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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#539)。

 連日、N国党関連のアホアホニュースばっかりお届けしており、本業である「選挙レポート」がお届けできなくなっておりますが、いっそ今月は腹を括って、なるべくN国関連の記事をお届けし、一人でも多くの方に「NHKから国民を守る党」が、「反社会的カルト集団」だということを知っていただきたいと思っています。
 本日は、かなりマニアックな内容となっていますが、N国関連の最新情報をまとめています。兵庫県知事選からウォッチングし始めた人たちにとっては、知らない固有名詞がたくさん出てくるかもしれませんが、そんなに複雑ではないので、そのうち分かると思います。




■ サーファーTAKASHIが敗訴した件

 11月22日には、尊師・立花孝志からサーファーTAKASHIさんが名誉毀損で訴えられた裁判があり、なんと、サーファーTAKASHIさんが40万円の支払いを命じられる判決が下されました。
 この裁判は、青汁王子の自宅の前で、当時、黒川敦彦が「立花孝志がヤクザから借金をしていた」と発言したことが名誉毀損にあたり、この名誉毀損発言を中継していたことが名誉毀損にあたるとして訴えられたものです。サーファーTAKASHIさんは、黒川敦彦がどのような発言をするのかを知る由もないので、本来、この裁判で負けることはあり得ませんが、負けてしまったことには理由があります。
 今回の裁判は、とても運が悪いことに、かつてサーファーTAKASHIさんに名誉毀損で支払いを命じる判決を下したことがある裁判官でした。前回も名誉毀損で訴えられた際、この裁判官によって「敗訴」となりましたので、もしここでサーファーTAKASHIさんが勝つようなことになれば、「その前の裁判で敗訴したのは何だったんだ?」ということになってしまい、整合性が取れなくなるため、もともと不利だったと言えます。前回の判決が不当だったということで別の裁判官にしてもらうこともできたと思いますが、そのまま続行して再びの敗訴に至っています。
 サーファーTAKASHIさんの弁護士さんが、ものすごくホゲホゲしていることも敗因です。今回はYouTubeの投稿をめぐる裁判でしたが、裁判で「自分はYouTubeのことを全然わからないので、反論ができない!」とキッパリと言い切ってしまうぐらいのホゲホゲぶりです。十分な反論をできず、「立花さんは政治家なのに、なぜこれぐらいのことをスルーしないんですか?」と言ってしまうような人で、毎回、裁判が終わった後に傍聴に来たサーファー軍団(サーファーTAKASHIさんの支持者)たちと「説法部屋」と題し、弁護士の先生のありがたい説法を聴くのが恒例行事となっていましたが、ぶっちゃけた話、タメになる話は一つもありませんでした。どんなに講釈を垂れたところで、裁判で負けているのでは意味がありません。
 さらに、サーファーTAKASHIさんは、法廷で大声を出したり、裁判官に求められていない意見を言ったり、ずいぶんと心証の悪いことを繰り返していたので、30万円でも相場より少し高いぐらいなのに、さらに10万円が上乗せされたイメージです。それでも、明らかに不当だと思われるサーファーTAKASHIさんの母が完全な無罪だったので、そこまで不当すぎる判決だとも言えません。妥当と言えば妥当の範疇だと思います。
 なお、N国信者で浜田聡の熱烈なファンである「せふぇむ」というオバサンが、僕がサーファーTAKASHIさんの傍聴に行かなかったことをやたらと強調し、「情報が回っていなかった」と触れ回っているようですが、サーファーTAKASHIさんの裁判の情報はいただいていましたが、サーファーTAKASHIさんの判決を傍聴したところで、立花孝志がブタ箱に入ることはありませんので、立花孝志が1ミリでもブタ箱に近づく方を優先した結果、傍聴に行かなかっただけだということを書いておかなければなりません。どうせサーファーTAKASHIさんの裁判は、本人がYouTubeで語ってくれると思うので、そこまで一生懸命行くほどではありません。


