【選挙ウォッチャー】 3人が逮捕された後の「つばさの党」の現状。
カルト活動家集団「つばさの党」の中心メンバーである黒川敦彦、根本良輔、杉田勇人の3人が逮捕されたことを受け、残った外山麻貴、山本武彦を中心とするメンバーは、引き続き、抗議街宣などを続けています。
しかし、「つばさの党」が話題になったことで、各マスコミが実態に迫る報道をするようになり、彼らは疲弊し始めています。また、彼らも「黒川敦彦や根本良輔は、しばらく出てこられないだろう」と考えていて、昔は「逮捕もされないだろう」と考えていただけに、大きく変わってきています。
■ 3人には接見禁止が出されている
芸能ライターの山本武彦のYouTubeによれば、黒川敦彦、根本良輔、杉田勇人の3人には「接見禁止」が出されており、外山麻貴や斉藤優利が面会に行ったものの、会うことはできなかったようです。
また、勾留はされていますが、本格的な取り調べはまだ始まっていないそうで、こうしたことから「勾留期間は長くなる」と覚悟していました。
一方で、多くの人が心配している「他のメンバーも逮捕されるのではないか」という話ですが、今のところ、特に進展はありません。山本武彦にも外山麻貴にも警察からのお呼び出しはないようで、「つばさの党」としては引き続き、街宣活動を継続していく方針です。
今、「つばさの党」が最も警戒していることは何かと言えば、住居などを提供している山中裕に捜査の手が及ぶことです。山本武彦や外山麻貴が逮捕を喰らうより、山中裕を失う方がダメージは大きく、住居や活動資金などをすべて失うことにつながりかねません。なので、山本武彦は「山中裕を全力で守る」と宣言していました。
■ 山中裕を失うと、すべてを失う人たち
黒川敦彦の説明では、今回の衆院補選の選挙費用は、山中裕との「投資ブラザーズ」の事業で1億円の利益を出し、そのお金で300万円の供託金のほか、選挙カーなどの費用を捻出したといいます。
ただ、本当に1億円以上の利益が出ているのかどうかは、かなり怪しいと言わざるを得ず、少なくとも僕は、立花孝志と同じぐらいのホラッチョではないかと見ています。
わざわざ特別捜査本部が設けられ、捜査員50人以上という異例の態勢で捜査が進められているので、このあたりのお金の流れは当然、調べられるのではないかと思いますが、ぜひ捜査の進展を待ちたいと思います。
黒川敦彦の説明では、かねてから宣伝している「利回り10%以上の不動産投資」のみならず、M&Aの仲介によって1億円の収益を得たことになっています。一般的にM&Aの仲介手数料は1%~5%と言われており、けっして実績があるわけでもない黒川敦彦の仲介ながら、仮に5%と仮定した場合でも約20億円の売買を成立させていなければなりません。
黒川敦彦自身が金持ちではないし、黒川敦彦自身が社交的でもなく、けっして多くの社長と知り合いなわけでもなく、これまでM&Aを専門に扱ってきたわけでもありません。いきなり「投資ブラザーズ」を名乗り、1億円も売り上げることができるでしょうか。
これはあくまで僕の推測ですが、黒川敦彦が1年間で1億円の利益が出ていたというのはホラッチョで、実際は、山中裕が何かしらの事業で1億円程度の利益を出していて、その分け前として、シェアハウスの提供、選挙カーなどの備品の購入補助などを受け、そこに黒川敦彦のYouTubeの収益などを足していたといった方が実態に近いのではないでしょうか。
かねてから警鐘を鳴らしてきましたが、「投資ブラザーズ」が展開してきた「利回り10%以上の不動産分割投資」は、実態がよく見えません。
黒川敦彦容疑者が出演している「投資ブラザーズ」のYouTubeでは、100万円以上の投資で「翌月から配当が出る」と宣伝しています。しかし、そんなことが本当にあるのでしょうか。
