【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#537)。
兵庫県知事選が終わり、「斎藤元彦ブーム」が一段落したことで、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志に、猛烈な逆風が吹き始めるというギャグのような展開になっています。
選挙期間中は、立花孝志自身が立候補していることもあって、「選挙の公平性」なるものを最大限に重視したことで、マスコミがだんまりになってしまいましたが、選挙が終われば関係ないということで、各社が名指しで立花孝志を批判するようになり、一時はN国信者化していたアホの皆さんが「立花さんって、そんなにヤバい人なんですか?」みたいになっています。
■ 改めて違法性が問われる立花孝志
さすがに選挙期間中は、立花孝志に「それって、公選法違反じゃね?」と言えなかったマスコミが、選挙が終わり、堂々と発言できるようになり、改めて、立花孝志の公選法違反疑惑を報じるようになりました。
反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志が、斎藤元彦を応援するために立候補したのは明らかで、立花孝志が街頭演説でうっかりそれを認めるシーンもありました。つまり、斎藤元彦は「1人で戦っていた」のではなく「立花孝志と2人で戦っていた」と言うべきで、斎藤元彦だけが2倍のリソースを使って選挙を戦っていたと言えます。
実際、斎藤元彦と立花孝志の街頭演説は「連動していた」というのは、僕もしっかり証拠を残しています。斎藤元彦の演説の後に立花孝志がやってきて、斎藤元彦の演説を聞いた人に「クロージングをする」という役目を担っており、姫路駅では斎藤元彦の街頭演説の前に前座を務め、「会場を盛り上げる」という役目を担っていました。
しかも、立花孝志の演説では、浜田聡、齊藤健一郎、丸山穂高が一緒になって演説をしており、それぞれが斎藤元彦を持ち上げる演説をしました。特に、齊藤健一郎は「なぜ稲村和美ではいけないのか」と述べ、「外国人参政権を進めようとしているからだ」とデマを撒き散らす始末。
斎藤元彦は、自分の政策などを語ることに終始し、ライバル候補の稲村和美さんや応援する県議や市長をディスるのは、立花孝志の役目となっていたわけです。こうすることで、まるで斎藤元彦が「人の悪口を言わない聖人君子」のような扱いになり、一方の立花孝志は「真実を語る人」として、デマをばら撒き放題にばら撒いていたというわけです。
ただ、公選法と照らし合わせて考えても、「特定の候補を応援するための立候補」などというものが認めらるはずもなく、これがOKだとしてまかり通るなら、特定の候補を応援する人を「自分に投票しないでください」などと言いながら10人ぐらい立候補すれば、選挙カーを10台使い、あちこちで10人分の街頭演説を繰り返し、選挙を優位に進めることができるようになってしまいます。それこそお金を持っている陣営が悪用しかねません。ですから、当然、立花孝志は「公選法違反」が疑われるわけですが、どいつもこいつも「極限のアホ」である立花孝志を恐れるあまり、「法の抜け穴を突いているのではないか」と心配になり、本来、問われるべき罪さえ「本当に問えるかどうかがわからない」と自信をなくしているのです。要するに、選挙管理委員会なり警察なりが、ちゃんと仕事をすれば、こんなものはすぐに解決している問題だということになります。
■ 威力業務妨害や偽計業務妨害の話
今、尊師・立花孝志が最も恐れているのは、奥谷謙一さんです。
もう既にやっちまったことであり、証拠もバッチリと残っているのですから、今さらガタガタ言ってもしょうがないのですが、奥谷謙一さんの自宅前でやった街頭演説が、完全に「威力業務妨害」や「脅迫」に問われる可能性が出てきていて、立花孝志がずっとドキドキしています。