■ 発覚部屋と吉田に開示請求が通った

 これは非常に大きなニュースです。
 兵庫県知事選を機に、僕のマガジンを読んでくださるようになった方も多いので、「発覚部屋」とか「吉田」とか言われても、何のことだか分からないかもしれませんので、改めて解説しましょう。

大津綾香党首を誹謗中傷するYouTubeチャンネルでメシを食っている「発覚部屋」

 これまで「みんなでつくる党」の大津綾香党首の名誉毀損や誹謗中傷を繰り返すYouTubeチャンネルで生計を立ててきた「発覚部屋」を名乗る男に対する開示請求が通り、Googleが対応しました。開示請求が通ったということは、少なからず大津綾香党首から訴えられることは、ほぼ確定したと言えるのではないかと思います。

 この「発覚部屋」を名乗る男が、どれだけ酷い名誉毀損を繰り返してきたのかは、2ヶ月にわたって、一定期間に公開された動画をすべてアナログでチェックするという手法を取り、アウトな部分はすべて抜き出しました。
 通常、名誉毀損の相場は数十万円程度ですが、「発覚部屋」は数百万円オーダーになる可能性があり、まずは民事裁判から進められますが、将来的には刑事でも問うことが視野に入っていると思います。

大津綾香党首のみならず、その支持者に対する攻撃もしていた「吉田」を名乗る男

 そして、「吉田」を名乗る男は、今回の兵庫県知事選で、お亡くなりになった県民局長の件に「死んでもよくないですか?」と発言していたヤバい奴ですが、この男もまた大津綾香党首に対し、酷い名誉毀損を繰り返し、大津綾香党首を支持する一般人まで攻撃し、一般人の個人情報を晒そうとするなど、非常に問題のある行動を繰り返していました。
 この2人は、いずれも「大津綾香党首との代表権争い」からの新参N国信者ですが、いつから信者になろうと、基本的にN国信者になるようなバカは物の善悪の判断がつかないため、大津綾香党首に対する名誉毀損を繰り返したあげく、とうとう開示されました。
 唯一、問題があるとするなら、「発覚部屋」を名乗る男も「吉田」を名乗る男も、およそ収入が安定しているようには思えず、場合によっては数百万円にのぼる損害賠償金を支払う能力がないのではないかと思われます。「吉田」を名乗る男は、梅田駅前の街宣に来るのに、11月でサンダル履きでした。さては靴さえ持っていないのではないかと思うほど。「発覚部屋」も荷物をビニール袋に入れて持ち歩いており、今回の兵庫県知事選でボーナス的に収入があったとはいえ、それでも数百万円を支払う能力があるようには思えないという悲しいオジサンたちです。
 しかし、賠償金を取るというより、発信を止めることの方が重要だと思いますので、裁判に進む日が来るのが楽しみです。なお、ここまで来てしまったからには正式に開示されるのは時間の問題であり、訴状が届くことは間違いないでしょう。もちろん、裁判は傍聴に行きます!


■ 無双状態を気取るバカ尊師

 兵庫県知事選で斎藤元彦を当選させ、世間から一目置かれていると思い込んでいるアホの尊師・立花孝志は、無双状態となり、あちこちに凸を宣言しています。

斎藤元彦に対して苦言を呈していた落語家の立川雲水さん(引用元リンク

 この選挙期間中に、立花孝志の批判をした元MBSアナウンサーの子守康範さんのスタジオに凸をして、さらにはアホのN国信者にまで凸をさせて喜んでいた立花孝志。とにかく自分を批判してくる芸能人に対しては、とことん噛みつき、批判をさせないようにしようとしています。
 なので、このツイートがバズったことを受け、立川雲水さんが自分の独演会の宣伝をすると、アホの尊師・立花孝志がこのようなツイートをしていました。