仮に「投資ブラザーズ」で利回り10%の物件を持っているとして、それをYouTubeを見てノコノコと説明会にやってくるようなバカに分けてやる理由は一体、何なのでしょうか。もし、僕が利回り10%の物件のオーナーだったら、その利益はすべて自分のものにします。百歩譲って、僕があまりにお金持ち過ぎて、これ以上儲けてもしょうがないと思い、これを誰かに譲ってやろうという気持ちが起こったとしても、YouTubeを見てノコノコと説明会にやってくるような、今日まで会ったこともないようなバカに譲ってやる義理はありません。友人なり、愛人なり、この物件で儲けてほしい人に分けてやることでしょう。
だいたい黒川敦彦が登場するYouTubeでは、「時価総額5.5兆円、時価総額ランキング25位のHOYAの創業家の孫」と紹介し、まるで山中裕がめちゃくちゃスゴい人間かのように言っていますが、間違ってはいけないのは、山中裕の時価総額が5.5兆円ではないし、山中裕が時価総額ランキング25位ではないということです。金持ちのボンボン3世だということは嘘ではないと思いますが、僕たちの身近なところにも、金持ちのボンボン3世がいます。
東証プライム上場「株式会社キッツ(旧・北沢バルブ)」の創業者の孫にして、3万人の会員を誇る日本最大のハーレー・ダビットソンの愛好家グループ「№1闘鷲」の統轄(自称)、元祖・渋谷系チーマーとされる「ウォリアーズ」の創設メンバー(自称)、IQ180(自称)、スタンフォード大学とUCバークレー大学に留学経験がある(自称)の北澤晃男パイセン。
もし「珍獣博覧会」の記事を読んで、「もしかして、日本の選挙ってヤバくね?」と思った方がいらっしゃったら、ぜひ2024年の湯河原町議選のレポートだけでも読んでいただきたい。有料ではありますが、「創業者の孫だからと言って、必ずしも立派な人とは限らない」ということが、めちゃくちゃ伝わってくるのではないかと思います。
まだ逮捕された3人がシャバにいた時、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志の裁判があり、杉田勇人容疑者と話をしたのですが、その時も「投資ブラザーズが順調なので、昨日も家を3軒購入した」という話をしており、「アジトを移すかもしれない」という話になっていました。実は、この手の話を聞くのは、これが初めてではなく、今の「アジト」と呼ばれる物件に引っ越す時も「投資ブラザースが順調なので」という話をしていました。
実際、彼らは半蔵門にある「つばさの党」の本部事務所から、練馬区にあるアジトに拠点を移し、彼らの住環境は劇的に変わったのですが、よくよく見てみると、それは「投資ブラザーズの投資物件」ではなく、山中裕や山中裕の親族の持ち家でした。つまり、不動産投資用の物件を拝借しているわけではなかったのです。
これは少し考えれば当たり前の話で、利回り10%以上を実現するためには、そこに住んでくれる人がいなければ意味がありません。誰かがその物件に住んで家賃を払うからこそ、初めて「利回り10%以上」が成立するのです。ということは、この物件に「つばさの党」のメンバーがタダで住んでしまっては、利回り10%以上どころか、大赤字になってしまい、本末転倒もいいところです。仮に家賃を払って住むのだとすれば、利回り10%以上を実現することになり、下手をすると、通常より高い家賃を払うことになりかねません。いずれにしても、変な話になってしまうのです。
■ 尊師・立花孝志のアホ向け印象操作
連日、話題になる「つばさの党」の話に便乗し、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志は、まったく事実と異なる話をして、「みんなでつくる党」の大津綾香党首に対する名誉毀損を繰り返しています。
尊師・立花孝志が「代表権争い」の裁判で負け、代表者が大津綾香であることが正式に認められてしまったことは、皆さんもご存知だと思います。すべては尊師・立花孝志が、大津綾香を党首に任命し、党の借金をなすりつけるためにすべての権限を譲渡してしまったことが原因なので、完全なる自業自得でしかありませんが、あとで「やっぱり代表権を返してもらって、自分がやった方がマシかもしれない」と思った時には、大津綾香党首にボッコボコに濡れ衣を着せた後だったので、時既に遅し。実にさまざまな嫌がらせを
