【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#525)。
衆院選の激闘が終わり、まったく休む暇もなく、今、「選挙ウォッチャーちだい」に兵庫県民の皆様の熱い視線が集まっております。
というのも、10月31日告示、11月17日投票の兵庫県知事選に、あの「極限のアホ」が4年ぶりに立候補してきたからです。そう、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志です。
これまでも「選挙」を使って、数々の迷惑行為を繰り広げてきた立花孝志ですが、今度は「斎藤元彦知事を応援する」と言って、「悪いのは県の職員であって、斎藤元彦は悪くない!」と主張し、リテラシーを持ち合わせない同じ周波数のアホを集め、大騒ぎしようとしています。職員が命がけで訴えた斎藤元彦のパワハラを「陰謀論で真っ向から否定する」というクズさ加減であり、これには「洗脳豆坊主」こと浜田聡も賛同していますので、「NHKから国民を守る党」という団体が、いかに社会の害悪であるかを皆さんに知っていただきたいと思っております。
■ なぜ立花孝志が立候補したのか
兵庫県民の皆さんには「はじめまして」かもしれません。
僕の本業は「選挙ウォッチャー」ですが、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」は、僕の専門分野です。この金にもならない超絶クソ政党を追いかけ続けて7年余。皆さんが思う「こいつら、一体何なんだ!」には僕が最も精度の高い答えを出せると思いますので、改めて解説したいと思います。
立花孝志率いる「NHKから国民を守る党」は、先日の衆院選で、1人も候補者を出すことができず、せっかくの「お祭り」にもかかわらず、立花孝志らは、まったく存在感を示すことができませんでした。
一方で、立花孝志と関係の深い「鬼スベりピエロ」こと河合悠祐は、川口市に隣接する蕨市をエリアとする「埼玉15区」から立候補し、「クルド人問題」なるものを声高に叫ぶことで、ネット上で、ちょっとだけ目立つことに成功しました。
こうした様子を見て、承認欲求の塊である立花孝志は、お金がなくて何もできなかった衆院選を悔い、自分も何かやりたくてウズウズして、とうとう世間の関心が高い兵庫県知事選に立候補してきました。
当初は、この兵庫県知事選に10人の候補者を擁立して、東京都知事選と同じような「ポスター掲示板ジャック」をしようと計画していましたが、これには供託金だけで3000万円かかることになり、これらのお金を出してくれるスポンサーを見つけることはできなかったようなので、作戦を変更して、立花孝志自身が4年ぶりに立候補することで、世間の関心を集めようとしています。
■ 立花孝志の思想
今回、立花孝志は「斎藤元彦知事を応援するため」に立候補しました。
もしかすると、これは「自分が応援したら斎藤元彦にとってマイナスになることを分かった上で、あえて落選運動としてやっているのではないか」と考える人がいるかもしれませんが、立花孝志は完全に「ガチ」です。
そもそも立花孝志は「自分は嫌われている」という自覚こそあえど、「自分を嫌っているのは、一部の頭の悪い人たち」だと考えているため、「一部に嫌われながらも、結局は人気者である」と考えています。実際はまったくの真逆で、一部の頭の悪い人たちから好かれているだけで、大多数からは嫌われているのですが、立花孝志の認知はまったく歪んでいます。なので、当然のように、「自分が斎藤元彦を応援することは、斎藤元彦にとってプラスになる」と考えており、よもやマイナスに働くとは微塵も思っていないわけです。
なので、立花孝志が騒げば騒ぐほど、斎藤元彦の情勢は悪くなっていきますが、それでも立花孝志の主張を鵜呑みにする「極限のアホ」が大量発生してしまい、ネット上の言論が歪められてしまうことを心配する兵庫県民の皆さんはたくさんいると思います。
実は今、ネット上では「斎藤元彦は改革をしようとしただけで、改革を嫌う勢力から因縁をつけられて下ろされただけだ!」という陰謀論が広がっています。この陰謀論に真っ先に飛びついたのは、現在は「旧統一教会のメッセンジャー」として活動している「洗脳豆坊主」こと浜田聡で、浜田聡の話を聞いた立花孝志が「今こそ斎藤元彦を応援すればヒーローになれる!」と考え、このたびの兵庫県知事選に立候補しました。
立花孝志は本気で、お亡くなりになった県職員は不確かな情報を流すことで名誉毀損をした「犯罪者」であり、斎藤元彦は「被害者」であると信じています。すべてはシンプルに「バカだから」なんですが、この手の話を信じてしまうアホというのは、ネット上に一定数います。そして、このアホたちは今、立花孝志の立候補を見て「よくやってくれた!」と大歓迎し、新たなN国信者になっているのです。
■ 横たわる立花孝志の公選法違反疑惑
反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」は、生活保護を受けている人を対象に、冷蔵庫などの家電を無償提供し、さらには、電気代や水道代などの光熱費を肩代わりしてあげることもあるというテイになっています。これらは表向きのパフォーマンスのため、実際にサービスを受けた人はそれほど多くないと考えられるものの、それでも家電や電気代などを振り込んだことは確かであり、さらには、NHKから裁判を起こされた人たちの受信料を肩代わりするというサービスも展開しています。
こうしたことが「有権者買収にあたるのではないか」と、過去には東京地検から取り調べを受け、この時には、あくまで「立花孝志」がやっていることとして処理されたため、「今後、立花孝志が立候補しないのであれば」と不起訴になりました。
ところが、その条件が破られ、立花孝志は立候補することになりました。
