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【選挙ウォッチャー】 東大阪市長選2023・分析レポート。
9月17日告示、9月24日投票で、大阪府の東大阪市長選が行われました。この選挙は非常に面白く、それまで自民党が推薦していたはずの現職が今回から維新に寝返り、自民党は候補者を擁立することができずに不戦敗となっています。
そして、この東大阪市は、政令市となっている大阪市と堺市に次いで、3番目に人口の多い自治体となっており、約48万人が暮らすビッグシティです。首長は既に大阪市と堺市では「維新」に取られていますが、今回、現職が自民から維新に寝返ったことにより、また「維新」の領土が拡大した形となります。
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野田 義和 66 現 大阪維新の会
内海 公仁 67 新 日本共産党推薦
龍神 晃弘 51 新 無所属
この東大阪市は、1998年から2002年、2006年から2007年にかけて共産党出身の長尾淳三さんが市長を務めていた街です。なぜ全国的にも珍しい共産党出身の市長が誕生したかと言うと、その前の清水行雄市長が詐欺容疑などで逮捕され、任期の途中で辞職。「こんな酷い市長にしては街が潰れる」とばかりに、みんなが共産党に投票しました。
ところが、真面目に市政運営をしていても、現市長の野田義和さんが統一教会から支援を受けているように、反共ムーブも激しく、デマを含めて批判が相次ぎ、2002年には落選。しかし、2006年には保守分裂選挙となった結果、漁夫の利で再び長尾淳三さんが当選。しかし、2007年の市議の任期満了直前に、「どうせ逆ギレ解散されても、もともと選挙がある」ということで最後っ屁のように不信任決議が出されて可決。すると、長尾淳三さんは議会の解散をせずに失職。あまりに理不尽な不信任案に、怒った市民も多かったようで、当時、共産党の議席は2倍以上に伸びましたが、長尾淳三さんは野田義和さんに敗れ、以来、共産党が市長の座を取り戻すことはなく、今日に至っています。
■ 東大阪市長選・選挙ボード紹介
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