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【選挙ウォッチャー】 海老名市長選&市議選2019・中間レポート。

とうとう神奈川県海老名市に「NHKから国民を守る党」が襲来しました。皆さんの税金が食い物にされるかもしれない危機的状況です。普通の有権者の方々は、僕がいちいち説明しなくても「N国なんかに入れない」とおっしゃっていただけるものと思いますが、日頃、政治に無関心を極め、ふと目にしたYouTubeの動画を見て、N国が魅力的に思えてしまうような人たちがいるかもしれませんので、NHKをぶっ壊すでもなく、民主主義を破壊するだけのカルト政党について、最新情報をまとめましたので、投票前にぜひお目を通していただければと思います。

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今年7月の参院選で、せっかく参議院議員に当選したのに「宣伝のため」だと言って、参議院議員を辞めて参議院議員になるための選挙に立候補したのが10月の話。「NHKをぶっ壊す」というワンイシューに共感した人たちがたくさん投票してくれたのに、国会議員だった70日間で立花孝志代表がやったことは何一つなし。マツコ・デラックスさんやMXテレビに嫌がらせをしたり、崎陽軒の不買運動をしたり、元N国党の議員を脅迫して書類送検されたり、スラップ裁判で負けたり、竹島は韓国領だと言ったり、発展途上国の人たちは虐殺したらいいと言ったり、クソみたいな話は山盛りなんですが、肝心のNHKに何をしたのかと言ったら「受信料を払わない」と言って裁判を起こされたぐらいで、その裁判も請求額の8割を支払い、残り2割の料金を払わないことで争う姿勢だと言います。立花孝志代表は結局、NHK様に受信料を払うタイプの人間です。


■ 風俗サイトと化したN国党公式サイト

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衆院選で擁立するのは「美人」「イケメン」だと豪語した立花孝志代表。ルックスの良い人なら票を入れてもらえるということで、とにかく見た目重視の戦略を取ることになり、ご覧のメンバーが衆院選に挑む計画になっているのだそうです。ただ、国政政党とは思えない写真のチョイスゆえ、うっかりすると「風俗サイト」にしか見えない始末。特に、鈴木理絵という謎たっぷりの女性の写真は「風俗」にしか見えません。

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僕のような童貞をこじらせた男は思わず「なんてエクセレントすぎるパイオツなんだ!」と生唾ごっくんなのですが、パイオツに感心している場合じゃありません。日本に9つしかない公党の公式ホームページに載っている写真が、どこからどう見てもローションでトゥルトゥールしてくれるようなエロリーなお店のお姉さんにしか見えない。「それはオマエの心が腐っているだけで、どこからどう見ても下着モデルだ」と言ってくるN国信者がいれば、そいつは女王様のムチで顔面をひっぱたいてやりましょう。そもそも下着モデルだったら、こんなアダルティーな雰囲気のソファーの前で写真を撮るはずがありません。というか、この人はなんでパイオツを寄せてあげて下着姿なんでしょうか。これから国会議員になろうという人が下着姿で「はじめまして」をしてくるクレイジージャパン。立花孝志代表は「どうせ有権者なんてバカなんだから、見た目の良い人に入れるんだ」という理屈のもと、街を良くしたいとか、国を良くしたいとかいう思想や信念一切抜きで、とにかくビジュアルのイケている人を出してきているわけです。頭おかC!!


■ 海老名市に立候補するのはサエないオッサン

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衆院選はガッツリとビジュアル重視のNHKから国民を守る党ですが、海老名市議選には三宅紀昭(58歳)が立候補してきます。三宅紀昭さんは、今年7月の参院選の際、自分で300万円を払って宮城県選挙区から立候補しました。なので、その見返りとして「海老名市議にしてあげる」という約束になっていて、立花孝志代表が市長選に出ることで、市長選で立花孝志代表に投票した人がそのまま三宅紀昭さんに投票することを願う作戦を展開しています。立花孝志代表は「海老名をドバイに!」などと言っていますが、実際には当選するとも思っておらず、三宅紀昭さんが当選しないと衆院選のビジネスモデルが確立できないという事情をはらんでいます。しかも、とっても無責任なことに「財源はどうするのかって、そんなものは無視して夕張のように破綻しても、みんなが隣の厚木市などに引っ越せばいいだけ」と言っています。こんな奴が一度でも国会議員になり、さらには市長になろうとしていること自体、日本の政治が腐っている証拠です。

