【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#380)。
ついに、来るべき時が来ました。
今年のクリスマスに、NHK党のガーシーこと東谷義和に対し、警視庁が任意の事情聴取を要請しました。「任意」と言っても、応じなければ逮捕もあり得るだけに、実質的に応じないわけにはいかない性質のものです。
東谷義和は当初、1月か2月には帰国して事情聴取に応じると発表していましたが、具体的な帰国日程は未定としており、また、刑事告訴をしているのが誰なのかが分かれば、その人をターゲットにして攻撃をすると予告する発信までしていて、脅迫の上塗りをしていました。
こうしたことが重く受け止められたからなのか、1月12日に読売新聞をはじめ、マスコミ各社が「東谷義和の収益を管理している会社の前代表や現代表など関係者を警視庁が家宅捜索をした」と報道。これを受け、NHK党は緊急の記者会見を開きました。
皮肉なことに、海外のメディアは「NHK党」を研究しているジャーナリストとして取材をしてくださるのですが、国内のメディアからは、あまり僕にお声がかかりませんでした。尊師・立花孝志やNHK党関係者が訴えてきた裁判は、すべてにおいて勝訴し、結審しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
メディアに出演させていただかなくても、無料で情報提供をさせていただくのでも構いませんので、TwitterのDMよりご連絡をいただけば、すぐに対応させていただきます。
■ 東谷義和の罪は増えている
昨年末の段階では、名誉毀損と脅迫の容疑で事情を聴きたいという話になっていましたが、年明けの報道では「暴力行為等処罰法違反」や「威力業務妨害」といった容疑になっていました。
この「暴力行為等処罰法違反」は、単なる脅迫ではなく、ナイフや包丁などをチラつかせて脅迫した場合などに適用されることが多く、暴力団とのつながりを示唆したり、ウイルスに感染させると脅したりしても、この法律が適用されます。イメージとしては「脅迫の中でも特に悪質性の高い脅迫」に適用されることが多いという感じです。
今回、東谷義和は「影響力を持った暴露系YouTuberで参議院議員」という地位を利用して、執拗に攻撃することを宣言していましたので、単なる脅迫に留まらず、より悪質な「暴力行為処罰法違反」に問われるようになってしまったのではないかと考えられます。
ただし、初犯の場合には執行猶予がつくことが多く、これだけで実刑になる可能性はあまり高くありません。ただ、会社経営者に事業の撤退を求めるなどしたこともあり、「強要」と「威力業務妨害」の疑いも乗っかってしまいました。もし仮に東谷義和の罪が問われる日が来た時に、執行猶予がつくかどうかは、麻雀で言うところの「裏ドラ」が乗るかどうかにかかっています。僕は今、とてつもない「裏ドラ」が乗っているのではないかと思い、かなりワクワクしているところです。
■ 東谷義和は3月上旬に帰国すると宣言
尊師・立花孝志は、東谷義和が3月上旬に帰国する予定であることを発表しました。1月23日から国会が始まる予定ですが、国会会期中の3月上旬に帰国をすれば、国会議員の「不逮捕特権」によって、少なくとも逮捕は免れるという算段のようです。
しかし、この「不逮捕特権」は、参議院の議員たちの同意が得られた場合には特権にならず、いまや投票用紙に「ガーシー」と書いてしまったアホが、みんなから「こんな奴を議員にした責任取れ!」と責められる状態にあるため、ほぼ全会一致で「逮捕してヨシ!」ということになるのではないかと思います。なので、尊師・立花孝志の思惑通りに事が運ぶとは限らないということは記しておきたいと思います。