立花孝志が立川雲水さんの独演会に凸をすることを宣言していた(引用元リンク

 落語家が政治を腐すのは、当たり前です。むしろ、落語家の皆さんはその伝統芸能を後世に伝える上で、戦時中の「国策落語」を反省し、「笑点」でも世相を斬って笑いに変えるシーンは定番で、非常に高い確率で座布団がもらえます。
 そんな落語家に対して、政治家が「おまえ、最低だな!」と言い、元県民局長をさんざん性犯罪者扱いしてきたバカタレが、「立花孝志が直接行っておまえの落語を聞いてやるよ!」だそうです。
 ほな、ちゃんと3000円の木戸銭を払って、客席の端っこでお行儀良く落語を見て帰れっていう話でしかありませんが、立花孝志のような極限のアホが落語を聞いたところで、「オジサンが和服を着て正座しながら何か喋ってる」としか感じないことでしょう
 そもそも立花孝志が落語を聞きに来ること自体は、「来れば?」というだけです。「俺が行く」と言えば、ヤクザのように「やめてください!」になると思っているのかもしれませんが、単なる「迷惑系YouTuberの襲来」でしかありませんので、迷惑なバカは「出禁」です。

「調子に乗っているから」という理由で裁判をするアホの尊師・立花孝志(引用元リンク

 このツイートに、尊師・立花孝志の「スラップ癖」が凝縮されていると言ってもいいのではないでしょうか。
 立花孝志が松本夏季を訴えるとホザいているのは、松本夏季が「みんなでつくる党」に入党していた時代があるからです。しかし、松本夏季はとっくに離党状態にあり、今回の笛吹市議選も大橋昌信が応援に入っていたことはありましたが、衆院選とスケジュールが重なっていたため、「みんなでつくる党」はほぼタッチできていません。
 だいたい「市議会議員になって調子に乗っているから」という理由で裁判を起こすというのは、モンスタークレーマー級のイチャモンです。松本夏季がN国党を腐すような発言をしてバズっていたわけでもなく、「みんなでつくる党」に関係した人間には、片っ端から裁判攻撃を仕掛けて行こうとしているに過ぎません。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 これはある意味、仕方がないことではありますが、皆さん、立花孝志を相手にすることには腰が引けます。批判しようものなら、YouTubeの動画を回しながら凸をしてくるし、無駄な裁判を仕掛け、印象操作をして、アホのN国信者たちに犬笛を吹かれ、アホのN国信者たちがネットリンチを喰らうことがわかっているので、相手にするだけ「損」でしかないからです。
 だから、立花孝志は「俺が凸をすれば、相手はビビる」と思い込んでいるし、アホのN国信者どもも「立花さんが凸するぞ、オラ!」になってしまうのです。
 マスコミに対しても、少しでも悪者になりそうになれば、取材してきた記者の氏名や電話番号などを晒し、業務が成り立たないようにします。残念ながら、今のマスコミは「ここまでやられるのであれば、取材するのをやめよう」となってしまうので、立花孝志を批判しません。それどころか、文藝春秋や「リハック」のように、YouTubeのアクセス稼ぎのために、立花孝志にインタビューをするというテイで番組に出演させ、立花孝志の言い分をストレートに垂れ流します。しかも、インタビュアーとなった石戸諭先生は、これで立花孝志を取材した気になり、まるで「N国党の第一人者」であるかのような振る舞いをするのです。「つばさの党」の時がそうでした。
 こうした「立花孝志の嫌がらせ」に屈した結果が、現在の混迷した世の中を作り出しているので、今こそメディアが立ち上がり、堂々と批判をするべきなのですが、浜田聡に至っては国会議員でありながら、一企業である神戸新聞の不買運動などを展開し、面倒臭いことになってしまうので、誰も文句を言えなくなっています。
 しかし、本来はまったく恐れるほどではありません。さまざまな嫌がらせは面倒臭いことは面倒臭いですが、我々の仕事は、立花孝志のような迷惑系
YouTuberが政治に入り込み、政治や選挙を荒らすことを「批判すること」です。けっして「宣伝すること」ではありません。一応、立花孝志の言い分をまずはストレートに聞いてみるというスタンスなのだというテイでYouTubeを回しているのだと思いますが、これが新しいN国信者を増やすことにつながり、ちっともジャーナリズムではないということは肝に銘じるべきです。

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