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#4 地震発生時の対応間違い

園児数  :7名
保育者数 :4名
発生場所 :廊下
発生時刻 :10時頃

ヒヤリハットの概要

 地震が発生(震度3)が発生したとき、慌てて外への出入り口の鍵を閉めてしまい、園児の避難口の確保が出来なかった。

ヒヤリハットの詳細

 地震が発生する前に行った避難訓練が、不審者対応の避難訓練であったため、不審者が侵入しないよう出入口の鍵を閉める訓練を行っていた。そのため、地震が発生した際、とっさに前回の避難訓練の対応を行ってしまったため、出入り口の鍵を閉めてしまった。

今後の対策

 災害が起こった際、どのような対応をすべきか再度確認をし、実際に起こった時でも焦らずに行動できるようにしていく。避難訓練の対応を活かせるよう訓練後に、どのような災害で保育士がどのように動いたのかなどを振り返る。

発生した事例から考える

 本事例は東日本大震災が発生してから約2年後に起こったヒヤリハット(と言うよりもアクシデントに近い)です。鍵を閉めてしまった保育士は当園に務めて、まだ半年と言うこともあり、多少の混乱は致し方ないかもしれません。ヒヤリハットが発生した当日の震度は3程度であったため、大事には至りませんでしたが、これが東日本大震災と同じような震度、もしくはそれ以上だった場合、甚大な被害をもたらしてしまう事例であったことは間違いありません。
 いざ災害が発生したときは、どんなに冷静でいようと試みても、どこかで混乱したり、焦ったりしてしまいます。いくら訓練を積んでいても冷静さを保てる保証はどこにもないので、常日頃より「こうなるかもしれない」「こうなったらどうしよう」などと想定しておくことが大事であると実感した事例でした。

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