【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#521)。
昨日は、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」から訴えられた19本目の裁判の第2回目の期日でした。そして、この裁判は、皆様からの温かいご支援により、裁判費用を捻出できる見込みとなっております。重ねて感謝をいたします。ありがとうございました。
今回は、多くの方が僕の裁判の行方を見守ってくださっていると思いますので、第2回目の裁判の様子を無料レポートとさせていただき、誰でも読めるようにしたいと思います。僕を応援してくださっている方はもちろん、ぜひともN国信者にも読んでいただきたいと思います。
■ N国党→選挙ウォッチャーちだいの裁判
9月25日(水)14時30分から東京地裁626号法廷で、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」から訴えられた19本目の裁判の第2回目の期日がありました。
前回までのおさらいをすると、第1回目の期日では、立花孝志が用意した訴状に対し、被告(選挙ウォッチャーちだい)側は37ページに及ぶ答弁書を提出。証拠資料として乙1号証から乙22号証までを提出しました。
この答弁書には、「NHKから国民を守る党」や立花孝志が、これまでどれだけ「反社会的」と言える行為を繰り返してきたのかがまとめられ、それぞれに証拠資料がついています。そして、これらの答弁書は、これからN国党からクソみたいな裁判を仕掛けられてしまった方々のために、いずれ無料で公開する予定となっています。
前回の期日では、原告の立花孝志が訴状を陳述し、被告の僕(の代理人の石森弁護士)が答弁書を陳述。すると、答弁書を陳述した瞬間に立花孝志がその場で準備書面1を提出してきました。立花孝志としては、自分の準備書面がめちゃくちゃ早いところを見せ、「ちだい君なんて余裕やで!」をやろうと思ったのだと思いますが、答弁書が陳述となった瞬間に準備書面を提出してくるようなバカは立花孝志しかいないので、3人の裁判官も困惑。とりあえず原告の側がいきなり準備書面を出してきたけど、裁判官を含め、誰も書面を読んでいない状態で陳述を認めるわけにはいかないということで、陳述は保留となり、裁判官は突然の準備書面に戸惑いながら「この準備書面を受けて、どれくらい時間が必要ですか?」と質問。すると、書面にサーッと目を通した石森弁護士は「3週間もあれば!」と答えました。
これには傍聴席に座っていた人たちも「早っ!」と驚き、僕の隣にいたサーファーTAKASHIさんは「頼もしい!」と思わず声を上げていました。そして、石森弁護士が広島から来てくれていることにも配慮して、これからしばらく書面でラリーをして、お互いの書面が出揃ったところで次の期日を設定することにしましょうということになりました。
実はここだけの話、石森雄一郎弁護士は、この裁判の3日後ぐらいには完璧な準備書面を作ってくれていました。ただ、あんまり早く提出しても、スピードを競っているみたいでダサいからと、あえて寝かせ、この準備書面に間違いがないかをじっくり検証し、約1週間後に立花孝志のところに提出しました。
すると、立花孝志は「3週間もあれば」と言っていたのに、実際には1週間ほどで返ってきてしまったので、ムッキッキーになり、それから3日後には「準備書面2」を提出してきました。実は、書面のラリーはここで終わって、さっそく期日が設けられることになりました。
もしかすると、事情を知らない方は、ちょっと心配になってしまうかもしれません。というのは、立花孝志の「準備書面1」に対し、被告側が「準備書面1」を提出。これを受け、立花孝志が「準備書面2」を提出してきたところで終わっているのです。本当だったら「準備書面2」に対し、被告側も応戦する形で「準備書面2」を提出して終わっておくべきだと思うかもしれませんが、立花孝志が自分の主張を述べたところで終わっているのです。
しかし、安心してください。
