ちどり保育園

当園で行っている保育リスクマネジメント実践の内容、及びサイボウズkintoneを活用した園内ICT化の内容を中心に紹介していきます。時々、普段の保育に関する内容もつぶやいていきますので、よろしくお願いいたします。

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当園で行っている保育リスクマネジメント実践の内容、及びサイボウズkintoneを活用した園内ICT化の内容を中心に紹介していきます。時々、普段の保育に関する内容もつぶやいていきますので、よろしくお願いいたします。

最近の記事

#4 地震発生時の対応間違い

園児数  :7名 保育者数 :4名 発生場所 :廊下 発生時刻 :10時頃 ヒヤリハットの概要  地震が発生(震度3)が発生したとき、慌てて外への出入り口の鍵を閉めてしまい、園児の避難口の確保が出来なかった。 ヒヤリハットの詳細  地震が発生する前に行った避難訓練が、不審者対応の避難訓練であったため、不審者が侵入しないよう出入口の鍵を閉める訓練を行っていた。そのため、地震が発生した際、とっさに前回の避難訓練の対応を行ってしまったため、出入り口の鍵を閉めてしまった。

    • #3 散歩時の伝達忘れ

      園児数  :11名(1歳児) 保育者数 :保育士4名 発生場所 :園庭 発生時刻 :10時頃 ヒヤリハットの概要  散歩へ出かけた際、遅れて登園する園児の情報を他の担任保育士へ伝達せずに散歩へ出発してしまった。 ヒヤリハットの詳細  当日リーダーを担っていたA保育士は、散歩へ行く旨を園長へ報告し、他の保育士3名(計4名)と園児数を確認した後、近隣の公園へ向かった。しかし、同じクラスで保育室内に残っていたB保育士には伝達したつもりになっており、散歩へ出かけることを伝え忘

      • 最近の画像処理ソフトって凄い

        よくGoogle PixelのCMなどを拝見していると、なぞった部分の人や物が消えて、自動的に背景が生成されているのを目にしますが、当園もその機能を使ってみることにしました。 使用した画像処理ソフトはAdobe Photoshopです。 今まではPhotoshopのぼかし処理(ガウス処理)を施して(図1)、作品に描かれているお子様の名前などが分からないようにしていました。確かに図1のようにお名前が分からないのですが、どうしても作品の一部をぼかしているため、何となく違和感を感

        • #2 4人乗りベビーカーのロックし忘れ

          園児数  :7名(0歳児クラス) 保育者数 :保育士3名 発生場所 :園庭 発生時刻 :9時45分頃 ヒヤリハットの概要  園庭に出る際、0歳児4名を4人乗りの折りたたみ式ベビーカーへ乗せようとした際、折りたたみ防止のロックをかけ忘れていたことに気が付かず、片側が折りたたまれそうになる。 ヒヤリハットの詳細  まだ、スムーズに歩くことのできない0歳児クラスが園庭で遊ぶ際、時々、4人乗りの折りたたみベビーカーを使用して、目的の場所まで連れて行ったり、園庭内をぐるっと回っ

          #1 給食ワゴンの車輪が外れる

          園児数  :32名(4、5歳児クラス) 保育者数 :保育士3名 発生場所 :園舎2階廊下 発生時刻 :14時55分頃 ヒヤリハットの概要  保育士が配膳用として使用している給食ワゴンにおやつを乗せて移動しようとしたところ、大きな音がして、ワゴンの車輪が一か所取れ、4、5歳児の牛乳やおやつが全て落下してしまう。 ヒヤリハットの詳細  15時前に大きな物音に気付き、現場に向かうとワゴン前方の車輪が外れて傾き、全てのおやつ、牛乳が落下していた。当時、食物アレルギーを抱える園

          #1 給食ワゴンの車輪が外れる

          令和5年度卒園式、令和6年度入園式

          令和5年度卒園式、及び令和6年度入園式での園長式辞を紹介いたします。 令和5年度 卒園式  きく組、さくら組の皆様。御卒園、おめでとうございます。  本日卒園式を迎えられたきく組、さくら組の皆さんから、今「ありがとうございます」と感謝の言葉を頂きましたが、私からも皆さんへ「ありがとう」を送ります。  元気よく、先生たちへ「おはようございます。」と挨拶してくれて、ありがとう。  園庭で遊んでいるときに「先生、だんごむし、ありをつかまえたよ!」とバケツに入った虫たちをみせ

          令和5年度卒園式、令和6年度入園式

          令和6年度が始まりました!

