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【選挙ウォッチャー】 取手市議選2020・中間報告レポート。

1月19日告示、26日投開票という日程で取手市議選が行われることになりました。今年の取手市議選は定数24に対し、31人が立候補する激戦となっているのですが、ここに反社会的カルト団体である「NHKから国民を守る党」の候補者が立候補しています。僕自身は2018年4月から「NHKから国民を守る党」の危険なカルト思想に気づき、以来、今日の今日まで皆さんに警鐘を鳴らしてまいりました。今年7月には力及ばず国政政党になってしまったのですが、国政政党になっても、彼らの不法行為や文化的な暮らしの破壊は続いています。

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僕自身は、NHKの受信料制度を改革することに反対しているのではありません。だんだん時代に合わなくなってきているので、受信料制度は見直されるべきだと考えていますが、それ以前に「NHKから国民を守る党」は、裁判を乱立してNHKを相手にした裁判で負けまくり、善良な市民である僕たちが余計に受信料を払わなければならない環境を作り出しています。どれだけ正義っぽい言葉を並べようと、彼らが作り出している結果を見れば一目瞭然なのです。最近は少しずつですが、「NHKから国民を守る党」がろくでもない政党であることが伝わってきましたので、取手市議選での苦戦が予想されていますが、それでも当選してしまう可能性が残されていますので、一人でも多くの方に現状を知っていただきたいと思っております。


■ 岡本介伸という人物について

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岡本介伸さんは、前回の参院選で「比例区」から立候補した人物です。「比例区」とは、茨城県選挙区や千葉県選挙区といったように、各都道府県を舞台に戦うのではなく、全国を舞台に戦う選挙区のことで、参院選に投票に行ったことのある人なら覚えているかもしれませんが、2枚目の投票用紙に記入するのが「比例区」です。この「比例区」は、候補者の名前を書くこともできるし、政党の名前を書くこともできました。2019年の参院選でNHKから国民を守る党は比例区に4人を擁立したのですが、1位は立花孝志代表、2位は浜田聡さん、そして3位が岡本介伸さんでした。なお、立花孝志代表は当選を果たしましたが、国会での仕事をまったくすることなく、昨年10月に参議院議員を辞めて参議院議員になるための補欠選挙に立候補し、その議席を2位の浜田聡さんが引き継ぐことになりました。もし浜田聡さんが辞職することになると、3位の岡本介伸さんが参議院議員になります。ちなみに、立花孝志代表は「全員を記念に参議院議員にさせてあげる」としており、やがて浜田聡さんが辞職し、岡本介伸さんが参議院議員になってしまう可能性があります。

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そんな岡本介伸さんは、N国信者たちの間で「N国の鉄砲玉」という異名を持っています。そう呼ばれるに至ったキッカケは、日本維新の会の足立康史議員がNHKから国民を守る党を批判した際、撮影禁止の議員会館の中でカメラを回し、足立康史議員の部屋を訪れ、NHK撃退シールを投げ込んでくるというYouTubeを撮影して公開したからです。足立康史議員は憤慨し、このままでは議員のセキュリティーが守られないと訴えましたが、このような反社会的な行動を率先してやるタイプの人間性であることから、NHKから国民を守る党の候補者の中でも特に危険度の高い候補者であると言えると思います。なお、NHKから国民を守る党が国政政党になってしまう前、昨年4月の統一地方選の時には狛江市議選に立候補しているのですが、その時に狛江市民の皆さんが下した審判は「落選」でした。狛江市民の皆さんに「いらない」と判断された人間が、選挙のために取手市に引っ越してきて、ここで当選してしまうようなことがあるとするなら、取手市は候補者の廃棄処理場と化してしまいます。

