【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#445)。
先日、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」のコールセンター長の久保田学(横山緑)が、ニコ生の老舗チャンネル「暗黒放送」で、大津綾香側から支払われていない給料分のお金を尊師・立花孝志に貸してもらっていると話し、久保田学の元嫁とみられる女性に呆れられていました。
働いたはずの給料が、なぜか借金になり、しかも年利3%を支払わなければならない立場になる。この摩訶不思議な構図は、おそらく多くの人が理解できないと思いますが、N国信者のアホどもは、これにも「さすたち!(さすが立花さん!)」となり、立花孝志に感謝をしています。
しかし、元嫁とみられる女性の言っていることが100%正しく、久保田学は、立花孝志にまんまとハメられています。今日は、久保田学にもわかるぐらいにレベルを下げ、解説していきましょう。
■ 久保田学に給料が払われる可能性は低い
3月21日に代表権争いの裁判の判決があり、改めて司法の場で、正式に大津綾香が代表者であることが認められました。よって、それまで代表だと主張していた齊藤健一郎は、ただ「俺が代表だ」と言い散らかしていただけのオジサンでしかなく、尊師・立花孝志に至っては、ただの口が臭い部外者のニートでしかありませんでした。
そして、本当の代表者は大津綾香であるにもかかわらず、齊藤健一郎や立花孝志は、自分たちこそ代表者だと言い張っていたため、久保田学をはじめとするN国党の職員たちの雇用契約書をはじめ、本来、引き継がなければならないものを一切引き継がず、おまけに、久保田学は大津綾香を敵視していて、立花孝志の部下として働き続けました。
会社で言うなら、社長は大津綾香であるにもかかわらず、社長の言うことをまったく聞かず、別の会社(立花孝志ひとり放送局株式会社)で働いてきたというのが、久保田学なのです。
そして、これまで配信者として生きてきた久保田学は、あまり「労働」の世界に詳しくないかもしれませんが、この世界には「ノーワークノーペイの原則」というものがあり、日本語に訳せば「働いていない者にはお金を払う必要がない原則」ということになります。当たり前の話ですが、別の会社で働いた分の給料をコチラが負担するのはおかしいので、自分の会社の仕事をしているわけではないのであれば、当然、給料を支払う必要はないという原理原則の話です。
実は、コールセンターの業務は、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の政党の業務と見せかけて、実は、立花孝志ひとり放送局株式会社の業務であると考えられます。その理由は、NHKの問題で問い合わせた人に、コールセンターは「NHK撃退シール」とともに、任意で視聴料を求める手紙が同封されているはずですが、その視聴料の振り込み先は政党ではなく、「立花孝志ひとり放送局株式会社」の口座になっているからです。つまり、この事業の収益は「立花孝志ひとり放送局株式会社」に入る仕組みになっていて、政党には1円も入りません。
ということは、このN国党のコールセンターは、けっして政党でやっているとは言えず、久保田学はあくまで「立花孝志ひとり放送局株式会社」のために働いていたに過ぎません。
しかし、立花孝志は久保田学をはじめ、同じくコールセンターで働いている古船場謙人の給料も含め、党に請求をしようとしています。労働審判を求める時には、まさか「お金はすべて『立花孝志ひとり放送局株式会社』に入っているんです」と自己申告することはありませんし、なんなら泣きながら駆け込んで「大津綾香が酷いんです!」と訴えるわけです。これで、久保田学や古船場謙人などのコールセンターで働く人間たちの給料を大津綾香側に押し付け、もし認められた時には、そのお金を立花孝志に返金するという仕組みです。
立花孝志の悪徳ぶりは、これだけでは終わりません。
一般に、労働審判は「働いている側が有利」とされています。それは当然の話で、多くは「ちゃんと働いているのに給料がもらえない」というパターンなので、司法も「働いている人には給料を払ってあげなさい」になるに決まっているからです。
だから、「党内でゴタゴタが起こって給料を払ってもらえない」と泣きながら訴えたら、そこはさすがに「給料を払ってあげなさい」になると考えたわけです。しかし、これは司法をも騙す「詐欺」のような話です。
司法の場では絶対に言わないはずですが、久保田学をはじめ、コールセンターの人間が働けば働くほど、利益を上げるのは「党」ではなく「立花孝志ひとり放送局株式会社」です。党には1円も入らず、アホのN国信者からのお布施は、すべて立花孝志に入る仕組みです。そうすると、これは果たして党の業務だと言えるのかということになってきます。
久保田学の元嫁とみられる女性が、「どうして同じグループなのに、下っ端は儲からず、立花さんだけが儲かるの?」と質問していましたが、そのカラクリの一端は、ここにあります。久保田学は「党で雇われている」ことになっていて、その原資は「政党助成金」なので、皆さんの税金でメシを食わせてもらっています。皆さんの税金を使って久保田学を働かせ、立花孝志はすべての利益を独り占めしています。まさに「他人の金で私腹を肥やす」をしてきたのが、尊師・立花孝志なのです。
さらに、立花孝志は久保田学に給料分のお金を「貸す」としています。もし労働審判が認められて、久保田学の給料を党が負担することになった時には、ただ久保田学からお金を返してもらうだけでなく、3%の利息を取って儲けようとさえしているのです。立花孝志のお金を増やすために働いている立場の人間からも、お金を巻き上げようというセコすぎる話です。
久保田学の話では、これまで450万円を借りていることになっていますので、その利息が3%だとすれば、13万5000円です。これまで立花孝志に支払われたお布施の金額を考えたら、わざわざ久保田学から13万円ごときを取ることに何の意味があるのかという話ですが、「給料が支払われなくて困っているから助ける」と言いながら、最終的に自分が儲かる話になっています。