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立花孝志代表は、今度の衆院選で小選挙区に立候補するための供託金を自腹で用意した人を優先的に公認すると言っています。選挙区にとっては自民党の候補ですら落選するかもしれないのに、カルト政党の「NHKから国民を守る党」の候補者が小選挙区で勝てるはずがなく、少なくとも300万円の供託金が無駄になるばかりか、没収される可能性が濃厚です。これでは300万円払って立候補したのに、政見放送で全国に恥を晒すだけで、何一つおいしいことがありません。だから、自腹で300万円払った人たちには見返りに市議会議員にしてあげるというのです。市議会議員になれば年収約1000万円。特に問題を起こさなければ仕事をしなくても4年間は保証されるということで、合計約4000万円。300万円払えば4000万円以上の報酬を手にできるかもしれないビッグチャンス。だから、普通に生活していては年収1000万円なんざ夢のまた夢だという人たちが集まり、NHKから国民を守る党から立候補しようとしているのです。しかし、NHKから国民を守る党の勢いは明らかに減退しています。最初は立花孝志を見て「天才かも!」と騙された人たちが、次々と「ただの選挙マニアの変態だった!」と気付いています。だから、今回の海老名市議選は当選できるかどうかがギリギリです。立花孝志代表が海老名市長選に立候補すると聞いて集まった人たちは、ほぼ全員が海老名市民ではなく、近隣から集まったN国信者たち。「贅沢品には消費税を1000%にしたらいい」と言ってしまうくらいに頭の悪い立花孝志代表を市長にしたい海老名市民は少数派だと思われ、こちらは供託金没収が濃厚。海老名市議選に立候補している三宅紀昭さんも当落ライン上にいます。もし落選するようなことがあると、三宅紀昭さんは海老名市を出て、次なる都市で3ヶ月以上暮らし、また立候補しなければなりません。ただ、地元で当選できないとなると、新天地で当選できる確率はさらに下がることになり、NHKから国民を守る党はいよいよ本格的に傾き始めることになるというわけです。


■ マツコ・デラックスさんを会社で訴える

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そろそろ多くの人が忘れかけている立花孝志率いるN国信者たち1万人でマツコ・デラックスさんを訴えるという裁判。今になって思えば、マツコ・デラックスさんが指摘した「このままだと気持ち悪い人になっちゃうよ」という話はピッタリそのまま当たっており、今となっては全力で気持ち悪い人たちです。動画であれだけ「マツコ・デラックスを叩いたおかげでお金が儲かった」という話をしているのに、N国信者から「裁判はどうなったの?」と聞かれて引くに引けなくなり、ガチで裁判を進めるつもりでいることを公表しています。しかも、N国信者から債権を譲渡させ、「マツコ・デラックス被害者の会株式会社」という法人を立ち上げ、法人として裁判をすると言っているのです。アホのN国信者は「さすが立花さん、頭がいい!」と言ってしまうのかもしれませんが、果たして、本当にこんなことができるのかどうかは極めて微妙なところです。

