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心も身体も不安定だった不妊治療の話③最終回


こんばんは!ちぃです。
noteでいろんな方と繋がれて嬉しい限りです!!

これからもコツコツ更新頑張っていこうと思います☺️

では、今日も続きをお話ししていきます。



治療と仕事の両立の辛さ

体外受精をする上で1番辛かったことは仕事との両立

採卵のためには排卵誘発が必要です。

この誘発を促すために昼と夜に自己注射を行うことになりました。
授業の合間にトイレへ行き、お腹や腰、太ももなどに注射をしました。

自分自身に注射を打つのはなかなか怖くて、最初は半泣き状態。
数日経つと慣れてきましたが、それと同時にお腹が膨れている感覚は数日続きました。


さらにこの年、わたしは高3の担任を受け持っていたので、クリニックへ行くための調整が本当に大変でした。

個人面談や授業など、なるべく穴を開けないようにできる限りスケジュールの調整をして、どうしても都合がつかないときは代行をお願いしていました。

やはり職場の理解がなくては不妊治療はできないと痛感

わたしは管理職と学年・教科主任に治療のことを伝えたのですが、嫌な顔ひとつせず、応援をしてくれました。

クラスの子たちも休みを伝えると「〇〇やっておきます!」と言ってくれたり、わたしが体調が悪いと思ったのか、「先生大丈夫?」と心配してくれる子も。


人に恵まれた環境、理解のある方々に囲まれていることに改めて感謝です。



採卵手術とその結果

2023年7月、採卵手術当日。

途中の経過としてはかなり順調で、20個近くの卵ができているとのことだったので、全身麻酔で行うことになりました。

生まれて初めての全身麻酔。
生まれて初めての手術。


分娩台に上がるとあっという間に意識がなくなり、気がついたらベッドの上でした。

夫が迎え来てくれて、その日はゆっくり休むことができました。


後日採卵結果を聞きにいくと、実際に採れた卵は4つ
「え?20個あったんじゃないの?」とショックを受けたことを覚えています。



さらなる不安と移植

ここから採取した卵を胚盤胞という着床できる状態になった受精卵に育てていきます。

夫婦共に特に問題は見つからなかったので4つすべて体外受精でお願いしました。
(男性不妊などの問題があると顕微授精を勧められるそうです)

後日、4つの卵が無事胚盤胞になったのか結果を聞きに行きました。

なんと、胚盤胞になったのは4つのうち1つだけ。今回の移植のチャンスは1回のみとなりました。


そして胚盤胞にはグレードがあり(詳しい説明は省きます)、わたしの胚盤胞のグレードは4BB

「4BB 妊娠できた」
「4BB 妊娠率」

などと、どんどん検索魔になるわたし。


仕事もトラブル続きで数日間落ち着かない日々を過ごし、ストレスフルな毎日を過ごすことに🥲


そして8月、なんとか移植する日になりました。

2度目の手術着。意識がある中での移植でした。
移植する瞬間、エコーで自分の体内にキラッと光るものが入りました。

これが胚盤胞!赤ちゃん!と感動したことを覚えています。


まさかのダブルで…判定日


判定日は10日後。移植後はとにかく無理な運動はせず、のんびり過ごすことにしました。
ちょうど夏休み期間だったので授業もなく、近場に旅行に行き、ゆるりとした時間を過ごしていました。


しかし、判定日1週間前、コロナウイルス陽性となりました。

最悪なタイミングでのコロナ、不安でいっぱいになり、たくさん泣きました。
発熱、喉の痛み、だるさ、募る不安。


不安でいっぱいになったわたしがとった行動は再び「フライング検査


妊娠陽性反応が出るのは月経予定日から1週間後と言われています。

関係ない!調べたる!と移植5日後から毎日妊娠検査薬を使いました。

移植後5日目、6日目と結果は真っ白。
そしてコロナ。
情緒はどんどん不安定になります。


藁にもすがる思いでフライング検査を続けて8日目。

本当に、本当にうすーーーーーーくですが、線が見えてる気がしました。
ただ薄すぎたので次の日、その次の日と検査薬を使っていくと、どんどん濃くなっていきます。

まさかのコロナの検査薬も陽性、妊娠検査薬も陽性だったのです😭


コロナは完治したものの、不安を抱えて迎えた判定日。
無事、妊娠陽性判定をもらえました

(ここでもまた不安要素たっぷり&トラブルだらけの妊娠生活だったのですが、それはまたどこかでお話しさせてください😭)


終わりに


不妊治療が保険適用になった今、負担額はあるにせよ、1歩を踏み出しやすくなっていると思います。
しかし、わたしの周りの子の中では、不妊治療のために仕事を辞めた子もいます。

また、不妊治療は精神的・身体的負担もかなり大きく、すごく簡単に言えば「しんどい」です。

周りの理解と協力体制が必要不可欠だと痛感しました

わたし自身、治療中はどの過程においても情緒不安定で夫には多くの負担をかけたと思います。それだけ「しんどい」経験でした。
でも今こうして我が子と過ごせている時間がとても幸せで、今となっては体外受精に踏み切ってよかったと感じています
あくまでもわたしの経験をお話ししました。

長くなりましたが本日もお付き合いいただき、ありがとうございました🌱

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