【選挙ウォッチャー】 東京都議選2021・中央区選挙区レポート。
6月25日告示、7月7日投開票の東京都議選。第2弾は、自民、立憲、維新、都民Fが1つの議席をめぐって熾烈な争いをしていた中央区です。ここは「ヌーブラヤッホー!」でプチブレイクしたお笑い芸人・モエヤンの池邉愛さんが都民ファーストの会から立候補。さらに、今度の衆院選で東京1区や東京2区で勝利を収めたい日本維新の会が、データ取りも兼ねて、イケメンで高学歴の26歳を擁立。前回の都議選で負けてリベンジに燃える石島秀起さんが議席奪還なるかが注目されています。
石島 秀起 61 新 自民党(元区議長)<ポ>
池辺 愛 40 新 都民ファーストの会(ラジオDJ)
松田 朝子 61 新 立憲民主党(トラベルジャーナリスト)
岸野 智康 26 新 日本維新の会(ミスター慶応)
僕の9日間にわたる東京都議選の取材は、ここ、中央区の「ヌーブラヤッホー!」から始まりました。どうやら今は、ヌーブラではなく、普通のブラになっているらしく、掛け声も「ヤッホー!」という、やまびこスタイル。山で叫ぶならともかく、魚市場跡地の前での「ヤッホー!」は、とてつもなくシュールでした。果たして、モエヤンは勝利するのか。はたまた、自民党がゴリゴリに力を見せつけるのか。日本維新の会はイケメンの力でどれくらい票を取れるのか。ここはここで見どころ満載。このレポートもたぶん面白いです。なお、単品でも買えますが、1本あたり199円で読める「東京都議選パック2021」を買うと、取材した40選挙区の東京都議選のレポートをすべて読むことができます。お得です!
■ 松田朝子候補の主張
今回、立憲民主党が擁立したのは、旅行ライターの松田朝子さんです。生家は銀座の料亭で、女将だったこともあるそうです。1男1女に孫2人がいるそうで、61歳にして早くも「おばあちゃん」だそうです。どこかの情勢調査で「立憲民主党が大躍進するのではないか」と言われたことを受けて、急遽、擁立することが決まった女性なんですが、SNSなどではあんまり盛り上がっておらず、活動しているのか活動していないのかもよくわからない状態でした。たぶん、ちゃんと選挙活動をしていたのだと思いますが、僕が捕捉することができませんでした。
キャッチフレーズは「黙ってるのはもう止めた!」で、PCR検査の大幅拡充、医療機関に対する徹底支援と入院病床の確保、経済の実態に応じたきめ細やかな補償、待機児童ゼロの早期実現、築地のカジノ誘致反対、築地市場跡地に対する交通整理をして、築地場内市場跡地の開発に地元の声を取り入れる。地下鉄新線整備に全力で取り組むなど。築地周辺には日比谷線と大江戸線、銀座まで歩けば丸ノ内線、銀座線、千代田線などが乗り入れ、どこに行くにも超便利なんですが、さらに地下鉄を作ろうという計画は、よくわかりません。オリンピック選手村再利用による人口増に対すると言っていますが、果たして、本当に人口が増えるのでしょうか。
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