【選挙ウォッチャー】 二本松市議選2018・分析レポート。
僕は今週、皆さんのカンパによって新潟県知事選を追いかけさせていただいていますが、6月3日は福島県二本松市で市議選が行われましたので、これは追いかけないわけにはいかないと、さっそく取材してまいりました。僕は「選挙ウォッチャー」になる前、放射能問題に取り組んでおり、すべてを「風評被害」という言葉で何事もなかったようにするのは、あとで大きな問題になると危惧してきました。実際、小児甲状腺がんの多発が認められ、相変わらず一部の御用学者たちが「スクリーニング効果のためだ」と主張していますが、かなり無理のある主張であることは言うまでもありません。福島第一原発事故から7年が経ち、今なお放射線量の高い状態にある福島県二本松市。僕は立候補している市議たちが、この放射能問題にどのように取り組んでいるのかを知るために、福島県二本松市に乗り込みました。
定数22に対し、23人が立候補している二本松市議選。つまり、この中から落選するのは、たったの1名ということになります。田舎の選挙ではよくあることですが、定数に対して立候補する人が少ないため、ほとんど選挙として成立していません。この仕組みを利用して幸福実現党の議員が全国に18人誕生しているほどです。こんなことを繰り返していたら、田舎の街はどんどん衰退が進むばかりです。
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