【選挙ウォッチャー】 滋賀県知事選2022・分析レポート。
6月22日告示、7月10日投票で、滋賀県知事選が行われました。
参院選と同日に行われた唯一の知事選ですが、ここには現職の三日月大造さんと、新人で共産党が推薦する小西喜代次さんの2人しか立候補しておらず、ぶっちゃけ、選挙をやる前から結果が決まっているような選挙でした。
この選挙を見て、何か面白いことがあるかと言われたら、面白いことは何もありません。ですが、滋賀県の新型コロナウイルス対策は、けっして評価をできるようなものではなく、ポンコツが引き続き知事として君臨することを容認できるのかという問題がありました。
今回はたまたま参院選と同日となったため、それなりに高い投票率になりましたが、もし単独で行われていた場合には、ゲロを吐くほど低い投票率になっていたのではないかと思わずにはいられません。
ほぼ「無投票当選を避ける」という意味しかないような候補を出してきており、参院選に立候補している共産党の候補を押し上げるような効果もありませんでした。見るからに痛々しい選挙だったと言わざるを得ません。
なお、このポスター掲示板を見た時に、三日月大造さんでもなく、小西喜代次さんでもなく、思わず左上に貼られているキャンペーンガールになっているお姉さんに投票したくなってしまいますが・・・。
彼女は、大津市出身の女優・高橋ひかるさん、20歳です。バラエティー番組では「スクール革命」に出演していますが、普段は大河ドラマなどにも出演するオスカープロモーションの女優さんです。お笑い芸人さんのラジオが大好きだという彼女なので、僕のツイキャスも聴いてもらえるように頑張りたいと思います。
■ 参院選・滋賀県選挙区の結果
取材時間の関係で、参院選の滋賀県選挙区を見ることはできなかったのですが、情勢としては既に固まりつつあり、自民党の現職・小鑓隆史さんが優勢に選挙を進めていたと思われます。立憲民主党と国民民主党が相乗りで推薦していた田島一成さんも奮闘はしていましたが、当初からそこそこ差が開いていたのではないかと思います。
この選挙区に関しては、立憲・国民が推薦する無所属の田島一成さんと共産党の石堂淳士さんが選挙協力をしていたとしても、もっと言えば、参政党とNHK党の票を足しても及びませんので、選挙協力が実現できなかった影響はほとんどなかった選挙区になるかと思います。単純に田島一成さんでは勝負にならなかったということかもしれません。
投票率は54.59%でした。
共産党の石堂淳士さんは、滋賀県知事選に共産党の候補が立ったにもかかわらず、思ったほど票が伸びず、相乗効果はほとんど期待できなかったようです。参政党の片岡真さんは、「参政党」の共同代表・吉野敏明さんの私設秘書だった人物です。平成生まれなので、日本の経済が良かった頃を知らないといい、自分の時間を削り、日本のために頑張る吉野敏明さんを支えることが国益につながると考えたそうです。まったく「おはよう」としか言いようがありませんが、こういうタイプの人は候補者にも支持者にも多くいるのです。
田野上勇人は、偶然にも立花孝志と同じマンションに住んでいたという美容院経営のオッサンです。立花孝志の思想に触れ、立花孝志に魅了され、参院選に立候補する人を探しているというから立候補してみたというホゲホゲしたオジサン。新参者のN国信者なので、僕のことはまったく知らず、「ニコニコ超会議」では僕にチラシを渡し、僕からいろいろな質問をされてニコニコ答えてしまい、あとで粟飯原美佳に叱られていました。
このように、現在のN国信者たちは、ここ半年程度で入信した人たちも多くいるため、僕のこともよく知らないし、噂で聞いたことがある程度。根本良輔や外山麻貴ですら、参院選の最終日の夜まで、僕がどんな顔をしているのかさえ知らなかったほどです。
知らないのは僕だけでなく、NHK党がどれくらい社会に迷惑をかけてきた存在なのかも知りません。もう既に綾野剛さんや楽天の三木谷浩史社長に対してやっていることが法の一線を超えていると考えられることも知りません。物の善悪すらつかないほどに知性の劣化が激しい人たちが、新たな信者として加わっているというのが現状です。またコツコツと知ってもらうための動きをしなければなりませんが、今度は半分くらい「陰謀論」に脳味噌をやられているため、N国信者を脱するのは今までよりも難しいのかもしれません。
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