【選挙ウォッチャー】 中央区議選2019・分析レポート。
かつて築地市場があった場所は、東京都中央区です。今は豊洲に移転してしまったので、現在の豊洲市場があるのは東京都江東区になります。築地のあった場所は再開発されることになり、銀座に近いこともあって、かなり地価が上がることになると思うのですが、日本の伝統や文化は壊されることになりました。中央区議の定数は30ですが、今年は41人が立候補。かなりポンコツ臭のするオッサンやオバサンがたくさん立候補していたので、中央区もなかなかヤバいです。区長選もヤバかったですが、区議選もヤバいです。
なにげに美人候補がいないこともないので、ちょっとテンションの上がってしまう中央区議選。見どころは、音喜多駿センセイがクラウドファンディングで作った「あたらしい党」から2名の候補者が出ていることに加え、なかなかアロマティックな幸福実現党の候補、NHKから国民を守る党のポンコツ候補など、どこからどう見てもヤバさが際立つ人たちがたくさん立候補していることにあります。
■ NHKから国民を守る党が当選してしまう
今年の統一地方選で区議選が行われたのは、全部で19区。そのうち、NHKから国民を守る党の議員が落選したのは、千代田区、港区、江戸川区のたった3区でした。それ以外の選挙区では、だいぶヤバめの奴も含めて当選を果たしています。ということで、中央区も例外ではなく、ここには元中央区議の二瓶文隆の息子である二瓶文徳が当選を果たしてしまいました。もともと二瓶文隆が議員だったこともあり、それなりのコネと地盤を持っていたわけですが、それをどう見てもボンクラにしか見えない息子に引き継ぎ、立花孝志の動画を見て納得してしまうようなB層の票も取り込み、なんと、当選してしまったのです。
立花孝志がアップしている動画を確認すれば一目瞭然ですが、ボンクラ息子の応援に続々と地元の重鎮が駆けつけており、よく知りもしないボンクラ息子のことを推薦していました。応援に来ているジジィも二瓶文徳のことは大して知らないだろうに、二瓶文隆の息子だというだけでボンクラを「素晴らしい人材だ」などとヌカしているわけですから、選挙で応援演説している奴がどれだけ適当な理由で応援しているのかがよくわかると思います。ちなみに、二瓶文隆と二瓶文徳の親子は、6月29日にNHKから国民を守る党からの離党を表明しました。
二瓶文徳は「税理士を目指している」と言いながら、まったく当選する予感がしないポンコツなんですが、父の二瓶文徳は税理士の資格を持っているので、党員に課している130万円について「政治資金規正法を勘案しても納得ができない」と重要な発言をしています。そうです、政治団体であるNHKから国民を守る党が、例えば、久保田学から毎月12万5000円の寄付を受けていながら、さらに130万円受け取る場合、個人で寄付できる上限の150万円を超えることになり、どのように処理するつもりなのかが全然わかりません。まさに税理士資格を持つ二瓶文隆の指摘は極めて重要なのです。お父さんが税理士だったばっかりに、何もしていなかったけれど、一緒に脱北が許された二瓶文徳。どこぞのポンコツ2世議員を見ているようですが、二瓶文徳は再選するぐらいまで議員としての仕事をするでしょうか。
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