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というのも、立花孝志代表はN国信者から「債権を譲渡させる」と言っていますが、これから裁判をするのでN国信者たちは債権を持っているわけではありません。既にマツコ・デラックスさんを訴えて裁判に勝ち、慰謝料の支払いが命じられているというなら債権かもしれませんが、現段階では「被害を受けたと自称しているだけ」に過ぎず、はっきり言って「空気」です。それに、立花孝志代表にはかつて自社株を売ったにもかかわらず、いつまで経っても株主名簿に名前を載せず、「借金として扱っている」と豪語する始末です。こちらは週刊文春に「詐欺の疑いがある」と指摘されていますが、株主たちに配当を支払った実績はないのです。実は、立花孝志代表には何一つ実績がありません。各地に地方議員を生み出し、自身が国会議員になったことを実績とするならば、それは間違えています。そもそも議員になったのは「NHK問題に取り組む」という公約があったからであり、実績というのは公約を達成してこそ実績と言うのです。議員を生み出したのはプロセスに過ぎず、この裁判で言うなら、ただ被害者が集まって裁判を実行したに過ぎません。そしてこの裁判、マツコ・デラックスさんは僕と同じようにスラップ裁判だとして反訴する可能性が十分あり、実績ということで言えば、立花孝志代表には世にも珍しい「スラップ裁判に関与していた」と認められたという実績があります。ということは、マツコ・デラックスさんもスラップ裁判として認められる可能性が非常に高い状態になっているため、こんなメリットが何もなく、デメリットしかないものに参加するN国信者は、よっぽど頭が沸いているとしか言いようがありません。N国信者は頭が悪いので「私怨で叩いている人だ」と思っているかもしれませんが、少しでもまともな知性が残っている人たちにボランティアで救いの手を差し伸べているに過ぎません。救いようのないディープなN国信者だけが、立花孝志尊師と一緒に心中すればいいのです。


■ 被選挙権を争う裁判は瞬殺される見込み

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宿泊していたとも思えない近隣のカプセルホテルを住所にして足立区議選に立候補し、あえなく「0票」で終わった立花孝志の恋人・加陽麻里布先生。墨田区に住みながら足立区の選挙に立候補したため、そもそも被選挙権がなかったのですが、「他の自治体に住んでいるからって被選挙権がないのはおかしい!」と言い出し、立花孝志代表と司法書士の加陽麻里布先生は裁判をしました。訴状を見た弁護士さんから「中学生が書いたみたいな訴状だ」と酷評され、加陽麻里布先生がブチギレるという事件もあったのですが、この裁判、二人の訴えが退けられるのはほぼ確実です。裁判所の前で偉そうに講釈を垂れていますが、地方自治は住民自治が基本です。住んでもいなければ地元に税金を納めているわけでもない、どこの馬の骨かもわからないような奴に街を牛耳られる筋合いはないからです。とても簡単な話ですが、いろんな場所に落下傘で立候補させているNHKから国民を守る党にとっては3ヶ月住まなければいけないハードルが厳しく、どうにか変えたいと思って訴えたのでしょうが、逆に最高裁判決で「住んでない奴は・・・ダメー!」と、トム・ブラウンぐらいのツッコミで否決されて終わりです。立花孝志代表は天才でも何でもありません。ただの変態です。


■ 11月10日・ドッキドキ選挙報告会

11月10日19時から新宿・歌舞伎町のROCK CAFE LOFT is your roomにて開催される「ドッキドキ選挙報告会」の特別配信パスワードを、11月8日までにnoteのサポート機能を使って500円以上ご支援いただいた方にもれなく差し上げます。サポートしていただいたお金は取材費やNHKから国民を守る党との裁判のために使われますので、ぜひご協力ください。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

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海老名市長選に挑戦するための供託金は100万円です。有効投票数の10分の1を取らなければ返ってきません。そして、今回の海老名市長選は供託金没収が見えています。「どうせ失敗して市の財政が破綻しても、隣の街に引っ越せばいい」と言ってしまうようなアホを市長にしたいと思う人は少数派だからです。さらに、三宅紀昭さんが当選するかどうかは「50:50」です。下手すると当選してしまうかもしれないのですが、こんな無責任な男を正義の味方だと信じている時点で「センスがない」です。議会で審議される議案の中には1票差で採決されたり否決されたりするものが存在します。センスのないアホの1票で、まっとうな判断をしてもらえないかもしれません。この海老名市長選と市議選こそが本当の意味での「桶狭間の戦い」であり、勝負どころだと思っています。しっかり本能寺で決着をつけましょう。

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