繰り返しまくっても返してもらえず、国政政党の代表から、ただの口が臭いだけのニートのホラッチョおじさんになりました。
その恨みを今こそぶつける形で、「つばさの党」の黒川敦彦らが逮捕されたことをキッカケに、「大津綾香は黒川敦彦や杉田勇人とズブズブだ!」という印象操作を仕掛け、またアホのN国信者たちに「さすたち!」と言わせているのですが、そもそも黒川敦彦を幹事長にしたのは、尊師・立花孝志です。もっと言うと、黒川敦彦があんなふうに選挙妨害をする人間に育て上げたのも、お金を出し、党を挙げて「参政党討伐隊」なるものを結成し、西東京市議選などで大暴れさせていた尊師・立花孝志です。しかも、尊師・立花孝志自身も「参政党討伐」に参加していました。
毎度のことですが、立花孝志はホワイトボードに「大津綾香被告」と書いています。黒川敦彦や杉田勇人には「容疑者」と書いて、大津綾香には「被告」と書いているので、まるで大津綾香党首が刑事的な責任を問われた前科者であるかのような印象を受けますが、これも立花孝志が毎回繰り広げている印象操作の手口です。
ここで言うところの「被告」とは、立花孝志が仕掛けているクソみたいな民事裁判の「被告」が大津綾香党首だということです。僕も尊師・立花孝志から18回も裁判を仕掛けられ、そのたびに「ちだい被告」などと書かれて刑事被告人のような扱いをされてきました。通常、名前の後に「被告」をつけるのは「刑事被告人」の場合ですが、自分が仕掛けたクソみたいな民事裁判で、いちいち「被告」と呼んで、イメージを下げようとするのが立花孝志の常套手段です。ちなみに、僕をさんざん「ちだい被告」と扱っておきながら、裁判では18戦18敗。大津綾香党首を訴えて、さんざん被告扱いしまくった代表権争いの裁判でも、尊師・立花孝志は負けています。
もっと言うと、最近は尊師・立花孝志が大津綾香党首から訴えられているので、その理屈で言うと、立花孝志も「被告」になるし、それどころか、不正競争防止法違反、威力業務妨害、脅迫罪の3つの容疑で、本当に刑事被告人として、本当の意味での「被告」になり、懲役2年6ヶ月・執行猶予4年なのが、尊師・立花孝志です。
こんな印象操作に騙されるのは、アホのN国信者だけですが、こういう騙されるアホがいるからこそ、いろんな詐欺が横行するのです。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
5月22日、尊師・立花孝志が、大津綾香党首の代理人から「直接接触の禁止」が通達されているにもかかわらず、横断歩道の向こう側を歩く大津綾香党首を見つけると、ハァハァ言いながら追いかけ、カメラを回し、直接接触をして大津綾香党首から110番通報される事件が起こりました。
動画を見れば分かるのですが、あんなにハァハァ言いながら質問をしてくるオジサンがいたら、絶対に怖いです。きょうび、部屋の天井までびっしりとポスターを貼るぐらい大好きなアイドルがいても、あんなにハァハァしながら凸をするキモヲタはいないんじゃないかと思うぐらい、ものすごいハァハァしながら質問をしていました。
もっと恐ろしいのは、あんなにハァハァしながらゲロキモ凸をしている様子を自分からYouTubeにアップしていることです。さらに、この動画のコメント欄を見ると、N国信者どもの「異常性」が分かるのですが、若い女性にハァハァしながら、通達を無視して凸をしてしまうゲロキモストーカーおじさんに対し、絶賛するコメントが並び、「そんなことで110番するな」のオンパレード。ちなみに、尊師・立花孝志がサーファーTAKASHIさんに凸をされた時は、Uber Eatsみたいな感覚で110番通報し、逃げまくっていました。
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