【選挙ウォッチャー】 吉川市長選2023・分析レポート。
2月12日告示、2月19日投票で、埼玉県の吉川市長選が行われ、現職と新人による一騎打ちとなりました。吉川市は、市長選も市議選も統一地方選のスケジュールからはズレており、もし落選しても浪人期間が1年で済みますので、意外と挑戦しやすい環境にあると思います。
かねてから吉川市は、市長と市長の取り巻きの数人の議員で決められていると言われており、それを打破するために自民・公明推薦の候補者を立てているけど、歯が立たない状況が続いています。まさに、ここだけ「大阪」みたいな構図に仕上がっており、今年こそ変えることができるのかが、かなり気になります。
吉川市では、市長選を前に、かなり大胆なバラ撒き政策が実行されております。「物価高騰対策」ということで、入学等準備への給付と18歳以下の子どもたちへの図書カード給付を実施することになったのです。
給付は、小・中・高・大学に進学する子供たちに1人1万円、図書カードは1人3000円だといい、対象者はそれぞれ2900人と1万3300人になるといいます。両事業とも国の臨時特別給付金を活用するとしていますが、まさに選挙のタイミングで配られることになり、市民への間接的買収とも言える政策で、中原恵人市長が3期目を目指していました。
■ 吉川市長選・選挙ボード解説動画
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