          本日(4月3日)は雨が降りそうだったので、早めに園庭で楽しく遊びました。 令和6年度が始まって3日目。新入園児も加わった園庭遊びはとても楽しそうでした。昨年度からちどり保育園に在籍している園児のみんなは、写真を撮ろうとすると自然に近づいてきてくれて、シャッターチャンスのタイミングを教えてくれます。新入園児のみんなは、まだ園長先生の顔が分からないので、少し不安そうな表情です。 お子様にとって急に始まる保育園生活。 どうしても、今まで楽しかったご家庭での生活とは違うので、とって

          令和6年度が始まりました!

          思わぬ転落防止策

           ちどり保育園の園舎は上の写真のように2階建ての園舎です。園庭に面した窓の内側には廊下があり、その奥に各保育室が配置されています。 → 詳しくは保育室の紹介をご覧ください  2階の園庭に面した廊下の窓も子どもたちの身長に合わせて、外を覗くことが出来ない高さに設定しており、また窓の鍵も絶対に手の届かない位置に設置していました。しかし、あるとき廊下の窓の“へり”に手をかけ、外を覗こうとしている子どもたちを職員が発見しました。クラスの子どもたちに事情を担任が聴いてみると、半数以上

          思わぬ転落防止策

          園庭ハザードマップの作成と活用方法

           数年ほど前にちどり保育園の園庭遊具の周辺において、園児の怪我が短期間のうちに多数発生したことがありました。発生した怪我はどれも大きな怪我ではありませんでしたが、短期間で、かつ同じような場所で怪我が続いたため、怪我の予防策を話し合うこととなりました。 話し合いの中で出された解決策は、、、 その遊具で遊ぶ際は注意する。 そこから跳び下りないようにする。 周辺を走り回らないようにする。  などといった対策が殆どで、明確な怪我の予防策とは言えない内容でした。また「園庭遊具で

          園庭ハザードマップの作成と活用方法

          「保育の友」2月号の元原稿

          ちどり保育園が取り組んでいる保育リスクマネジメント実践の内容が保育の友2月号に掲載されていますが、最初に作成した原稿から比べると、文章量は半分、写真はほとんど掲載されていませんでした。そこで「本当はこういうことを記したかった」という元の原稿を公開したいと思います。 以下からは最初に出版部へ送付した原稿そのものを掲載します。推敲をしていないので、多少ニュアンスが変な部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。  学校の保育園(昭和20年代)、季節保育所(昭和30年代)と呼ばれ

          「保育の友」2月号の元原稿

          保育の友に当園の事例が掲載されます

          来年1月9日に全国社会福祉協議会 出版部より発刊される「保育の友」に当園が長年取り組んでいる保育リスクマネジメント実践に関する事例が掲載されることとなりました。 保育リスクマネジメントを何故実践しようと考えたのか?成果物として現在では宝物となった園庭ハザードマップはどのようにして生まれたのか?といった内容などが掲載されています。 限られた紙面のため、当園が伝えたかった内容の10分の1にも満たない内容ですが、お手に取ってご覧いただければ幸いです。

          保育の友に当園の事例が掲載されます

          保育リスクマネジメント実践とは?

           国際標準化機構(International Organization for Standardization)、略称ISO31000:2018の序文には「この規格は、リスクのマネジメントを行い、意思を決定し、目的の設定および達成を行い、並びにパフォーマンスの改善のために、組織における“価値を創造し保護する”人々が使用するためのものである」と記されています。  では、保育における“価値”とはなんでしょうか?  保育における価値とは「保育所保育指針第1章総則 1保育所保育に

          保育リスクマネジメント実践とは?