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中国では今、武漢から起こった新型コロナウイルスが蔓延し、とても大変なことになっていますが、岡本介伸さんは動画で「体の中にインフルエンザウイルスがありながらも選挙を頑張っている」と報告していました。普通の風邪でも外を出歩かれたら迷惑なのに、よりによってインフルエンザで街に出ているので、社会にインフルエンザをばら撒くバイオテロリスト状態です。昨日も武漢からやってきた中国人観光客が新型コロナウイルスにかかっていることがわかり、国内2例目の発症者が確認されていますが、こんな時には誰もが思うわけです。「新型ウイルスに感染している可能性があるなら旅行してんじゃねぇよ!」と。インフルエンザは死ぬ人こそ少ないですし、新しい薬が次々と開発されてはいますが、それでも毎年のように死者が出ている病気です。普通の人はなかなか死にませんが、高齢者や体力のない人には高いリスクがあります。インフルエンザは風邪とは異なり、近くにインフルエンザの人がいたら感染する可能性があるわけですから、体調管理でどうにかなる問題ではないのかもしれませんが、不幸にも選挙期間中に感染してしまったのだとしたら、ウイルスが消滅するまで自宅に籠っているしかありません。なにしろ選挙期間中は握手もするだろうし、特にNHKから国民を守る党は「NHK撃退シール」という名の玄関先にアホであることを示すだけの効果しかないシールを配布しているので、人々と接触する機会は多いはずなのです。それでインフルエンザに感染して死者が出るようなことになったらどうするつもりなのでしょうか。こういうモラルのないところが「NHKから国民を守る党」の危険なところです。一刻も早くこの世から消えてなくなるべき政党です。


■ ロマンスカー誘致は自民党議員が公約済

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僕は「選挙ウォッチャー」として、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地の選挙を見て、それだけでメシを食っています。なので、2018年に行われた茨城県議選は当然のように取材しており、この取手市選挙区もしっかり取材をしました。そんな中で、岡本介伸さんが掲げている「ロマンスカーの誘致」については、既に自民党の中村修県議が公約として掲げて当選を果たしていることを皆さんにお伝えしたいと思います。個人的には「ロマンスカーが延伸しても、そう頻繁に乗るだろうか?」と思っていますが、それでもロマンスカーの誘致に魅力を感じる人がいるとするならば、一人会派になることが濃厚な「NHKから国民を守る党」なんかに託すよりも、最大会派の自民党の候補に託した方がはるかに現実的であると思います。国政政党になって半年の間に、NHKにはさまざまな不祥事や問題がありましたが、NHKから国民を守る党が何をしてきたのかを見れば、こんなクソの役にも立たない政党に期待する方がどうかしているということは、火を見るより明らかだと思います。立花孝志代表がこの半年でやってきたことは、NHKではなく、マツコ・デラックスさんやTOKYO MXテレビを訴え、崎陽軒の不買運動をして、身内だった議員を脅迫して書類送検され、警察や検察にケンカを売り、スラップ裁判で敗訴し、キャバ嬢をスカウトすると言ってシャンパンタワーを立て、道路にシャンパンをぶち撒き、女性にいきなりキスをしたり、Twitterで援助交際を匂わせるようなナンパをしたり、受験を間近に控えた予備校の前で迷惑な街宣をしたり、NHKの集金人から入手した個人情報をネット上に流出させると脅したり、挙げればキリがないくらいの反社会的行為を繰り返し、今はN国信者たちから5億円の借金をしていますが、返済の見込みはありません。そんな政党にいながら何一つ疑問を抱くこともないようなアホが、果たして取手市のさまざまな問題に気付くことができるでしょうか。こんな奴に期待するより、もっと街のことを考えてくれそうな人に投票した方がいいと思います。


■ 取手市議選と吉川市議選の当落予想は?

