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【選挙ウォッチャー】 衆院選2021・京都1区レポート。

10月19日告示、10月31日投開票で、衆院選が行われました。この京都1区は、自民党の重鎮・伊吹文明さんが今年で引退。自民党は、地元市議や府議ではなく、総務官僚の勝目康さんを擁立。一方、共産党は1996年に小選挙区制が導入されて以降、すべての選挙で比例復活してきた穀田恵二さんが初めて小選挙区を制する可能性がゼロではなく、そこに来て、日本維新の会が侵攻してくる乱戦となり、非常に面白そうな選挙となりました。

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勝目 康  47 新 自民党
穀田 恵二 74 現 日本共産党
堀場 幸子 42 新 日本維新の会

結論から言うと、今回の「京都1区」は、かなり意外な結果です。今年も共産党の穀田恵二さんが勝てなかったことは意外でも何でもないのですが、いよいよ京都も「維新」を受け入れるようになってしまったことが意外なのです。昔から京都と大阪の間には高い壁があり、京都の人たちが大阪文化である「維新」を受け入れるとは思えなかったのですが、とうとう「維新」が共産党の互角に並ぶぐらいの力を持つようになってしまったのです。


■ 堀場幸子候補の主張

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堀場幸子さんは、アンガーマネージメントの講師をしているという日本維新の会公認の女性です。日頃からオラついているアホが多い日本維新の会なので、維新に最も必要な人材がやってきた感がありますが、「京都で維新は通用しない」という通説を吹き飛ばし、共産党の大ベテランと変わらないぐらいの票を取り、比例復活を果たしました。維新も維新で、京都で通用するとは思えないため、政治経験があるわけでもない、維新に興味のある普通の女性が立候補してきた感じですが、あっさりと衆議院議員になっているのですから、維新が日本でどれだけ旋風を巻き起こしているのかという話です。この年末年始も駅頭に立ち、有権者に訴えるドブ板選挙を繰り広げていますので、京都市の財政事情などを見ても、京都にも「維新」が入る余地は十分あると思います。兵庫県や奈良県は維新の手に落ちていますが、京都も陥落するのは時間の問題ではないかと思います。


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