【選挙ウォッチャー】 春日部市議選2022・分析レポート。
4月10日告示、4月17日投票で、埼玉県の春日部市議選が行われました。この選挙には定数30に対して38人が立候補し、その中には「NHKから国民を守る党」の現職・酒谷和秀の姿もありました。
詳しくは、「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」を読んでいただければわかりますが、N国党の現職が任期を全うし、2期目を目指して挑戦するのは酒谷和秀が初めてです。なので、尊師・立花孝志は並々ならぬ力を注ぎ、選挙期間中は毎日のように春日部市に入り、酒谷和秀の応援をしてきました。ところが、あまりに追い込まれ過ぎていたためか、とうとう公職選挙法の一線を超えてしまったのではないかという疑いが発生してしまったのでした。
今回の春日部市議選の注目ポイントは、大きく2つです。
まずは、巨額の広告費を注入して再選を狙っていた「NHKから国民を守る党」の現職・酒谷和秀が、きっちりと落選するのかどうか。尊師・立花孝志は、「もし酒谷和秀が落選するようなことがあれば、もう地方選からは撤退する」と宣言していました。尊師・立花孝志は「地方選のフランチャイズ化」を語り、公認候補として当選までのお膳立てをすべてする代わりに、議員報酬の一定額をロイヤリティーとして納める制度を実現しようと野望を語っていました。もし酒谷和秀が当選すれば、今日の今日まで「92連敗」という金字塔を打ち立てながら、再び「選挙プランナー」として生きていくことになります。
もう一つのポイントは、日本維新の会の公認候補がどれくらいの票を獲得して当選をするかです。日本維新の会は、この夏の参院選で大量の候補者を擁立する大勝負に出ると見られていますが、春日部市議選の結果は参院選に向けた一つの指標になると思われます。
■ N国党の現職・酒谷和秀が再選した
2020年4月の志木市議選で古谷孝が無投票当選して以来、今日の今日まで92連敗となっていましたが、半年以上に及ぶ駅前での活動、巨額のお金をつぎ込んだネット広告、国会で「ガーシー(東谷義和)」を取り上げた浜田聡の質問が話題になったことなどにより、4年でたった3回しか質問に立たず、いずれも「NHK問題しか聞かない」という税金の無駄でしかない男を再選させてしまいました。春日部市、N国党に投票するレベルのアホがたくさん住んでいて、超気持ち悪いです。
春日部市がN国党に投票するアホが大量に湧くキモい街なので、実は、20代から30代の若い女性たちが大量に転出する現象が起こっており、若い女性たちほど地元に対し、「生理的に無理!」となっています。
確かに、前科3犯の尊師の顔がデカデカとラッピングされた政党カー(通称:イエローピーポー)が毎日のように走り回り、駅前には新型コロナウイルスに感染して泣きながら入院させてもらった過去があるのに、「コロナはただの風邪」と言い出し、来る日も来る日も春日部市内の駅頭でノーマスクで突っ立っているのですから、まともな精神をしている人だったら、まず投票しないであろう人間です。それが当選してしまっているのですから、こんな風土の街に住み続けたいとは思わないでしょう。そりゃ若い女性ほど出ていきますわ!
尊師・立花孝志は、「国政政党の党首」ではなく「迷惑系YouTuber」として認識している人の方が圧倒的に多く、「へずまりゅう」と同じようなポジション、いや、あの「へずまりゅう」よりも下のポジションにいると言っても過言ではありません。
今になって思えば3年前は、立花孝志とのツーショット写真に行列ができていたぐらいなのに、いまや写真を撮ろうとする人もいないどころか、皆さん、怪訝な顔でノーマスクのバカ尊師を避けて歩くほどです。「水色のスーツでは近づきがたい」と考え直したのか、この日は普通に黒いスーツで登場していましたが、誰も写真を撮りませんでした。
しかし、それでも酒谷和秀が当選したのは、議会で働かなくても、人々の目に触れ続けたことでしょう。春日部市民はネットを開けば立花孝志の公選法違反疑惑のある広告が流れ、町を歩けば立花孝志の車が走り、駅前に行けば酒谷和秀が立っているのです。こんなに仕事をしないイメージ最悪の現職が当選できてしまうのですから、どれだけ「広告の力」が偉大なのかということです。
しかし、このたび「広告の力」で当選したことで、ますます公選法違反疑惑の動向が注目されるようになりました。落選すれば「効果がなかった」ということでお目こぼしされる可能性もありましたが、公選法違反で当選してしまったも同然なので、これがまかり通れば、今後の選挙に大きな影響を及ぼしかねません。新宿区の共産党はしっかり仕事をして、居住実態のない松田美樹をきちんと追いやりましたが、春日部の共産党がちゃんと仕事をするのかにも注目です。
今回、立花孝志に質問するために本人を直撃しましたが、質問しようと思っていた内容は、「受信料を支払わず、NHKから訴えられた人には裁判費用とNHKの受信料を肩代わりするという宣伝動画を流していたが、その動画に効果があったのか?」です。そんなに難しい質問ではありません。そして、そんなに難しい追及でもありません。すごく簡単な質問をしようとしていたのですが、立花孝志は拒絶して逃げました。
ここ最近、暴露系YouTuberとして話題になっている東谷義和にハマっている立花孝志は、俳優の綾野剛さんに「ガーシーが暴露している疑惑について説明する責任がある」などとガタガタとヌカし、綾野剛さんがCMに出演しているロッテの商品の不買を呼び掛けていますが、肝心の立花孝志に「公選法違反」について質問しても、ガタガタとヌカして答えずに逃げる始末。政治家のオマエにこそ説明責任があるだろうに、その責任を果たさずに逃げているんだから、どの口で綾野剛さんを批判しているのでしょうか。まずはテメエが説明責任を果たしてからホザけよ、バカタレが!
本当はもう一つ、質問しようと思っていたことがありました。それが「借金をどうやって返すのか?」ということです。尊師・立花孝志にとって、これが最も聞かれたくない質問だと思いますが、もう返済できないことは明らかです。これが「第2のオレンジ共済事件」になることは避けられない状況です。
実は、かなり早い段階からポンジ・スキームに陥っていて、借金を返済できる見込みがないことについては、「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」の中で解説しています。また、今回の公選法違反疑惑についても、この本の中で予言をしています。
これだけ数多くの問題を抱えながら、いまだシャバの空気を吸いながら生きている尊師・立花孝志。早く高い塀の向こう側で生きていただけるように疑惑を追及し続けたいと思います。
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