【選挙ウォッチャー】 東金市長選2022・分析レポート。
4月10日告示、4月17日投票で、千葉県の東金市長選が行われ、現職と新人2人による戦いになりました。昨年3月には東金市議選があり、ここにはN国党の諸派党構想に参加した「子供未来党」の候補者が出馬。N国党を中心とした反社会的カルト集団の実態を追うため、2時間くらいかけて東金市まで足を運んだのを覚えています。
当時の選挙レポートにも鹿間陸郎市長の「陣中見舞い」の話が書かれていますが、まさに今回の市長選も「陣中見舞い」は一つの争点です。ただ、冒頭に申し上げておくならば、この「陣中見舞い」は公選法違反に問われる類のものではなく、「現金を渡した」という部分だけを切り取って、あたかも悪いことのように報じられていますが、このスキャンダルを報じた「千葉日報」の記者が誰なのかを知れば、この選挙は一段とニヤニヤしながら見られるようになります。
ちょっとマイナーな選挙ではありますが、今回の東金市長選は、書きながら筆者のニヤニヤが止まらない選挙でもあり、東金市に興味がなかったとしても、一つの読み物として面白いと思うので、ぜひ読んでいただきたいと思います
今になって思えば、堀井研作さんは年末のイベントに出場してもおかしくない逸材だと思います。というのも、堀井研作さんは「陣中見舞い」をネタにすることで市長の座を奪おうとしていたわけですが、絶望的にセンスがなかったので、「投票したい」という気持ちに全然なりませんでした。もし僕が東金市に住んでいたら、間違いなく鹿間陸郎さんに投票していると思います。それくらいにギャグです。
■ 桑田豪候補の主張
桑田豪さんは、葛飾区議選で猛烈な怪しさを発揮していた大西順子さんと同じ政治団体で活動する人物です。桑田豪さんを応援しているのは、どちらかと言えば「新党やまと」や「新党くにもり」に共感している人たちで、もちろん、N国界隈とも親和性は高いです。実際、N国党の諸派党構想に参加していた「子供未来党」の党員で、東金市議選に立候補していた「東金の相川七瀬」こと阿部馨さんが、桑田豪さんとのツーショット写真をSNSにアップし、応援していたほどです。
先日の市川市議補選に立候補していた「新党やまと」の石崎英幸さんがN国信者と積極的に交流していたように、桑田豪さんもそれに似た空気があるのではないかと思っていました。しかし、自宅を選挙事務所にしている様子で、あまり支援者もなく、組織的とは言えない形で戦っていましたので、今回は勝負にならないだろうと判断しました。
桑田豪さんと連携している大西順子さんが、だいぶパチキレたヤバめの人であることは、葛飾区議選で記録されています。2017年の葛飾区議選で「ヤバめの人」として記録されていたのが立花孝志であることは皆様もご存知の通り。4年経って大西順子さんが現れたわけですが、この政治団体は緩やかに見守る必要があるだろうと見ています。
今のところは緊急性を擁する状態ではないと見ていますので、この政治団体の詳細は、やがて「チダイズム新聞」でお届けしようと思います。
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