被告(ちだい)側の準備書面1には、乙23号証から乙34号証までの証拠資料が添えられています。一方、原告の立花孝志の側には準備書面1、準備書面2と合わせて、1つも証拠資料は添えられていませんでした。これはどういうことかと言うと、「立花孝志がそう言っているだけ」だということです。
例えば、被告(ちだい)側が提出した答弁書では、「綾野剛さんに対して選挙を利用して名誉毀損と受け取れるような行為を繰り返していたのは、まさに反社会的カルト集団と言われても仕方がないんじゃないのか!」と指摘していますが、立花孝志は「綾野剛さんが不法行為に及んだのは本当だ」と主張しながら、その証拠資料は一切提出されていないのです。証拠がないということは、「立花孝志がそう言っているだけ」ということになり、立花孝志の発言に信憑性があるとは考えにくくなります。
つまり、「自称・法律のプロ」で、これから司法試験を受け、弁護士になると豪語している立花孝志弁護士(予定)は、スピード重視で準備書面を提出してきたものの、その中身はペラッペラの薄いものだったと言わざるを得ません。なので、「準備書面2」に対し、改めて被告側が「準備書面2」で応戦する必要がなく、「とっとと結審してください」ということになったというわけです。
それで、今回の「第2回目の期日」です。
傍聴席には、武元誠、牧原慶一郎、粟飯原美佳の教団幹部3人が来ましたが、プラチナN信の山田信一&いつも一緒にいる女の人は来ませんでした。最終的に傍聴席には20人ぐらい来ましたが、ほとんどが僕を応援してくれている人だったと思います。
ちょっと面白かったのは、なんと、立花孝志は30分前には東京地裁に来ていました。しかも、御付きの教団幹部がまだ来ていなかったので、626号法廷の隣の待合室の入口付近で、一人で椅子に座り、スマホをイジるでもなく、何か資料を読み込むわけでもなく、めっちゃ不安そうな顔で、ただただ座っていました。ドキドキしてしょうがない感じでした。しかも、僕が待合室を覗くと、めっちゃ不安そうな様子でコッチを見てきました。「どんだけ不安なんだよ!」と思いましたが、すべては自分がクソみたいな裁判を仕掛けてきたのがいけません。今日の立花孝志は、いつになく落ち着かない様子でした。
そして、今日の裁判は、わずか10分ほどで終了となりました。
立花孝志側は「準備書面1」と「準備書面2」の陳述。被告側は「準備書面1」と乙23号証から乙34号証までを提出。念のため、「サリンを撒かないオウム真理教という表現が、殺人をする集団だと主張する立花孝志の話は誤導である」というエクスキューズをつけ、ここで結審しました。今日はサーファーTAKASHIさんがいないので、特に混乱がありそうな予感はしませんでしたが、裁判が終わると、まずは立花孝志が退廷。皆さんは立花孝志がエレベーターに乗って逃げるまでの時間、法廷の中で待機させられることになりました。正直、「何の時間やねん!」ですが、立花孝志が注文をつけているのでしょう。
ということで、この裁判の判決は11月27日(水)11時30分からとなりました。法廷は、今日と同じ「626号法廷」です。
■ この裁判のN国党敗訴が意味すること
もし、この裁判で「NHKから国民を守る党」が敗訴した場合、「NHKから国民を守る党」は「反社会的カルト集団」であるというお墨付きがつくことになります。
これからどこに行っても、「NHKから国民を守る党」は、僕が勝手に言っている意見論評としての「反社会的カルト集団」ではなく、正式に裁判所に認められた「反社会的カルト集団」だということになります。そうすると皆さんも「NHKから国民を守る党」に対して、皆さんも堂々と「反社会的カルト集団」だと言えるようになり、仮に立花孝志やNHKから国民を守る党から訴えられても、負けることはありません。
N国信者の皆さんは、「ちだい君の裁判に負けても、立花さんにとってはたくさんある裁判の1つに負けたぐらいのもの」と考えていますが、実際は全然違います。これからは裁判所のお墨付きの「反社会的カルト集団の支持者」だということになり、めっちゃキモいです。ただでもキモいのに、そのキモさが2倍にも3倍にもなるので、ますますうだつの上がらない感じが際立つことになります。
