【選挙ウォッチャー】 大阪市議選2019・西区レポート。
大阪維新の会は、どのような動きをしているのか。大阪万博やカジノの誘致なども含め、大阪維新の会が大阪府民や大阪市民のために良いことをしているのかどうか。せっかくの機会なので、選挙の結果も見つつ、大阪維新の会の政治を検証しています。これから1週間以上にわたって、かなり地味な選挙のレポートとともに、大阪維新の会の政治について考えることになるのですが、ぜひお付き合いいただければ幸いです。
永井 啓介 53 現 自民党
笹田 能見 54 新 立憲民主党
東 貴之 49 現 大阪維新の会
西 拓郎 28 新 大阪維新の会
川崎 洋子 63 新 共産党
大阪市西区の定数は3で、ここには5人が立候補しました。西区の小学校では松井一郎さんの個人演説会が行われたのですが、当然、大阪維新の会の候補者たちが顔を売りに来ていました。市長選で松井一郎さんに投票しようという人は、大阪府議には横倉廉幸さん、大阪市議には「西」さんか「東」さんに投票することでしょう。偶然なんですが、「西」と「東」で大変覚えやすいです。
■ 永井啓介候補の主張
永井啓介さんは自民党の現職です。これまでに3期にわたって大阪市議をしてきた人物で、災害対策の強化、待機児童の解消、地域コミュニティーの強化を公約に掲げ、大阪都構想にはきっぱり「NO」という立場を示しています。岸田文雄政調会長に熱く応援されており、これまでに民生保健委員長、財政総務副委員長などを歴に人し、現在は環境対策特別委員会委員、港湾消防委員会副委員長などを務めているそうです。
大阪維新の会が東さんと西さんのコンビで2議席を狙ってくる中で、西区の定数は3なので、せめて立憲民主党と共産党には勝たなければなりません。永井啓介さんの事務所は商店街の中にあり、さすがは自民党ということで、安倍晋三総理のポスターが貼られていたのですが、こんな感じになっていました。
新元号の「令和」は自民党のものではないだろうと思うのですが、令和の貼り紙の隣に安倍晋三総理の顔と「住民投票は何回もやるもんじゃない!」と書かれたポスターが貼られていました。もはやちょっとした大喜利状態になっていますが、実際の安倍晋三総理は、「都構想の二度づけ禁止」以前に、大阪維新の会と蜜月の関係にあり、実際には都構想を歓迎している節もあります。とにかくネトウヨをこじらせているので、憲法9条を改憲できればそれでいいのですが、大阪維新の会は大切な補完勢力です。
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