ちなみに、尊師・立花孝志は、自民党の予算案に賛成し、岸田文雄総理から直々に「ありがとうございました」とお礼を述べられる動画を撮影し、自分たちは自民党と連携できていると思っています。しかし、自民党の議員をかばって支持率が落ちるのは仕方がないとしても、NHK党のガーシーをかばって支持率が落ちるなんてことがあろうものなら本末転倒もいいところです。なので、東谷義和が逮捕されることになっても、自民党や公明党が反対してくれるとは限りません。尊師・立花孝志の見通しは、だいたいいつも甘いです。
■ 東谷義和の逮捕は免れないという見立て
NHK党の尊師・立花孝志は、「帰国をしても、ただちに逮捕されるようなことにはならない」と考えているようですが、僕の見立ては「逮捕は避けられないし、実刑も避けられない」です。
その理由は何かと言うと、東谷義和の容疑は、表向きは「名誉毀損」「脅迫」「威力業務妨害」となっていますが、本命は「詐欺」ではないかと考えているからです。しかも、「BTSに会わせる詐欺」の方ではなく、かねてからネット上で噂されている「仮想通貨詐欺」への関与が疑われているのではないかと思います。
そう考える根拠は、主に2つです。
1つ目は、東谷義和の名誉毀損や威力業務妨害は、東谷義和が発信した動画をもって成立しており、家宅捜索を必要としません。
2つ目は、家宅捜索の対象が「NHK党」や「黒川敦彦」ではなかったことです。例えば、綾野剛さんに対する名誉毀損や脅迫では、東谷義和のみならず、NHK党や黒川敦彦も「共犯」という関係性です。
黒川敦彦が「トライストーン」の事務所前で、脅迫が疑われる音声を流したことは明らかであり、詳細は無料記事に掲載しています。また、立花孝志がTBS系ドラマ「オールドルーキー」のスポンサーである「花王」の前で迷惑な街宣行為をしたこともあり、NHK党の政見放送が名誉毀損であったことは既に指摘しています。
つまり、本当に名誉毀損や脅迫が問題だとするならば、「NHK党」にガサが入らないとおかしいわけで、今回、東谷義和の収益管理会社の前代表と現代表の自宅などが家宅捜索されているわけですから、警視庁が追いかけているのが「お金の流れ」であることは明らかです。
名誉毀損や脅迫は、東谷義和がお金を稼いでいようと稼いでいなかろうと成立する犯罪なので、お金を稼いでいる方がより悪質ではあるけれど、家宅捜索をしてまで調べる必要があるものだとは思えません。
こうしたことから、水面下で動いていた警察の捜査が、いよいよ固まっており、ついには家宅捜索まで実現したのかもしれません。そして、ある程度の証拠が固まっているのだとすると、警視庁としては1月23日の国会が始まる前にはどうにかしたいと考えるのではないかと思います。
今日の緊急記者会見で、尊師・立花孝志が「秘書のワタナベと高橋弁護士が警視庁捜査2課に出向き、3月上旬に帰国する旨を伝えた」ということになっていますが、もし警視庁が本気で動いているのだとすると、国会が始まる前に帰国を促す連絡をするのではないかと思われ、東谷義和のパスポートが失効する可能性があります。そうなった時には、激アツのスーパーリーチがかかっていることになりますので、東谷義和の逮捕はますます避けられないものになります。
■ 2億円が消えたキナ臭い事件と連動か
この話は、朝日新聞系列の週刊誌などが追いかけているのではないかと思いますが、昨年末に東谷義和の知人が住むマンションの金庫から2億円の金品が盗まれたとして、まさに家宅捜索が行われた1月11日に荻窪警察署に被害届が出されたといいます。
東谷義和の知人だからと言って、東谷義和と直接的な関係があるとは限りませんが、ここには確かに2億円があり、そして、その2億円が何者かによって盗まれています。そもそも宝くじが当たるレベルのお金を、なぜ金庫に入れて持っていたのか。何かのお店でもやっていて、日頃から2億円のお金を出し入れしているというならともかく、人が住んでいるマンションの一室からなくなっているので、「なぜ銀行に預けなかったのか」という疑問だけが残ります。普通に考えれば、「銀行に預けられない性質のお金ではなかったのでは?」と疑ってしまうわけですが、東谷義和は今、変な汗をかいていたりしないのでしょうか。
■ 東谷義和が3月まで帰国できない理由とは?