この不安を解消するために、奥谷謙一さんのことをディスり倒しているのですが、奥谷謙一さんのことをどれだけディスったところで、立花孝志の罪が軽くなるわけではなく、ブタ箱スーパーリーチは継続中です。ビッカビカに光っているので、ワクワクが止まりません。
以前にも指摘した通り、奥谷謙一さんの自宅前街宣は、立花孝志が「出てこい!」と言いながら、しっかりとインターホンを押していること。さらには、「あまり脅しても自死されたら困るので、これくらいにしておく」とゲロってしまっていることで、威力業務妨害や脅迫に問われる可能性が浮上しています。自分で「脅している」とゲロってしまうところが、とっても立花孝志です。
これだけを見ても、立花孝志が「極限のアホ」であり、「法の抜け穴を考える天才」ではなく、むしろ、「自分から犯罪を成立させる無能」であることが分かると思います。
そして、今回の選挙では、アホの尊師・立花孝志に感化されたN国信者などが、デマを撒き散らし放題に撒き散らしたため、一般人が偽計業務妨害や名誉毀損などの罪に問われる可能性が出てきています。
まず、稲村和美さんはTwitterが2回にわたって凍結したことについて、虚偽の通報をした人物がいるため、開示請求を実施し、偽計業務妨害で刑事告訴することを検討しているといいます。どこでTwitterを凍結させるための工作が行われていたのかは不明ですが、相手候補の発信を奪うために虚偽の通報を繰り返したということであれば、普通に刑事事件になってしまうことでしょう。
さらに、兵庫県議の丸尾牧さんも「おねだりを捏造した」などのデマが拡散されたことで、開示請求や名誉毀損で刑事告訴することも検討しているとしています。
立花孝志が逮捕されてブタ箱に入るのは大歓迎ですが、いよいよ立花孝志らが発信していたデマを信じた人たちまでもが、刑事や民事で訴えられてしまうかもしれません。これは、のっぴきならないことになっています。物の善悪の判断がつかないから訴えられてしまうとはいえ、これまで立花孝志に協力してきた人たちが、ことごとく前科者になっているということも皆さんに知っていただきたい事実です。
きょうび、テレビや新聞が嘘をついていて、YouTubeに真実があるのだと寝言を言い、よりによって立花孝志や高橋洋一の話を信じてしまうから、こんなことになるのです。特に、これまで立花孝志は何度も名誉毀損で敗訴している人間です。少なくとも民事で不法行為が認められてしまっている人間なので、そんな奴の話を信じる時点で、どうかしているのです。
■ 斎藤元彦の戦略的広報が大やらかし
兵庫県知事選は11月17日に投票が行われ、その日のうちに斎藤元彦の当選が確実となり、翌18日には「斎藤元彦再選」のニュースが日本全国を駆け回り、兵庫県以外にお住まいの方々の大半が「おい、マジかよ!」となりました。
立花孝志のデマを信じ、「立花さん、真実を伝えてくれてありがとう」になっていたのは兵庫県ぐらいで、その他の都道府県にお住まいの方々は冷静に見ていたので、知性の限界を迎えているネトウヨや石丸信者はともかくとして、多くの方々は冷ややかに結果を見ていました。
そして、時間が経てば時間が経つほど、「立花孝志って、パブリックエネミーじゃね?」ということになってきて、今、ネット上のコメントを見ても立花孝志をネガティブに語る方が圧倒的に多くなっていて、N国信者どもが湧いてくる回数も少なくなっています。選挙期間中は追い風だった立花孝志が、選挙の終わりとともに、思いっきり逆風になっています。
なので、立花孝志としては「この話はまだ終わっていない!」をアピールしなければならないため、今は「南あわじ市長選」に立候補する話を一生懸命しています。兵庫県知事選の熱を冷まさないために、必死こいているという感じです。
