【選挙ウォッチャー】 茨城県議補選2021・石岡市選挙区レポート。
8月27日告示、9月5日投開票で、茨城県議補選が行われ、石岡市選挙区は欠員1に対して、3人が立候補してきました。これがなかなか面白い選挙となっており、デルタ株による第5波がここまで爆発していなければ、選挙を追いかけても面白かったのではないかと思っています。今回はポスターの撮影だけになってしまいましたが、それぞれの公約などをチェックし、まとめていきたいと思います。
桜井 信幸 64 新 無所属(元市議)
大森 蔵人 40 新 無所属(会社社長)
大和田 寛樹 46 新 石岡次世代の会(損保代理業)
この選挙は、2020年4月の石岡市長選に谷島洋司さんが立候補したことに伴う補欠選挙で、谷島洋司さんは自民党で、桜井信幸さんの出陣式に応援に入っており、複数の自民党系の県議が応援に入っていました。しかし、谷島洋司さんが応援に入ったのは桜井信幸さんだけではありません。節操がないことに、大和田寛樹さんの出陣式にも参加しており、まさかの両方応援するという暴挙。まったく信用できたものではありません。
■ 政局にかまけて止まる新型コロナウイルス対策
一人でも多くの国民の命を救わなければならない与党・自民党は、菅義偉総理大臣が総裁選不出馬を表明したため、「第100代内閣総理大臣」の座をめぐって、自民党内の勢力争いが起こり、かねてから言い続けている通りに河野太郎さんが総理大臣になる可能性が高いです。総裁選の告示は9月17日で、9月29日が投開票だということですが、岸田文雄さんや高市早苗さんが立候補するものの、自民党内の勢力図や国民の人気を考えると、やはり河野太郎さんになるだろうと見ています。Twitterでエゴサーチをして、いちいちブロックしてくるような総理大臣はヤバいとしか言いようがありませんが、これから1ヶ月は「お祭り」です。次の総理大臣が誰になるのかをマスコミも含めてワチャワチャすることで、国民の視線を自民党に集中させ、新しい総理大臣が決まり、新しい大臣を決めて国民をワクワクさせたところで一気に衆院選を戦えば、少しは議席を維持できるだろうと考えています。今のところ、第5波で起こった「入院したくても入院できない」という地獄のほか、首都圏だけでなく、地方にも新型コロナウイルスが蔓延したことによる自粛などで、ただでも冷え込んでいる地方経済がますます冷え込むことになり、全国的に人々が憤りを感じています。あまり肌で感じにくいところではありますが、今回の自民党への逆風というのは2009年どころの騒ぎではなさそうなので、相当数の自民党の議員が落選することになろうかと思います。専門家は「30議席減ぐらいは覚悟しなければならない」みたいなことを言っているようですが、そんなものでは済まないのではないかというのが、今、僕が感じているところです。しかし、自民党としては総裁選に国民の目を釘付けにする作戦で、この間は結局、国会が開かれることもありません。本当は国会議員の4分の1が求めているのに「国会を開かない」というのは「憲法53条違反」ですが、自民党は堂々と憲法違反をします。自民党の新総裁が決まるまでは国会を開かず、今のところ、10月4日に臨時国会を召集する方向で進めているようです。国会の承認を得て新総理大臣を決めたら、今度は人々をワクワクさせるために新内閣を組閣します。誰が新しい官房長官になって、誰が新しい外務大臣になって、誰が新しい厚生労働大臣になってをやって、こんな新しい顔ぶれで新型コロナウイルス対策もしっかり取り組むと宣言します。ここで一部の人は「このメンバーだったら期待できるだろう」と脳味噌をアハつかせ、「今度の衆院選でも自民党に投票しよう」ということになります。それから新内閣は、すぐに新しい予算を組んで国民にお金を配ることを宣言することでしょう。なにしろ、立憲民主党や共産党、社民党、れいわ新選組の野党4党が30兆円規模の新型コロナウイルス対策予算と新政策を発表しているため、これを封じるためにも、自民党としては「国民へのばら撒き」をしなければ勝てるものも勝てないと考えるでしょうから、財務大臣から麻生太郎を外し、新しい財務大臣のもと、国民にもう一度10万円を配るぐらいのことは言うと思うので、大急ぎで新しい予算案を通すとなると、少なくとも衆議院の任期満了を迎えるギリギリまでは粘ることになると思われ、そこで解散をすれば40日以内に選挙をすればいいので、そこから選挙の準備をやって、衆院選は11月21日か11月28日投開票になるのではないかというのが、今のところの見立てです。
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