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【選挙ウォッチャー】 自民党総裁選2021・分析レポート。

東京五輪を強行開催し、何一つ手を打つことなく広がってしまった新型コロナウイルスの第5波の影響で、自民党に対する国民の不満が爆発し、とうとう今回の自民党総裁選への不出馬を表明した菅義偉総理。衆院選を前に首を変えることで、少しでも衆院選のダメージを少なくしようというのが自民党の狙いです。実質的に、記念すべき「第100代」の内閣総理大臣を決める今回の自民党総裁選。立候補したのは、河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4人でした。自民党を支持する者でなければ、全員期待できない顔ぶれですが、民主党政権時代の野田佳彦から数え、安倍晋三、菅義偉と総理大臣の質はどんどん下がっているため、ここらで少しでもマシな人に総理大臣になってほしいというのが我々国民の密かな願いです。

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思えば、民主党の野田佳彦がクソの限りを尽くし、こんなにクソだったら自民党の方がマシなんじゃないかということになり、自民党に政権を戻したら安倍晋三が2回目の総理大臣になってしまい、これがまた野田佳彦よりクソで、そんなクソが歴代最長の総理大臣になり、菅義偉になったら安倍晋三より少しはマシになるかと思いきや、さすがは安倍晋三のナンバー2と言われただけあって、安倍晋三のナンバー2ぐらいにクソだったという悲惨な総理大臣の歴史を歩んできたのが、我が日本です。今度という今度はクソじゃない総理大臣になってほしいというのが国民の願いでしたが、皆さんもご存知の通り、今度の総理大臣は岸田文雄さんになるわけですが、これは日本にとって少しだけ明るい希望なのではないかと思わずにはいられません。なぜなら、「久しぶりに日本語のわかる総理大臣になったから」です。僕たちとしては「日本語のわかる総理大臣、連れてこい!」という話なのですが、4人の中では最もマシな総理大臣になった可能性があるのです。


■ 野田聖子候補の主張

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野田聖子さんは、旦那が「元暴力団員」だと書いた週刊誌を訴え、裁判でしっかり「元暴力団員でした」というお墨付きをもらってしまった人です。こんなにマヌケな話もありませんが、「人聞きの悪いことを言うな!」と反論しておくだけでよかったのに、わざわざ裁判を起こしたものだから、裁判で正式に「元暴力団員でした」と認定される始末です。やっていることが立花孝志と一緒で、潔白を証明するどころか、週刊誌報道が正しかったことを証明してしまう始末です。このように、自分のやりたいことと真逆の現実が起こってしまう人は、この先の最悪シナリオの予測ができない人なので、総理大臣になってはいけません。正式に「極道の妻」という肩書きを手に入れた人が、よりによって100代目の総理大臣になろうとしているので、日本がどこまでヤバい国になってしまったのかという話でしかありません。「ヤクザの嫁さんだったから何だ」という人もいるかもしれませんが、僕が重視しているのは「元暴力団員とは何事だ!」と裁判をして、正式に認定されているマヌケ加減です。能力の低さが立花孝志レベルだという話です。いちいち裁判をしなければお茶を濁せたものを、わざわざ裁判でシロクロつけに行って「クロ」なのです。バカすぎます。今回の総裁選では、ほとんど存在感を示すことができませんでしたが、野田聖子さんが立候補したことで「河野太郎が総理大臣になるのを防ぐ」という効果を発揮しました。これは二階俊博の爺さんの詰将棋で言うところの「銀将をかましておく」ぐらいの効果はあったと思いますが、河野太郎がいきなり過半数を取って総理大臣になることを防ぎ、決選投票に持ち込んで、高市早苗をワンチャン総理大臣にするぐらいのことを目指したのではないかと思います。なので、二階俊博の爺さんの詰将棋は野田聖子さんが決戦投票に必要な票を持って行ったので、途中までは計算通りに働いたのではないかと思います。


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