【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・東京18区レポート。
10月19日公示、10月31日投票で、衆院選が行われました。
今日からいよいよ東京の注目選挙区のレポートに突入しますが、まずは大激戦区だった「東京18区」です。ここでは立憲民主党の菅直人さんと自民党の長島昭久さんが激突しました。長島昭久さんは、これまで立川市などを中心とした「東京21区」の選出でしたが、自民党入りを許される条件として、国を捨て、東京18区で菅直人と戦うことを命じられました。
ここ最近、思うような結果は出せていないものの、長島昭久さんは非常に選挙に強く、「軍師」として知られる存在。なので、菅直人さんの再選を阻む可能性は十分にありました。ゆえに、非常に面白い選挙区だったのです。
菅直人さんはあまり年齢を感じさせないため、75歳だったことに驚きですが、まったく衰えていないことにも驚きです。市民運動の中から生まれたゴリゴリの議員なので、ホゲホゲしているように見えて、維新をゴリゴリに叩きのめしており、なかなかの「超人」だと思います。
一方、民主党からやってきたネトウヨとしてご活躍中の長島昭久先生ですが、菅直人さんをシバき倒してこそ存在感を示せるというもので、自民党の中でのポジショニングを維持するためにも、ここは負けられない戦いであります。さあ、どうなるでしょうか。
■ 子安正美候補の主張
子安正美さんは、大学卒業後、住友海上火災保険に入社し、定年後は都内のIT企業に就職し、現在は民間企業の代表取締役をやっているというオジサンです。なんと、孫が8人もいるそうで、趣味はサックス演奏。菅直人を落選させるための刺客なのか知りませんが、勝ち目があるとも思えないのに突然の立候補です。
選挙の公約は、コロナ禍で収入が減少した世帯に対する支援の強化、高校の完全無償化と、健康教育の実施。無農薬・無添加の安心・安全な食材をスーパーで安く買えるようにするなど、無農薬の普及に努めるといいます。
無農薬野菜を食べて健康な生活を手に入れるのもいいですけど、全体的に公約がのほほんとしていて、とっても平和です。ちなみに、Twitterは衆院選が終わった瞬間に更新が止まっているので、もともとあまり政治家になりたいとは思っていなかったのではないかという疑惑があります。
ここから先は
¥ 190
いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。