尊師・立花孝志は、東谷義和が3月上旬に帰国すると明言しました。
しかし、警察からは「なるべく早く任意で事情聴取をしたい」と言われているのに、どうして3月上旬まで引っ張るのかは、正直、まったくもって理解できません。
というのも、諸事情あって「もう日本には永遠に帰れません」というのであれば、それはそれで筋が通る話ですが、どうせ3月上旬に日本に帰ってこられるというのであれば、1月に帰っても、2月に帰っても、「日本に帰ってくる」ということでは変わらないのです。
ご存知の通り、東谷義和は「暴露系YouTuber」としての活動しかしていませんので、時間はたっぷりあります。なんなら一時的に日本に帰り、またドバイに戻ることだってできるはずなので、今すぐに帰国して、面倒事を片付けてしまえばいいのではないかと思うのです。
ところが、東谷義和の帰国は「3月上旬」です。もう少しドバイを満喫したいのか、なるべく国会に出席したくないのか、どんなクソみたいな理由であれ、警察から「なるべく早く事情を聴きたい」と言われているにもかかわらず、帰国を2ヶ月先まで延ばすというからには理由があるはずで、「なぜ3月上旬なのか」という素朴な疑問は残り続けます。
僕の下衆の勘繰りでは、「いろいろな整理に3月上旬ぐらいまでかかると考えているから」ではないかと思っています。何かしらの調整しなければならないことがあり、最短で3月上旬くらいまではかかるという感じなのでしょう。ただ、警察が3月上旬まで待ってくれるとは限らないということだけは記しておかなければならないと思っています。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
尊師・立花孝志は、東谷義和の罪が軽いと思っていますが、もし「仮想通貨詐欺」のようなものが本命だとすると、ガッツリと逮捕されて、ガッツリと勾留されることになります。
そうすると、アホの立花孝志やアホの黒川敦彦が「不当逮捕だ!」や「国策捜査だ!」というアホアホ陰謀論を展開し、さらに頭の悪いN国信者たちが大騒ぎをする地獄のような展開になると思います。
しかし、実際には本人らが思っている以上に、じっくりと水面下で捜査が進んでいた可能性があり、これは不当逮捕でも国策捜査ではありませn。警視庁が3月末まで待ってくれるかどうかは不明で、今も「ガシル」の中で名誉毀損が繰り返されているというのであれば、すぐにやめさせる必要があります。そういった観点から、近いうちに警察から東谷義和に再度連絡があるのではないかと思います。僕たちはニヤニヤしながら見守りましょう。
最後に、1月15日には黒川敦彦が、信濃町で公明党や創価学会に対する抗議集会のようなものを実施します。このデモでは、過激にやり過ぎるとワンチャン、黒川敦彦が逮捕される可能性があります。
黒川敦彦は、尊師・立花孝志に似ていて、憲法や法律を独自解釈をしてしまいます。参政党にイチャモンをつける時も「公道を使っているのなら市民の質問に答えなければいけない」とか「国政政党なんだから答える義務がある」とか、オリジナルのルールに基づく強要をしてくるケースが頻繁に見られます。それは警察が相手でも同様なので、事前に下見に行った時にも警察官から「法律があるから、ここではマイクを使えない」と注意を受けていたにもかかわらず、「マイクを使えないのは憲法違反だ」とか「住宅の人が迷惑なのは公明党がいけないのだから、むしろ迷惑がかかった方がいい」などと発言をしており、警察官の制止に応じない可能性があります。そうなった時には容赦なく逮捕されることでしょう。
当日は、僕も現場を取材します。14時に信濃町に集合し、15時から公明党本部前で抗議活動をするそうで、200人から500人ぐらいが集まるのではないかと本人は語っています。東谷義和の前に黒川敦彦が逮捕されたら、それはそれで面白いので、なんだかワクワクしてきます。平将門の首塚を初詣の場所に選ぶぐらいなので、期待度MAXです。