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【選挙ウォッチャー】 大阪府議選2023・大阪市鶴見区レポート。

 3月31日告示、4月9日投票で、大阪府議選が行われました。
 今回の大阪府議選は、全20選挙区を見てきたのですが、この中で最も酷いメンツで行われた選挙は、間違いなく、この鶴見区だったのではないかと思います。維新と無所属の戦いだったのですが、維新もクソ、そして、無所属もクソ。ウンコとウンコの戦いになってしまい、まるで選択肢がなかったのが鶴見区です。76%の人が問題のある維新の議員に投票してしまったのですが、鶴見区にお住いの皆さんを責めることはできません。それくらいに無所属のバカにも投票したくないからです。

徳村 聡   49 現 大阪維新の会
高山 純三朗 50 新 無所属(元NHK党)

 これは本当に酷いです。徳村聡さんは、2017年に自身が関係する薬局をめぐって、医薬品卸会社の男性とトラブルになり、議員の身分を示した上で、「責任はどないなってんねん」と罵倒したり、「あんたらも行政の指導なしではやっていかれへんねん」などと暴言を吐いたりしたといい、6ヶ月の党員資格停止になったことがある男です。さらに、知人に暴行を加え、負傷させたとして傷害容疑で大阪府警に書類送検されているので、人間としてクソ最低野郎であることは間違いありません。
 しかし、そんなクソには投票したくないと思っても、選択肢がありませんでした。徳村聡さんに投票しないためには、高山純三朗に投票しなければなりませんが、コイツは「NHK党」なのです。物の善悪の判断がつかないドクソのN国信者なのですから、まだ暴力を振るう維新のパワハラバカであっても徳村聡さんの方がマシかもしれないというレベルです。


■ 大阪市鶴見区・選挙ボード解説動画


■  「大阪万博」の今を伝える(#13)

今はまだ地ならしの工事が進められているだけで、建物らしい建物は何もない

 大阪万博は、本当に2025年に開催できるのか。
 実は今、新聞や週刊誌がヒソヒソと「開催できないんじゃね?」と言い始めています。海外のパビリオンの建設申請が1件もなく、「日本館」の建設すら見直さなければならないような状況で、今から入札をやり直して、建設のデザインを仕込むのでは、あまりに遅すぎるからです。
 メチャクチャな突貫工事で作り上げる方法がないこともありませんが、無理をすれば、先日、静岡県で起こった橋げた落下事故のように、作業員が死亡するような重大な事故が起こりかねません。安全第一で工事を進めると言うのであれば、延期する以外に方法がないところまで来ているのではないかと思います。
 しかし、「大阪万博」を取り仕切っているのは、「無能100%のストレートジュース」とも言うべき「大阪維新の会」です。これまでの政治を見ても分かるように、実は、「大阪維新の会」は、これまで何一つ成功させたことがありません。新型コロナウイルスでは「大阪ワクチンを作る」と豪語して、お友達企業の「アンジェス」にたくさんのお金を流しながら、ワクチンは1本も作れませんでした。ワクチンができないだけだったら可愛らしいもので、いまや大阪は世界有数の『新型コロナウイルスで人が死にまくっている都市』になっており、これほど無能な政治家集団に市民が殺されていながら暴動の一つも起こらないエリアは珍しいです。
 新型コロナウイルスで、これほどの体たらくなのです。「このままでは2025年に予定通り開催できないかもしれない」という段に来て、記者にイソジン吉村は「国、府、市、建設業界が一体となって、この危機を乗り越えたい」と言いました。具体的にどうするという話はまったく出てこず、完全なる精神論で乗り越えようとしています。これでは失敗してしまいます。

まだ「大阪万博」のための高い建物は何も作られていなかった

 2021年には「東京五輪」が開催されましたが、実は、オリンピックよりも「大阪万博」の方が、イベントを成功させるための難易度は高いものになっています。
 理由は、オリンピックの場合は、ただハコを建設してしまえば、ソフトはオリンピック選手を連れてくるだけで成立し、野球やサッカーが面白くないはずがなく、「絶対に面白いことが約束されている」からです。
 しかし、「万博」の場合は、スポーツイベントではないため、言ってしまえば、「1からサッカーというゲームを考える」みたいな話になります。何をどう展示すれば楽しんでもらえるのかを考えなければならず、とてつもなく高い能力が要求されるのです。
 1970年の大阪万博は、まだインターネットがなかった時代で、とにかく現場に行かなければ知ることができない時代でした。あれから55年の月日が経ち、少なくとも情報は現場に行かなくても得られる時代になってしまいました。VRなどで疑似体験をすることまではできます。
 となると、現代の「万博」に求められるものは、圧倒的に「体験」になるのではないでしょうか。今まで体験したことがなかったものを体験できるようにする。例えば「無重力」「国際宇宙ステーションの中で生活する」などの体験は、けっしてVRでは味わえません。限られた人しか楽しめないかもしれませんが、唯一無二の体験をできるのが「万博」の醍醐味だと思いますので、そういったワクワクするものを展示できるかが勝負になるのではないかと思いますが、今のところ、「そんなことができるんだったら体験してみたい」と思えるような展示はなく、確定しているのは落合陽一や河瀬直美が作るパビリオンです。今から鬼スベっている予感しかしません。
 しかも、バカばっかりが集まっている「大阪維新の会」がハンドルを握っているので、何か面白いアイディアが出てくるとは思えず、それどころかキャッシュレス万博にすると言い出し、何が展示されるのかさえ、まったく決まっていないのです。


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