見出し画像

【選挙ウォッチャー】 上尾市議選2019・分析レポート。

埼玉県上尾市がとても闇の深い街だということは、僕が選挙ウォッチャーになり始めたばかりの時、2017年の上尾市長選上尾市議補選のレポートでお届けしておりますが、今年は11月24日告示、12月1日投開票という日程で上尾市議選が行われました。今年は定数30に対して41人が立候補する大激戦となり、その中には「NHKから国民を守る党」の姿もありました。さまざまな不正が横行し、その不正を止めるために善良な議員たちが奔走する中、ポンコツや反知性派カルト集団の議員たちの侵食を許すかもしれない現実。やはり上尾市議選はチェックしないわけにいきません。

画像1

この上尾市議選における一番の注目ポイントは、やはり「NHKから国民を守る党」の佐藤恵理子さんが当選するかどうかです。今年7月に行われた参院選では、埼玉県選挙区から立候補し、8万0741票を獲得しました。自民、立憲、公明、共産、国民、維新などが揃う中で得票率2.9%は大善戦だと言ってもいいと思います。安楽死制度を考える会は0.8%、幸福実現党は0.7%しか取れていないことを見ても「NHKから国民を守る党」がどれだけ取れているのかは一目瞭然です。連日、立花孝志代表が暴れていることもあり、N国党の支持率が急降下しているため、当時の人気が維持できているとは言い難いところがあるのですが、それでも若い女性が佐藤恵理子さんしか立候補していないので、かなり票を取りそうな予感はありました。結果は皆さんご存知だと思いますが、佐藤恵理子さんは当選しました。まだまだ世の中にはNHKから国民を守る党を支持してしまう脳味噌アハアハな人たちがたくさんいるということです。


■ これでN国党のキャバクラ作戦は加速する

画像2

現在、立花孝志代表は衆院選で票を取るための作戦を練っているところで、NHKから国民を守る党は美男美女を擁立するビジュアル重視の戦略を計画しています。なので、一応はデジタル写真集を出すぐらいにビジュアルの良いとされるタレントの佐藤恵理子さん(33)の勝敗が、立花孝志代表の戦略を決定づけると言っても過言ではありません。僕も2年以上にわたって日本全国の選挙を見てきましたが、確かにビジュアルの良い候補の方が票を取りやすいということはあります。しかし、ビジュアルで取れる票の上積みより、約4億5000万円の借金をした直後にキャバクラで2000万円使ってしまったり、女性に援助交際を匂わせる形でキモいメンションを送ったり、そういう素行の悪さによるマイナスの票が大きいことを考えると、はっきり言って、立花孝志代表が練る戦略にほとんど意味はありません。

画像3

だから、結論から言うと、立花孝志代表が繰り広げる美男美女ばかりを擁立する「キャバクラ作戦」はまったく怖くないし、票の積み増しについては心配する必要がありません。この「キャバクラ作戦」に一部のアホが「人の心理を巧みについた天才的発想だ!アハッ!」ってなってしまうかもしれませんが、それ以上にコツコツとファクトチェックを進め、地方議員でも当選できない環境を整えていくのみです。立花孝志代表は5年以上にわたって自身のイメージを作り上げ、庶民のために既得権益をぶっ壊す正義のヒーローを演じてきました。このイメージはなかなか強固なものがあり、ぶっ壊すのは容易なことではありません。一度でも好きになってしまうと、多少のことは大目に見てしまい、N国信者たちはアンチのマナーやモラルに対しては文句を言うのに、立花孝志代表がやっている社会秩序の破壊については何も言わなくなってしまうのです。こうした洗脳を解くのには時間がかかり、人によって脱洗脳のキッカケが違います。だから、コツコツと真実を検証していくしかないのですが、直近では来年1月に茨城県取手市や守谷市などに候補者を擁立する予定だというので、地元の人たちにその素性を知ってもらえるようにコツコツと情報をまとめていきましょう。


ここから先は

16,390字 / 43画像

¥ 610

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。