【選挙ウォッチャー】 あきる野市議選2021・分析レポート。
6月6日告示、6月13日投開票で、東京都の「あきる野市議選」が行われました。ここにはN国信者でホリエモン新党の本間あきこが立候補してくる計画があり、また税金が無駄にされてしまうと思い、かなり前から取材することを決めていたのですが、結局、本間あきこが立候補してくることはありませんでしたので、平和な選挙が行われることになりました。ただ、「NHKから国民を守る党」が全国のうだつの上がらない人たちに与えた影響は大きく、N国党には所属しないけれど、立花孝志のやり方を踏襲するタイプの人はたくさんいて、ここでは「いじめに負けない党」なるものを立ち上げて立候補してくる男がいました。
N国の全盛期だったら、おそらく「あきる野市議選」でも議席を獲得していたと思うのですが、いまや「ホリエモン新党」の幹部を自称する女性も出馬を断念するぐらいに勝てなくなっており、6月20日に行われる魚沼市議選で勝てるかどうかぐらいで、もうN国党が勝てる選挙区は残っていないと言えます。N国信者は尊師・立花孝志のことを「コンピューター付きブルドーザー」だと言って絶賛していますが、それならこちらは「あさま山荘事件でぶち込まれていた鉄球」みたいな存在なので、問答無用でガンガンにぶち込んでいくスタイルです。N国党やホリエモン新党が、いかにカルトな政党に仕上がっているのかを皆さんに知っていただく。政治の世界で二度と息ができなくなるぐらいのところまでには、しっかり追い込みたいと思います。アホの尊師に影響されて黒歴史を作る人がいなくなる世の中を目指して。
■ れいわ新選組は、力を発揮せず
立憲民主党の公認を受け、さらに「れいわ新選組」の山本太郎さんの個人推薦を受けていた中野義治さんは、落選しました。ポスターのデザインは、立憲民主党のブルーよりも、れいわ新選組のピンクの方が大きく、「コロナ対策の徹底」という旬のキャッチフレーズを使っていたにもかかわらず、思うように支持されませんでした。尼崎市議選では「山本太郎ここにあり」を示すことができましたが、都内では東京都知事選などを経て、パワーが低下している可能性があります。
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