立花孝志は「自分に投票してもらうことが目的ではない」と言いながら、それでも立花孝志に投票する人はゼロではないはずで、立花孝志が立候補することで、少なからず選挙に影響を与えることは間違いない以上、立花孝志がいくら「投票してもらうことが目的で立候補しているのではない」と主張したところで、これはやはり公選法違反だと考えるべきだと思います。その理由は、今回、立花孝志は「斎藤元彦に投票するように」と呼び掛けているわけです。立花孝志に票が入らなくても、斎藤元彦に票が入ってしまうのであれば、結局、立花孝志が有権者を買収し、その票を斎藤元彦に乗せているのと同じになってしまいます。どこかの居酒屋で数人に「1票よろしく!」と言ってオゴっただけで罪に問われるのが公選法違反です。日頃から有権者に家電を配り、さらには、受信料を肩代わりしている人間が「斎藤元彦に1票よろしく」と言って立候補しても、それは公選法違反にあたるのではないでしょうか。今度こそ警察や検察の皆さんには仕事をしてもらわないといけません。
■ 「つきまとい」の書類送検という牽制球
10月28日、テレビや新聞が一斉に、立花孝志が書類送検されたというニュースを伝えました。容疑は「みんなでつくる党」の大津綾香党首に対する「つきまとい」で、軽犯罪法違反です。
これまで数々の迷惑行為を繰り返してきた立花孝志には、前々から大津綾香党首の代理人弁護士を通じて「直接接触の禁止」が通達されていたはずですが、立花孝志がこれを無視し、大津綾香党首にスマホで撮影しながら、つきまとい行為をしたため、その被害届が受理され、書類送検されることになりました。
立花孝志は、アホのN国信者向けに「大津綾香を逮捕するための前フリとして、形式的に書類送検しているだけ」だと説明していますが、「大津綾香党首は詐欺破産罪で逮捕される!」という話は、立花孝志やN国信者の間だけで展開されている「パラレルワールドの話」なので、実際には、大津綾香党首が逮捕されるような話にはなっておらず、ただシンプルに、立花孝志のつきまといがキモくて書類送検されただけです。
ただ、立花孝志のような社会的害悪は1日も早くブタ箱に送るべきだと考える我々にとっては朗報と言えますが、今回、この「つきまとい」のニュースは、すべてのテレビや新聞が大々的なニュースとして報じました。これは捜査当局から各社に「ニュースとして流してください」という暗黙の案内があったのではないかと思わずにはいられません。
つまり、どこかの仕事熱心な記者がスクープ記事として取ってきたわけではなく、当局からのご案内によってニュースになっているとすれば、わざわざメディアにご案内しておいて、「やっぱり不起訴でした!」という話になるだろうかという話になるわけです。ただでも立花孝志は、東京都知事選で選挙を荒らした前科があるわけですから、兵庫県知事選を前に、立花孝志に牽制球を投げていたのではないかと思わずにはいられないのですが、極限のアホである尊師・立花孝志は、その牽制球が何を意味しているのかを理解することができない無能なので、「こんなものは立ち小便と変わらない屁みたいなもんや!」でした。
しかし、もし立花孝志が歌舞伎町の電信柱で立ち小便をして警察に事情を聞かれて書類送検されることになったとしても、ここまで各社がニュースにするとは思えません。ここまで大々的に報じるからには、その先に何かがあると考えるのが自然であり、立花孝志の「Xデー」にスーパーリーチがかかっているかもしれないと思うと、とっても胸熱です。
■ 今後予想される立花孝志の選挙戦略
尊師・立花孝志は、ガッツリと17日間にわたって兵庫に入り、熱心に斎藤元彦知事を応援することはないと思われます。週末ごとに、何度か現地に入ることはあるかもしれませんが、ホテルで長期滞在するようなお金もありませんので、新幹線で神戸あたりに入り、1日に1回~2回程度の街宣をするくらいで、特に目を引くようなパフォーマンスらしいパフォーマンスをすることはないのではないかと予想されています。
そういう点では、ほとんど選挙に影響らしい影響はなく、少しYouTubeを使ってガタガタと珍説を開陳する程度で、ほぼオワコンだと言ってもいいと思います。立花孝志のことなので、「何をしてくるのかが分からない」という怖さがあるかもしれませんが、今の立花孝志にはお金がないので、インパクトのある動きができません。
昔であれば、「つばさの党」のように、ライバル候補の所に乗り込んで行って「対談しよう!」などと言い、カメラを回しながら追いかけ回すようなことがあったかもしれませんが、「つばさの党」の前身は「NHKから国民を守る党」内部の「参政党討伐隊」であり、「つばさの党」が逮捕されてしまったところに、立花孝志自身も「つきまとい」で書類送検されている身なので、得意とする凸攻撃のパフォーマンスも封印せざるを得ない状況となっており、そういう点でも存在感を示せないのではないかと考えています。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
尊師・立花孝志らが中心となり、ネット上の情報で脳味噌をアハつかせてしまう極限のアホどもが「斎藤元彦がんばれ」になっていますが、実際にはそれほど多くはなく、せいぜい2~3%前後だと思います。
しかし、立花孝志にとっては、2~3%でもバカがいれば、参議院で1議席を獲得し、2%を満たせば国政政党となり、年間で数億円の政党助成金が入ってくると考えますので、2%であってもアホの脳味噌をアハつかせることは大切です。
今回は「知事選」なので、選挙期間が17日間と長く、アホの伝播がいつになく強めになってしまう可能性がありますが、それでも当落に大きな影響を与えるほどではないと見ています。とはいえ、アホが増えることは気持ちが悪いし、こういうアホが「NHKから国民を守る党」のような反社会的カルト集団を生み出してしまうので、ネット上で批判や非難をしていくことは大切です。「彼らは炎上目的だから何もしない方がいい」というのは間違いで、しっかりと批判や非難をすることが、このようなアホを増長させないためのカギとなります。もし街角で立花孝志を見つけたら、必ず中指を立てておきましょう。