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【選挙ウォッチャー】 大阪府議選2023・東成区レポート。

 3月31日告示、4月9日投票で、大阪府議選が行われました。
 この東成区は「定数1」となっていますが、前回は自民党がギリギリで勝っている選挙区になります。今年こそ大阪維新の会が議席を奪いたいということで、今年は42歳の美人候補が擁立されました。4期目を目指す自民党の現職に、果たして、維新の美人候補が勝てるのでしょうか。

徳永 慎市 56 現 自民党
森田 彩音 42 新 大阪維新の会

 この東成区は、衆院選における「大阪1区」にあたる場所です。大阪府は1区から19区まで全滅しているので、大阪1区で選出されているのは、日本維新の会の井上秀孝さんで、自民党の大西宏幸さんがどこまで巻き返せるかが問われています。
 衆院選のことを考えると、これまでのレポートでお届けしてきた西区、港区、中央区などを見ても分かるように、すべて「維新」に取られてしまっているので、ここを死守することが最終防衛ラインではないかと思います。果たして、現職で自民党の徳永慎市さんが、よくわからない維新の新人の姉ちゃんに負けないかどうか。大阪の自民党が再起できる可能性があるのかないのかを示す、めっちゃ重要な選挙区だと言えそうです。


■ 大阪市東成区・選挙ボード紹介


■ 大阪万博の今を伝える(#9)

緑橋駅前にある「ジャークマン」は、最高のジャークチキンが食べられる名店

 僕が大阪に行くたびに「食べたい、食べたい」と言う、最高のジャークチキンが食べられる名店「ジャークマン」は、東成区の緑橋駅のすぐ近くにあります。レゲエ系のアーティストたちに愛されているお店なのですが、お店の雰囲気もさることながら、基本的に何を食べてもおいしいけれど、やっぱりジャークチキンが最高です。
 ただ、そんな「ジャークマン」が、話の進展次第ではなくなってしまう可能性があります。理由は「大阪万博を機に再開発を進めようとしており、立ち退きの話が出ているから」です。
 大阪万博を機に、地下鉄中央線の沿線を大々的に再開発しようという計画があるらしく、「ジャークマン」を含め、この古びた街並みをキレイにしてしまおうと大阪維新の会が動いているようです。ただ、今のところ、具体的に話が進んでいるわけでもなく、「この地区には、再開発するとなったら絶対に立ち退かない人がいるから、再開発は無理やで」ということで、すぐにジャークチキンが食べられなくなる心配はありませんが、このお店の大ファンとしては、「このままであってほしい」と願うところです。パッキパキにキレイなビルのテナントの一部になってしまったら、それはもう僕たちの愛する「ジャークマン」ではなくなってしまうし、キレイすぎない絶妙な居心地の良さが最高なのです。僕はたまたま「ジャークマン」の大ファンですけど、近くの居酒屋にも、近くの焼き鳥屋にも、それぞれファンはいると思いますが、「みんなが再開発を望んでいるのか」というのは大事な視点ではないでしょうか。

知る人ぞ知る名店のため、全国から食べに来る人がいるジャークチキン

 再開発を進めれば、土地の値段が上がり、土地やビルを持っている人たちがより儲かるようになる。しかし、ビルを建てると小回りが利かなくなってしまうので、テナントが入らないと地獄です。面積を増やしても、人口が増えなければ商売は成り立たず、再開発をしたところで、数十年とテナントが埋まり続けなければ意味がありません。目先の金儲けに走ると失敗してしまいます。アホの政治家が何も考えずにホゲホゲと集まって、まともな中長期的なビジョンを考えられているとは思えません。こうした観点からも、今の財産をどう生かすかを考えた方が、まだ修正が利くという話になるのではないでしょうか。


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