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【選挙ウォッチャー】 宮城県知事選2021・分析レポート。

 10月14日告示、10月31日投票で、宮城県知事選が行われました。
 もともとは衆院選の後に行われる日程でしたが、衆院選で風が変わる可能性があること、衆院選の結果を受けて県民が知事選を真剣に考えてしまう可能性があることなどから、どさくさに紛れて選挙をした方が現職にとって有利であることもあり、衆院選と同日に選挙が行われることになりました。現職の村井嘉浩さんは「頭の悪い橋下徹」という表現が最も適切な、全国でも有数の無能知事です。全国に先駆けて水道民営化を決めるなど、維新よりも維新な知事です。

村井 嘉浩 61 現 5期目を目指す
長 純一  55 新 医師

 多くの人は気づいていませんが、長純一さんは、これ以上ないくらいに大変素晴らしい候補でした。この人が知事になれば、少なくとも、今のような新型コロナウイルスの地獄は広がっていないと思いますし、土壇場で水道民営化を止められたかもしれないし、命や生活を守ることはできたのではないでしょうか。
 しかし、ほとんどの県民が「政治に無関心」なので、バカをバカのまま野放しにして、なんとなく投票し、最後は自分たちの生活に跳ね返っているのですから、これほどの「自業自得」はありません。


■ 新型コロナ対策では「Fランク」である

 今年も「オミクロン株」による第6波が一段落した頃に、全国47都道府県の知事の仕事ぶりを一斉評価するレポートをお届けしますが、宮城県はまったく期待できません。2021年は、PCR検査を抑制し、病院の統合を推進したあげく、コロナ禍の最中に「GoToイートキャンペーン」を展開するほどの無能ぶりを発揮し、「最低」を意味する「Fランク」を獲得していたのですが、今年もノーマンボウを決め込み、対策らしい対策は何もせず、仙台市内の医療機関を逼迫させ、飲食店に打撃を与え、学校や保育施設の休校や休園を拒んだため、県民を多大なるリスクに晒した点で、今年も「Fランク」は確実とみられます。東北地方で最も愚かであり、全国的にも大阪府の吉村洋文、神奈川県の黒岩祐治、奈良県の荒井正吾と並ぶレベルの無能であると言っても過言ではありません。新型コロナウイルス対策一つだけを見ても「政治家になってはいけないレベルの無能」です。


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