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【選挙ウォッチャー】 山形県議補選2021・山形市選挙区レポート。

1月15日告示、1月24日投開票で山形県議補選が行われました。これは山形県知事選に立候補するために辞職した大内理加さんの穴を埋めるための選挙なので、本来であれば、自民党から候補者が出てこないとおかしいのですが、山形市議会から引っこ抜いてしまうと、自民党が過半数を取れなくなってしまうという理由で、市議から県議に挑戦する人はおらず、結局、自民党から誰も立候補してこないというオチになりました。そのため、国民民主党系のオジサンが1人立候補しただけで、あとの2人はなかなか濃いキャラクターの泡沫候補。特に、柴田悦夫さんに至っては、年末のイベント一直線で、山形の県都たる山形市の候補者がコレなので、日本は本当に大丈夫なのかと思わずにはいられません。

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諏訪 洋子 57 新 元山形市議
梅津 庸成 53 新 国民民主党系
柴田 悦夫 68 新 ラブホテル経営

事前の情勢調査では、かなり大きな差で梅津庸成さんの優勢が伝えられていたので、選挙をやる前から結果が決まっているような選挙だったと言えそうです。なので、選挙ウォッチャーとしては、梅津庸成さんがチェックできれば合格だったのですが、ツイキャスのコメント欄に「柴田悦夫さんの選挙事務所の場所が、グーグルストリートビューで見ると廃墟にしか見えない」という情報があり、実際に行ってみたら、あまりにもホラーすぎたため、選挙レポートというより「サブカル廃墟ウォッチング」になってしまいました。


■ 諏訪洋子候補の主張

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諏訪洋子さんは、地元で精力的に活動しているマダムのようで、山形県の女性起業家ネットワーク「女性ゆめネット」の会長をしていたり、「地域を元気にする会」の会長をしていたり、東北6姫祭りを主催する「義姫の会」の代表をしたり、とにかく顔の広い人物のようです。公約は、EV・電気自動車関連産業生育と職員教育、リモート学習環境とIT化への学習推進、新しい農業で若者就農支援、緑環境税で森林を守る若い担い手を育成する、一人親や子供の貧困支援強化、南山形駅の設置で新たな市内回流の創出、観光地と私設にWi-Fi整備、サッカー場を含むスポーツ施設の総合再編、公営フードバンクの設立など。公約を見る限り、一つ一つが具体的で、よく考えられていると思いますので、そんなに悪い候補ではなさそうです。ただ、「女性議員を県政に!」というキャッチフレーズは微妙です。どうして県議補選が行われることになったのかって、大内理加さんが辞職したからです。もともと女性が活躍しているわけで、そこに男女の違いはあまり関係ありません。あと一歩のところで微妙な点を残しているところが、強くなりきれない要因かもしれません。


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