そもそも立花孝志が、わざわざ「反社会的カルト集団だと言ったのは名誉毀損だ!」というクソみたいな裁判を仕掛けてこなければ、「NHKから国民を守る党」が裁判所のお墨付きを得る形で「反社会的カルト集団」だと認定されることはなかったはずです。まさか僕の方から「NHKから国民を守る党は反社会的カルト集団ですよね!」と確認するような裁判を起こすことはありませんから、立花孝志から訴えてこない限り、こんなわけのわからないお墨付きがつくことはないのです。
しかし、自分から裁判で訴えて、逆に「反社会的集団」だと認定されるケースは、これが初めてではありません。実は、立花孝志と同じような裁判を起こし、その裁判で負け、正式に裁判で「反社会的集団」というお墨付きを得てしまったマヌケな団体が存在します。それが「旧統一教会」です。
旧統一教会と言えば、現在、浜田聡がメッセンジャーとなり、岸田文雄総理を捕まえて「旧統一教会の話を聞いてください!」と直談判していましたが、その旧統一教会は、ジャーナリストで元参議院議員の有田芳生さんに対し、「反社会的集団」だと言ったことが名誉毀損だと訴えましたが、実はこの裁判は旧統一教会側の敗訴となり、旧統一教会に「反社会的集団」だと言っても「何もおかしなことは言ってない」ということになりました。
まさに、今回の裁判で立花孝志が負けるということは、「NHKから国民を守る党」が「反社会的カルト集団」だと認められることを意味し、これからどれだけ「反社会的カルト集団」だと言っても、「そうですね!」にしかならないのです。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
実は、裁判は裁判で順調に結審を迎えたわけですが、水面下ではN国党の資金の流れなどの分析が進められていました。そして、こちらも順調に解明が進んでおり、近々、いろいろな公表ができるのではないかと考えております。
さらに、N国党内部の事情についても解析が進められ、尊師・立花孝志は急速に求心力を失っているとみられます。しかも、N国党の教団幹部やスタッフまでもが、いまや立花孝志を「尊師」として崇めておらず、おそらく共通認識は「無能のホラッチョ」です。立花孝志を間近で支えている人たちですら、僕たちと同じような認識をしており、それを心に秘めながらも自分の役割をこなしているのではないかと考えられます。
そして、最も気になるのは「NHKから国民を守る党」の懐事情です。
これまで入っていた億単位の政党助成金を失い、一時期、N国党の職員たちの給料が未払いとなりました。立花孝志はこれを「大津綾香のせい」としていますが、実際は立花孝志のせいであることぐらい、N国党の職員や教団幹部たちも分かっているはずです。その後、大津綾香党首との対立の中で政党助成金が入らなくなり、「大津綾香、何をしてくれとんねん!」という気持ちはあるでしょうが、党からお金がなくなっても、立花孝志は六本木の高級マンションに住み続け、さらにはクソみたいな裁判を繰り返しているのです。このクソみたいな裁判も「本人訴訟だから、そんなにお金はかかっていない」と言いながら、大量に裁判を起こしているので、なんだかんだでお金は流出しています。N国党の教団幹部たちも、尊師・立花孝志が意味のないクソみたいな裁判を繰り返していることには「何をしているんだか!」と冷ややかな目で見ながら、尊師のために傍聴に来ているとみられます。
そのような観点からしても、またもや懲りもせずに19本目の裁判を仕掛けて負けようものなら、N国党の内部からますます不満が漏れることになると思います。ですから、僕はこの裁判が終わって、もし僕の勝訴となってハッピーエンドとなったとしても、「それで終わり」ということにはなりません。この裁判には、さらなるオチをつけるとともに、この裁判から始まるものもあるということは宣言しておきたいと思います。
いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。