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【選挙ウォッチャー】 東京都議選2021・渋谷区選挙区レポート。

6月25日告示、7月4日投開票の東京都議選。渋谷区は「定数2」なのですが、都民ファーストの会の現職が2人立候補しており、そこに立憲民主党の若きエースが立候補し、前回落選の自民党のオジサンがリベンジを目指して立候補。マック赤坂の弟子だという込山洋さんも参加し、主力4人の戦いに、泡沫候補のスマイル党がどこまで迫れるのかというのが見どころとなっていました。地味だけど、かなり面白い構図になっています。マック赤坂は最後の最後に港区議になることに成功しましたが、その弟子である込山洋さんは、議員になることができるのでしょうか。

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龍円 愛梨 44 現 都民ファーストの会(党広報本部長)
大津 浩子 61 現 都民ファーストの会(元都会警消委長)
前田 和茂 51 元 自民党(元区会議長)<ポ>
中田 喬士 31 新 立憲民主党(元区議)
込山 洋  47 新 スマイル党

下馬評では、自民党の前田和茂さんの当選が確実で、都民ファーストの会のどちらか一人が食いこむだろうとされていて、それなら大津浩子さんの方が強いだろうというのが、ざっくりとした予測でした。当初は、立憲民主党の中田喬士さんは、ほぼ勝てないと見られていたのです。ところが、勝てると思われていた人がことごとく負け、負けると思われていた人が勝ったのが渋谷区の選挙。さっそく詳しく見てみましょう。


■ 込山洋候補の主張

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込山洋さんは、マック赤坂に感銘を受け、昨年の東京都知事選にも立候補していた「スマイル党」の党員です。渋谷の喫煙所付近を熱心に掃除しているのですが、その活動で人々から愛される様子はありません。普通はこういう活動をしていれば、みんなから一目置かれるものなのですが、そもそも込山洋さん自身がすごく面倒臭い人なので、みんなが適度に距離を置いて見守っているのだと思います。そもそも感銘を受けたものがマック赤坂なので、センスは独特です。「コロナ対策として1人10万円の給付をする」という公約を掲げていますが、たかだか1人の都議会議員の力でどうにかなるような話ではなく、もしこんな公約を掲げて、情弱が騙されて投票し、議員になってしまったらどうするつもりなのでしょうか。自民党や都民ファーストの会のような「与党」になり得る候補が掲げるなら実現性がありそうですが、どうせ無会派のオジサンに何ができるというのでしょうか。

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そこに来て、既存政党では何も変わらないので、「都民ファーストをぶっ壊す」「東京都議会をぶっ壊す」「利権政治をぶっ壊す」などと吠え始めてしまい、この「ぶっ壊す」というフレーズがN国党のキメゼリフになっていることを考えると、立花孝志にも影響されているクソだということになってしまいます。自分のことを「渋谷の街を誰よりも愛する渋谷の守護神」だと自称していますが、直前まで世田谷区から立候補しようとしていたので、本当に渋谷を愛しているのかどうかは不明です。世田谷区よりも渋谷区の方が当選の確率が高いと踏んで、最後の最後に鞍替えしてきたのだと見ています。


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