【選挙ウォッチャー】 土浦市長選2023・分析レポート。
10月15日告示、10月22日投票で、茨城県の土浦市長選が行われました。現職と新人による一騎打ちですが、新人の小野勉さんは完全なる泡沫候補のため、選挙をやる前から結果が決まっているようなもので、ほとんどの人が注目していないのではないでしょうか。
なので、このレポートが売れる予感は全然しません。ヒリヒリするような戦いになっているわけでもないし、勝因や敗因を語るまでもありません。それでもこの土浦市長選が存在する理由は、今年も小野勉さんが元気かどうかを確認したいだけです。
当初の予定では、数々の「つとむちゃん伝説」をお届けできるかと期待したのですが、今年は猛烈な不発に終わり、全然面白くありませんでした。なので、このままでは5000文字に到達しないということで、イスラエルによるガザ地区で暮らす人々への虐殺が酷いことになっているという解説もしていきたいと思います。
■ 土浦市長選・選挙ボード解説動画
■ イスラエルによる虐殺に抗議が始まる
あまりテレビや新聞では報じられませんが、旧TwitterやFacebookなどで情報を取っている方々は、現地からの生々しい映像に触れ、心を傷めているのではないでしょうか。
現在、ガザ地区ではイスラエルによる悲惨な虐殺行為が続いており、多くの子どもの命が奪われています。最初に手を出したのは、イスラム過激派組織のハマスなので、ハマスにも悪いところはあるのですが、それでもイスラエルによる虐殺行為は「度が過ぎる」と言わざるを得ません。
どうしてこのような戦争が起こっているのかという話は、世界史まで遡らなければなりませんが、直近の話をすれば、パレスチナの過激派組織がイスラエルに向かって奇襲攻撃をかましたことで、イスラエルがブチ切れ、実力の違いを見せつけるかのごとく、ガザ地区で暮らす多くの市民の命を奪うようになっています。
おそらくイスラエルの作戦としては、虐殺行為を繰り返し、めちゃくちゃ酷いことをしまくることで、二度とハマスが奇襲攻撃のようなナメた真似をしてこないようにしようということなのでしょうが、その代わりに、たくさんの罪のない市民が巻き込まれて死に、さらには、多くの子どもたちの命が奪われているわけですから、こんなものを黙って見過ごすわけにはいきません。
ということで、日本にもイスラエルに対して、「虐殺行為をやめろ!」と叫ぶ人たちがいるのですが、日本ではこのような発言をすると「極左」として扱われ、警察や公安の監視対象下に置かれます。
実際、日本は国連で「イスラエルに停戦を呼び掛ける決議」について、アメリカ様に配慮して棄権をしています。表向きの理由は「ハマスについて言及されていないから」ということですが、どうせハマスについて言及されていても、この決議には反対したことでしょう。いつでもアメリカ様の忠実な犬であり続けるのが、日本の生きる道なのです。
しかし、いくらアメリカ様の忠実な犬であっても、「子どもたちを虐殺する」という行為を容認していいのでしょうか。そんな非人道的な国が世界から愛されるでしょうか。ゲロキモクソカルト国家として扱われ、一流の「野蛮国」として、その名を轟かせてしまうのではないでしょうか。
この「長いものに撒かれる」というニッポンの属国奴隷精神は、日頃の投票行動にも見て取ることができます。これだけ経済をボロボロにされ、これだけ社会が衰退し、これだけ国民より「統一教会」が大切にされる壺国家に成り下がっておきながら、それでもなお「自民党」が支持されています。あるいは、大阪万博がゲロを吐くほどの大失敗に終わりそうで、身を切る改革で財政を立て直したと主張しながら赤字財政になっているような「大阪維新の会」に投票し、結果として、このゲロキモクソカルト国家が誕生し、子どもたちが虐殺されていても「遠い国の話だから」ということで、アメリカ様の顔色をチラチラ見ながら棄権をしました。
しかし、こうした奴隷精神の象徴が「辺野古基地」であり、沖縄県民たちの7割以上が反対していますが、2割ほどの賛成の人たちがアメリカ様のために沖縄の綺麗な海を米軍基地にするためにコンクリートを流し込んでいるという現状です。なので、この国ではイスラエルに対して「なんて酷いことをするんだ!」とか「虐殺をやめろ!」と声を上げるものが悪者のように扱われています。この国では、ガザで暮らす人たちの命を心配することが「極左」となり、大量の公安と大量の警察官で囲まれます。
多くの日本人は、ガザで起こっていることに興味がありません。
しかし、ロシアによるウクライナ侵略が起こって以来、小麦や原油価格が上昇し、このたびの物価高騰につながっています。ガザで起こった戦争が大きくなれば、当然、さらなる物価の高騰、原油価格の高騰などが起こる可能性も否定できません。
子どもたちの命を守り、遠くで暮らす僕たちの暮らしを守るためには、今こそ戦争を止めてもらうのが最も良い方法なのですが、こうした声を上げることが「特別な思想」となってしまう。こんな当たり前のことが言えなくなるというのは、実は、とてつもなくヤバいことなのです。
平和を願うことは、左翼の専売特許ではありません。どこの国に住んでいても、どんな理由があろうと、子どもたちの命は守られるべきです。これだけは忘れてはいけません。
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