そして、久保田学のようなアホは、立花孝志の話にすっかり騙され、「給料を払わない大津綾香は酷い人間だ!」と言っています。しかし、この構図を理解すれば、酷いのは大津綾香ではなく、紛れもなく、立花孝志です。大津綾香を悪者にすることで、まるで善人のように振る舞っていますが、立花孝志に騙されていない人たちは、「どうしてこうなっているんだ?」となってしまうわけです。
■ NHK請求書受取代行サービスは詐欺
反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」が提供している「NHK請求書受取代行サービス」は、何一つ問題を解決しているわけではありません。本来、支払わなければならないはずの受信料を、ただ組織的に滞納して払わないようにしているに過ぎず、言ってしまえば「集団食い逃げ」をしているのと同じです。
例えば、N国党を通じて交渉をすれば、特別にNHKの受信料が免除されるというのであれば、それはサービスとしての価値もあることでしょう。あるいは、本当は毎月1100円を払わなければならないところ、半額の550円で見られるようになると言うのであれば、それこそ「立花さん、ありがとう!」と言うべきかもしれません。
しかし、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」がやっていることは、NHKから届いた請求書を代わりに受け取り、そのまま何もせずに滞納するという話です。もちろん、ただ滞納しているだけなので、こうしている間にも支払わなければならない金はどんどん大きく膨れ上がり、最終的に支払いが命じられるようなことになった時には、いきなりドカンと大きな請求が来て、割増金や延滞利息まで乗っかってしまう可能性があるのです。
そして、最大のリスクは、この「受取代行サービスの利用者は、すべてNHK側に把握されていること」です。世の中には、いろいろな事情があってNHKに受信料が払えなくなってしまう人はいることでしょう。しかし、このリストに入っている人たちは、明確に「悪意を持って受信料の不払いを選択している人」であり、もし自分がNHK側の人間だったとしたら、こういう人たちを容赦しておくでしょうか。ある日突然、貧乏になってしまって受信料が払えなくなって滞納している人ならともかく、本当はお金があってNHKも見ているのに、立花孝志に乗っかって払わない人たちです。僕なら狙い撃ちです。
NHKは既に受信料を支払わなかった人に最大で3倍の料金を請求できるようにしました。1000円の3倍は3000円ですが、1万円の3倍は3万円、10万円の3倍は30万円です。
もしオッズが3倍の絶対に当たる競馬があったとしたら、あなたは1000円を賭けるでしょうか、それとも、10万円を賭けるでしょうか。当たるか当たらないか分からないというのであれば、1000円を選択する人もいるかもしれませんが、「絶対に当たる」という条件ならば、まさか1000円しか賭けないことはないでしょう。儲かる金額がたったの2000円になるか、20万円になるかの話です。
まさに今、NHKは「絶対に当たるオッズ3倍の競馬」と同じことをしようとしています。金額が大きくなれば大きくなるほど、レバレッジが効いてくるわけですから、5万円で取り立てるより10万円で、10万円で取り立てるより15万円で取り立てた方が、得られる利益は大きくなります。つまり、シングルモルトウイスキーを熟成させるかのごとく、寝かせれば寝かせるほどおいしくなるわけですから、立花孝志が意気揚々と「どうせNHKは裁判してこない!」と言ったところで、それは未来のお楽しみなのです。
しかし、世の中には騙されるアホがたくさんいるので、本当はこんな状況であるにもかかわらず、「NHKの受信料を払わなくしてくれて、さすが立花さんやで!」となり、わざわざ立花孝志に「視聴料」という名のお布施を払って、最終的にNHKに高額の受信料を納めなければならなくなるバカが大量発生しているのです。立花孝志を信じると痛い目に遭うというのが、これまでの流れです。過去には立花孝志に協力したばっかりに「犯罪者」になってしまった人が、ガーシー以外にも存在します。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
かねてから、僕は「NHKから国民を守る党」は「破産をする」と警鐘を鳴らしてきました。N国信者になった末に、数百万円単位で立花孝志にお金を貸してしまうアホの面倒まで見ていられないという話ではありますが、それでも、1回目のおかわり借金の段階からポンジ・スキームに陥り、計画性の欠片もなくお金を使い倒していたN国党は、どこからどう見ても破産しか道がありませんでした。
そして、破産をすればどうなるかと言えば、それは「債権者にまったくお金が返らない」ということです。立花孝志は「マネーロンダリングをすれば政党助成金を返済できる」と主張していますが、総務省も含め、「政党助成金でお金を返済できる」と言っている奴は立花孝志以外に存在しません。
アホのN国信者たちは、まるで「立花孝志の法解釈が正しい」かのように考えていますが、代表権争いも「95%勝てる」と豪語しておきながら、余裕で負けて帰ってきている「自称・法律のプロ」は、ありとあらゆる法律の解釈が間違えていて、刑事でも懲役2年6か月・執行猶予4年の「お弁当持ちのオジサン」になっています。
百歩譲って、大津綾香が財産を管理していれば、まだマネーロンダリングをして返済する可能性が少しくらいは芽生えたかもしれませんが、破産申立が認められてしまい、弁護士バッヂをつけた破産管財人がお金を整理するとあらば、さすがに脱法行為をするとは考えにくく、ましてや立花孝志が3億5000万円の借金を返済できずに自己破産するとなれば、債権者に戻るお金はガチで数千円から数万円程度になる可能性があります。
まずは、立花孝志が「正義の人」だというN国信者たちの前提を疑いましょう。立花孝志は稀代の「ホラッチョ」なのですから。