1月26日は取手市議選と吉川市議選にNHKから国民を守る党の公認候補が出ています。今年はこの後、2月9日の前橋市議補選、2月16日の新座市議選、弥富市議選、4月26日の志木市議選、坂戸市議選、倉敷市議選などにNHKから国民を守る党が候補者を擁立する計画を立てており、引き続き警戒が必要なのですが、ひとまず1月26日に行われる2つの市議選では落選させなければなりません。

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日々、NHKから国民を守る党の動向をチェックし、皆さんに警鐘を鳴らす存在として、僕は有料の「N国マガジン」で各選挙における当落予想もお届けしています。「50/50」という中途半端な予想もあるので、精度の高さを自慢することはできませんが、桶川市議選は通用せずに落選し、上尾市議選朝霞市議選で当選してしまうことは、事前に予想をしてきました。なお、「50/50」となっている海老名市議選では三宅紀昭さんが当選し、我孫子市では落選していますので、本当に「50/50」という結果です。では、取手市や吉川市はデータ上、どのようになっているのか。今回、この2つの選挙に限って無料公開いたします。

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これまた非常に中途半端な予想なのですが、取手市も吉川市も「50/50」となっています。ただし、僕は吉川市議選も取材していますが、データ上では勝ち負けできる状態にありながら、吉川市議選はライバルとなる候補者たちがしっかり選挙を戦っていて、ホゲホゲとしたポンコツ候補者がたくさんいるイメージわけでもなく、なんなら鬼沢宏孝さんが一番ホゲホゲしているので、こちらは落選する可能性が非常に高いと見ています。問題は取手市議選の岡本介伸さんです。前回の参院選の比例区では1040人の取手市民がNHKから国民を守る党に投票しているのですが、茨城県選挙区から立候補して、現在はNHKから国民を守る党の政策秘書になっている元フリーウェイクラブの田中健さんには2246人も投票した人がいます。参院選の茨城県選挙区に立候補していた人は5人で、今回の取手市議選には31人が立候補しているので、選択肢が多いことを考えると、比例区をベースに計算した方がより正確だと考えますが、自民党も、立憲民主党も、公明党も、日本共産党も、日本維新の会も、国民民主党や社民党などもある中で、あえて「NHKから国民を守る党」に入れた人が1040人。もし、この1040人が今回の取手市議選でも岡本介伸さんに投票してしまったら、岡本介伸さんは当選してしまう計算です。先ほどの表に出てくる「穂高値」というのは、単純に参院選の比例区の得票数を2で割ったものになりますが、この数値は十分な選挙戦略を立てられず、ほぼ「NHKから国民を守る党」のポテンシャルだけで獲得できるであろう予想得票数という概念です。これは、ひたちなか市議選に立候補して落選した川崎穂高さんの結果から導き出された参考値です。岡本介伸さんは選挙前に相当数のビラを個別に撒いていると思いますので、それなりに選挙戦略がしっかりしていることを考えると、この穂高値は超えてくる計算になります。

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NHKから国民を守る党における直近の選挙は、12月8日に行われた小金井市長選ということになりますが、この選挙では初日に立花孝志代表が僕のことを凸して返り討ちに遭い、翌日には予備校の前で迷惑をかけ、地の底まで評判を落とした結果、小金井市民のリテラシーの高さもあって、わずか678票しか獲得できませんでした。あれから約1ヶ月半の間に、NHKから国民を守る党の評判はさらに下がる一方であり、底が見えません。さすがのN国信者たちも離れつつあるため、この取手市議選が「終わりの始まり」になることを願うばかりです。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

僕のスタンスとしては、NHKから国民を守る党に投票しない代わりに、その1票を誰か特定の人に投票してほしいというわけではありません。NHKから国民を守る党を除く30人の候補者の中から、あなたが最も応援したくなった候補者に投票していただきたいと思います。中には少しポンコツな候補者もいるかもしれませんが、それでも反社会的カルト集団である「NHKから国民を守る党」に比べれば、はるかにマシだと思います。これはイデオロギーの話ではありません。右に入れろとか、左に入れろと言っているわけではなく、「クソだけには投票するな」と言っているだけなのです。既に多くの人に「N国はクソ」だということが伝わっているとは思いますが、それでも1票に泣いたり笑ったりする可能性があります。僕は僕にできることをコツコツとやるだけです。どうか取手市民の皆さんには賢明なご判断をいただきたいと思います。

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