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【選挙ウォッチャー】 茨城県議選2022・日立市選挙区レポート。

 12月2日告示、12月11日投票で、茨城県議選が行われました。
 日立市選挙区は、定数4に対して5人が立候補しており、地味に激戦となっていました。無所属1人、公明1人、国民民主2人の合計4人の現職がそのまま立候補してくるところに、自民党が推薦するものの、無所属で立候補してくる新人が挑みました。全員が実力者なので、誰が負けるのかが分からないという点で、非常に見どころがありました。
 この日立市は、家電や原発でお馴染みの「日立製作所(HITACHI)」のお膝元であり、日立系の労働組合の人たちが国民民主党を応援しており、国民民主党が安定的な強さを発揮しています。なので、今年も2議席を獲得できるのかが見どころとなっています。

村本 修司  55 現 公明党
高安 博明  57 現 国民民主党

斎藤 英彰  62 現 国民民主党
福地 源一郎 74 現 無所属(元自民)
瀬谷 幸伸  46 新 無所属(自民推薦)

 日立製作所は、日本を代表する企業の一つです。売上はだいたい9兆円ぐらいで、ソニーと首位争いをしているという感じです。3位がパナソニックで7兆円ぐらい、4位が三菱電機で4兆円ぐらいとなっています。
 つまり、茨城県の北部にありながら、めちゃくちゃ強い会社であると言えるのですが、この日立製作所こそ「原子力産業」に力を入れてきた会社になります。なので、茨城県北部では「原発なんて必要ないやろ!」なんてことは口が裂けても言えない環境にあります。


■ 日立市選挙区・選挙ボード解説動画


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