ちなみに、南あわじ市長選は、現職が3期目を目指して立候補してくる以外に主だった候補者がなく、立花孝志との一騎打ちが予想されますが、立花孝志が当選する可能性は極めて低いと思います。その理由は、今度の選挙では立花孝志自身が「自分に投票してほしい」と訴えて回らなければならない選挙となり、ここから2ヶ月の間に、立花孝志がポジティブに報じられる材料はほとんどなく、ブタ箱スーパーリーチ状態であることからして、来年の1月下旬頃には、すっかり「口を開けば嘘と臭い息しか出てこない前科者のオジサン」であることがバレてしまうからです。11月27日には、N国党が「反社会的カルト集団」と呼ぶにふさわしいかどうかを問う裁判の判決もあります。
そんな中、「斎藤元彦を当選させたのは、私なの!」という戦略的広報を自称する社長ウーマンが出てきて、その戦略の手の内を自慢げに語り始めたついでに、絶対に語ってはいけないことまで語ってしまうという面白展開を迎えています。なんでも、その社長ウーマンは「SNSを運用して、想いをプラットフォーム化し、ムーブメントを起こしたのは私です!」を全力でアピールしていたのですが、どこからどう見ても業務で請け負っていて、尊師以上にゲロりまくっていて、どえらいことになっています。
しかも、ここで語られていた選挙戦略は、算数で言うところの「九九」ぐらいの話で、明かされたところで何か新しい発見があったわけでもなく、そんなにドヤるほどの話ではないのですが、ドヤりたい気持ちが前に出過ぎてしまい、改めて、ガチモンの公職選挙法違反に問われる可能性が出てまいりました。しかも、斎藤元彦まで危うくなっています。
選挙戦略で立花孝志が出てきてしまうぐらいに何でもアリの斎藤元彦陣営なので、イメージワークを社長ウーマンの会社にお願いすることになったのですが、日頃から斎藤元彦関連の業務を請け負っていた縁があってのことだと思いますが、社長ウーマンの会社が兵庫県内にあるにもかかわらず、選挙の手伝いを業務としてお願いしている案件です。
兵庫県知事選は終わりましたが、斎藤元彦の界隈はまだまだ炎上する予感がプンプンしていて、目が離せません。尊師も尊師ですが、社長ウーマンも社長ウーマンで、斎藤元彦も斎藤元彦です。アホのN国信者どもは「どうしても下ろすつもりなのか!」と言ってしまうかもしれませんが、単純に能力が低いだけだということはツッコんでおかなければなりません。アホにお願いをすると、こうなってしまうのです。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
これまでまったく金にならなかった尊師・立花孝志が、いよいよお金になるかもしれないところに来ています。というのも、兵庫県知事選で、全国のアホの脳味噌をアハつかせてからというもの、YouTubeの再生回数が2019年の参院選以来となる大ヒットとなっているからです。奥谷謙一さんを訴えるとホワイトボードの前で解説した動画は70万回以上の再生数となっており、動画の再生数が軒並み数十万回オーダーとなっています。選挙期間中の再生回数が約1500万回だったというので、もし広告収入を剥奪されていなかったら、今頃、めっちゃ儲かっていたはずです。
しかし、こうして立花孝志が話題になればなるほど、N国信者になってしまう極限のアホが量産される一方で、「世の中、めっちゃヤバいことになっているのでは?」と思う人もたくさん生まれるため、僕の本がめちゃくちゃ売れています。なにしろ、立花孝志がやってきたことをこれだけ最前線で追いかけてきた人間が、世界に僕しかいないもので、これまで山盛りになっていたウンコの塊が、すべて「黄金」に変わるかもしれないタイミングがやってきてしまいました。
本当は、斎藤元彦と立花孝志が連座制で公選法違反になるのが一番おいしいのですが、どうやら社長ウーマンの登場により、斎藤元彦は斎藤元彦、立花孝志は立花孝志で問われるという、僕としては、あんまりおいしくない展開になりそうな予感がしていますが、立花孝志のことですから、最後に盛大な打上花火の1つも上げてくれることでしょう。ついに僕の時代がやってくるかもしれません。ということで、今日は久しぶりに酒を飲みたい気分でございます!