】

       「…きだよ。」 『え?もう一回言って?』 これは僕等のよくある会話。 僕は生まれつき耳が聞こえにくい。 先天性の難聴だ。  彼女と知り合ったのはごく最近のこと。 僕は彼女の事をすぐに好きになって、 彼女も僕にそういう気持ちがあればいいってずっと願ってた。 でも、なかなか彼女の口から「好き」という言葉は出て来ない。 初めてのデートは水族館だった。 綺麗な熱帯魚やかわいいラッコなんかもいたけれど、 彼女が1番長く見ていた水槽は、 誰も足を止めない古代魚の水槽。 「ピラ

      • 神話 【詩】

        《神話》 生き遅れの記憶が紡ぐ 愛の声 木々はオレンジ色の光を放つ 崩壊を描いた 深爪ネコ 被爆したココロは カオス化した透明の笑顔をむさぼった 楽園に染み込む赤が蔓延する頃 人であることを忘れたうわばみは 大きな銃を飲み込んだ 偽りを奏でる我が神に 静寂など現れなかった

        • 冷蔵庫【詩】

          狂気の旋律に 舞い乱れるは 幼き右脚 腕に刻んだウタが歓喜の声を上げる時 まだ見ぬ紅の姫は愛しき産声を洩らす 藍にまみれぬ命の破片よ 我が脳に巣を創り この身体を蝕みたまえ 悲しみに我を失くした月の如く 今宵 この深海に狂い咲け

          彼と僕という簡単な難題【創作大賞…ファンタジー小説部門】

          「男と女の違いがわかるか?」 「精神と肉体の違いがわかるか?」 彼は、僕に質問を投げかけた。 彼の質問はいつも決まって、唐突で難題なんだ。 それらの質問が何の脈略もなく飛んでくることは確かなことだが、 でも... 何百年も前から、僕にそう問いかけることを決めていたかのように、 彼の眼の奥底には言葉にできない何か強いものがあるのだ。 そして僕は、その眼を見ては毎回何も答えられないでいる。 黙り込む僕を見ながら、彼は次の質問を始める。これもお決まりだ。 「俺とお前の存在の

          彼と僕という簡単な難題【創作大賞…ファンタジー小説部門】

          初めまして、千瑛-chie-です!

          ついに書き始めます!な朝、おはようございます☀️ 私は現在画家をしており、主に抽象画を描いています! が🤭!執筆活動もかなーり前からしていて、文章を書く事も好きなので、不定期にはなるかと思いますが、執筆した作品を載せていこうと思います😊 画家として、執筆者として、マルチに活動していきたいと思いますので、今後とも応援を宜しくお願いします🥺🙇 下記有料にて、アー写撮影の全データを公開しております😊千瑛ファンになってみます?😏

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          初めまして、千瑛-chie-です!